2017-12-05

O157 腸管出血性大腸菌による食中毒事件:アップデート

2017年9月15日付けのブログで腸管出血性大腸菌について取り上げましたが,2017年11月20日付で厚労省より, 「腸管出血性大腸菌感染症・食中毒事例の調査結果取りまとめについて」がリリースされました(クリックするとPDFのダウンロードがはじまります)。


2017-09-22

iOS11について: コントロールセンターをカスタマイズする

 iPhone では画面の下端を上にスワイプすることで,コントロールセンターが起動します。今回の iOS11のアップデートで,このコントロールセンターがカスタマイズ可能となりました。また,デザインも大きく変わりました。

カスタマイズの一例。「低電力モード」のボタンを追加

2017-09-21

研究者の憂鬱 ー Erratum と Corrigendum の違い ー

 今回,「Microbiology and Immunology誌」に,我々の論文「Bordetella effector BopN is translocated into host cells via its N-terminal residues」(リンク)がめでたく掲載されました。

 しかし論文を読んでみて,なんか違うな〜〜と感じました。よくよく読んでみると,自分の書いた文章と違う箇所があり,また,至るところに誤字脱字が散見されました。

2017-09-15

腸管出血性大腸菌 O157 について

 今回は腸管出血性大腸菌 O157 について,詳しく解説したいと思います。

【O157とは?】
 わが国では O157 (オー157) という呼び名がすっかり定着してしまったが,正しくは腸管出血性大腸菌 (enterohemorrhagic Escherichia coli : EHEC) O157 である。O157 は血清型とよばれるもので,言わば大腸菌の通し番号に相当する。

 腸管出血性大腸菌 (EHEC) は,ベロ毒素を産生する大腸菌であり,本毒素の有無は感染症法における確定診断の目安になっている。ベロ毒素は本菌の主要な病原因子として機能している。

2017-09-11

研究者の憂鬱 

 これまで論文の書き方について,述べてきました。そして,自分なりの文体を確立することが重要であると述べてきました。

 しかし,自分なりの文体を確立することで,憂鬱なことも起こり得ます。

2017-09-08

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (最終回) –リバイズ編–

 さてさて「初めて英語論文を書く,,,」は,いよいよ最終回です。

 ブラジリアン柔術と共通するのですが,研究においてもオフェンス技術を向上させることは比較的簡単です。難しいのはディフェンス技術を向上させることです。相手がどんな技でこちらをパスしてくるのかは試合にならないとわからないので,ディフェンス力を上げていくためには,様々なアタックに対応できるスキルを学ぶ必要があります。

 閑話休題。論文は自分たちのアピールしたいところをテンコ盛りで投稿します。いわば競合グループに対するオフェンスです。

2017-09-07

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その10) –論文投稿編–

 今回は,論文投稿の際に必要なカバーレターの書き方について解説したいと思います。 

 このカバーレターを編集者が読むことで,投稿されてきた論文が自分たちの雑誌にとって利益になるのか,値踏みするのです。ここでは,PLOS ONE の編集者にあてたカバーレターを例にあげて解説したいと思います。

2017-09-06

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その9) –LSD編–

 このブログは山岳系のギアが中心ですが,「初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス」シリーズも,たくさんの方々に訪れて頂いております。ありがとうございます。

 前回,区切りをつけたつもりでしたが,このブログだけで「何とか論文だせる」ぐらいに完成度を上げていこうと思いました。山岳ギアの解説に戻るのは,もう少しあとにしたいと思います(笑)

2017-09-01

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その8) –アブストラクト編–

 さてさて,脱線しつつもなんとか「アブストラクト編」までたどり着きました。お付き合い頂きまして,本当にありがとうございます。

 論文の全体像が仕上がってきたら,いよいよ「アブストラクト」を書いてみましょう。「アブストラクト」は雑誌ごとに単語数・文字数が決まっており,また,1段落でコンパクトにまとめなければなりません。

2017-08-30

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その7) –どこから書いていくのか–

 僕がはじめて論文を書いたときは,論文の記載順に「タイトル」「アブストラクト」と書き上げていきました。当然,論文の全体像も見えないので「アブストラクト」の構成は滅茶苦茶でした(笑)

 今なら「アブストラクト」は,論文が出来上がり,全体像がガッツリ把握できたところで書くようにしております。論文作成の参考書見れば,言われなくても解りますよね。当時の僕は何を考えていたのでしょうね。。。たぶん,何も考えてなかったのだと思います(笑)



初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その6) ディスカッション編

前回に引き続き「ディスカッション」の書き方について,具体例を見ながら解説したいと思います。今回も我々のラボの論文を元に解説していきたいと思います。

2017-08-28

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その5) ディスカッション編

 論文の査読をしていて,英語が書ける書けない以前の問題で頭を抱えることが多いです。特に「論文作法」にしたがって書かれていないものは,査読していてつらいです。

 論文を書き上げていく段階で一番難しいのは,おそらく「ディスカッション」部分だと思います。次に「アブストラクト」かもしれません。今回は論文構成のなかでも鬼門である「ディスカッション」について,解説していきたいと思います。

2017-08-26

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その4) イントロ編

 当ブログを訪れて頂きまして,ありがとうございます☆

 前回に引き続いて「イントロの書き方」について具体例を提示しながら説明していきたいと思います。

 ここでは,我々のラボで出した「The Type III Secreted Protein BspR Regulates the Virulence Genes in Bordetella bronchiseptica」
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0038925
を例に取り上げて,解説したいと思います。


