情熱大陸にある日本人宇宙飛行士がでていた。「いつか地球が滅びるから,そのために宇宙ステーションで,地球外で暮らせるようなシステムを構築していくうんぬん,,,」という話があったが,どうなんだろうなあと思った。仮に地球という惑星が滅びるとして,どれだけの人間が宇宙にいけるのか。ふと「Gattaga」という映画を思い出した。
「バイオスフィア2」という計画があった。これは100年継続するプロジェクトであったそうだ。しかし2年で頓挫。バイオスフィア建設の目的も,人類が宇宙に移住する場合に,宇宙ステーションと同様に,閉鎖された生態系で生活が可能かどうか研究することであった。宇宙へ出ていかなくても,閉鎖的な,宇宙に近い環境は構築することは可能だ。宇宙へ行く理由は「単純に行きたいから」で良いのではないだろうか。宇宙空間で暮らしていけるような閉鎖系の構築は,地球上でさえうまく機能しなかった。それは宇宙飛行士なら当然知っていたであろう。
ということで,「いつか感染症で人類が滅びるかも知れないから,そのために私も研究しているのです」。まあそれもあるけど,純粋に病原菌の病原性発揮のメカニズムを解読して,それをワクチンに応用することが,私のミッションだと思っています。遠い将来ではなくて,自分が生きている間に納得できる成果を上げたいと思います。あ,定年とかあるので,あと十数年でミッションをコンプリートする必要があります!