新年度を迎えるにあたり,ラボで何をやって,何をやらないか,優先事項は何か?ということを再確認しておりました。中長期的な優先事項は決まったので,私のほうからスタッフ・学生さんに,言う事はあまりありません。あとはミーティグでぐだぐだかき回して,会話数をなるべく多くするようにして,詰めるべきところのポイントで,「ポン」とアイディアがでるようにしています。私の役目は,そういった雰囲気作りでしょうか。
特に我がラボは,スタッフ・学生数が少ないので,皆がたくさん発言しないと,とうていアイディアの数は限られてしまいます。だから,じっくり考えぬいた発言ではなく,何か宇宙のかけらみたいなもので良いのです。指向性のない会話のなかにも,もしかしたら誰かが拾うかも知れないし,リラックスしたなかで,誰かが「ポン」と閃けば良いのです。みんなでボールを回していけばいいのです。
はたから見れば,「こいつら馬鹿だ」と思われるようなミーティングが理想です。
「ポン」と閃いたときには,ぱっと顔が輝きますから,そういう体験を皆がして最終的には全員がスーパーサイヤ人になれば良いのです。万人の万人によるスーパーサイヤ人。そんな感じです。とにかく研究はもっともっと,ゾクッとするべきものなのです。新たしい発見の最先端にいつでも研究者は立っているのですから。。。何処かに通じている道を僕は歩いているのじゃないと,高村光太郎も言っています(たしか道程)。また,未だ知らざる土をふみ,淋しくもすすむなりとも,言っています。道の先端にいるのは孤独です。でも,皆で先端にいけば怖くはない。そのようなミーティングを目指していきたいです。
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木曜日,久々にジムに行きました。ケトルベルでコンディショニングした後に,心拍数が150以上になるようにキープしながら,自転車を20分ぐらいこいでひと汗流した後,プロ練習を見学していました。プロ錬が終わりそうな頃に,Kさんとスパーリング。ぼこぼこにされました。それからプロで活躍している堀友彦さんに各種技のご指導を頂きました。最後は,新ジム生と5本ぐらいスパーリング。いつもはやられる一方なので,新人さんとスパーリングして「俺,強くなった」という雰囲気のなかで終わりたかったのですが,高校生にサイドをとられ,そこからV1アームロック。何とかエスケープしたかったのですが見事に1本取られました。この子は体を柔らかく使うので,将来,大化けすると思います。フックしても柔らかく抜いてくるので,当たりが弱いと思っていると,いつの間にかサイドをとってきます。ついこの間までは,楽勝でコントロールできていたのですが,技の吸収が早いです。皆,ゆっくり強くなっていけば良いと思います。あ,私の場合は,もっともっとはやく強くなります。