2017-08-23

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その3) イントロ編

これまで 2 回に分けて,「Results」部分の書き方を解説してきました。今回はイントロの書き方について,解説していきたいと思います。

我々のラボでは,ボルデテラのエフェクターの研究を行っています。

しかし,多くの人々は何のことを言っているのか,さっぱりわかりませんよね。

このさっぱりわからないところを誰にでも理解できるよう解説するのが「イントロ」の役目です。

2017-08-17

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス (その2)

前回は英語論文の書き方について解説しましたが,「具体例がないと,分かりにくいかも?」と思いました。

 そこで我々が出した論文を例として,「Results」の書き方について,図をもとに解説したいと思います。

2017-08-16

初めて英語論文を書く若手研究者へのアドバイス

僕がはじめて英語論文を書いたのは,たしか修士2年だったと思う。

 その頃はコンピューターが普及する以前の時代で,タイプライターが主流を占めていた。ラボにあったタイプライターが IBM の新型に変わり,皆が歓喜した。なぜならそのマシンには,打った文章が1行ぐらい表示される液晶がついており,スペルミスがないのを確認してからバタバタと打ち出せたからである。これによって,修正用の白リボンの消費量が極端に少なくなったのを覚えている。

2017-08-15

山の台所関係をチタン製にして,マトリョーシカ的にまとめてみた

前回の山行でもチタンアルコールストーブが大活躍でした。ストーブは,3000 m に近い大天井岳のテン場でも安定して動作します。食事のメインがレトルトなら,アルコールストーブという選択もアリだと思います。

大雨なのでテント内で食事。十分な換気が必要です。

2017-08-14

トラヤスポーツで LOWA タホー プロ GTX WXL を購入してみた

 先週の北アルプスは先々週の飯豊連峰と同様に,またしても台風5号にやられ,槍ヶ岳には登ることができませんでした。

雨のなか上高地に撤退

2017-08-11

グレゴリー・パラゴン 68 とミレーのヘルメットホルダーは,相性がいい

最近は,グレゴリーのパラゴン 68 を愛用しております。少し大きめですが,山行帰りはパラゴンのなかに登山靴を入れて,サンダル履きで行動することが多いです。
あと,パラゴン 68 にはデイパックと給水リザーバー用スリーブを兼ねたパックが付属しているので,ここに土産物などを入れて帰ることもできます。

パラゴン 68 とミレーのヘルメットホルダー。ヘルメットはグリベルのステルスです。

2017-08-04

Grivel (グリベル) のステルスをオススメする3つの理由

Grivel のステルス(手前)と El Cap

ブログの更新が遅れました。先週末は山形県小国駅から飯豊山に移動して,石転び沢を楽しんできました。しかし,かなりエクストリームなコンディションとなりました。。。

2017-07-26

GoProで撮影した画像をiPhone 経由でMacに取り込む

僕は iPhone ユーザーで Mac 使いです。GoPro HERO5 で撮った映像はデスクトップ用アプリの Quick で取り込んでいたのですが,画像転送中にソフトウエアがフリーズするという現象が何度かありました。

注)その後,Mac にダイレクトに接続すると安定に取り込まれることが解りました。トラブっている方は USB ポートを介さないで,直接,接続することをオススメします。

2017-07-24

Atom SL フーディーで夏のスリーピングバッグを軽量化する

そろそろ梅雨明けですね。 僕も装備のチェックに忙しいです。
ところで,皆さんのスリーピングバッグは何グラムでしょうか。

ファイントラックのポリゴンネスト 4×3

2017-07-23

遭難する前に,スント トラバースアルファに山小屋の位置情報を入れておく

前回のブログでは「みちびき」による測位について解説してきましたが,今回は,スントのGPSウオッチであるトラバースアルファに山小屋の位置情報を入れる方法を述べたいと思います。




2017-07-22

GoPro HERO5 Blackを購入。揃えておきたいマストアイテム

これまで縦走にはコンデジを持っていきましたが,重さが 400 g 以上もあり,ファストパッキング的にはどうか?と思うようになりました。また,テント泊だとカメラレンズ部分に結露がついてしまい焦るときがあります。


GoPro HERO5 Black とアクセサリー一式

2017-07-21

エバニューのチタンアルコールストーブに新ゴトク TriveTi を試してみた

もうすぐ夏山ですね。今日は晴れ間が広がり,妙にソワソワします(笑)

さて,僕は,エバニューのチタンアルコールストーブを愛用しております。以前はガスストーブを使用していたのですが,ガスカートリッジにどれぐらいガスが残っているのか分からないので,2 泊程度の縦走でも念のため予備カートリッジをもっていくのがデフォルトでした。

ULテーブルも含めて全部チタン。ファストパッキングならチタンでゆけ。

少しだけファストパッキングで行く夏山縦走:装備について考えてみた

関東地方も唐突に梅雨が開けて,東京もピーカンでした。
日差しが暑すぎるぐらいでしたが,先週末はベランダに山の装備を引っ張り出して,点検などをしました。夏の縦走の装備は以下のようになります。また,最後に装備リストを載せております。

今回の夏山は,石転び沢とよばれる雪渓から登る予定です。雪渓の最大斜度は40度ぐらいありますので,アイゼン,ピッケル,ヘルメットは必要です。


また,ファストパッキング 2018 年版はコチラになります。よろしくお願いします。

2017-07-20

ワードではなく Scrivener を使う3つの理由

以前,羊土社さんから「もっとよくわかる! 感染症」の執筆依頼を受けたときに,もっとも悩んだのが,20 − 30 万字のコンテンツをストレスなく処理するアプリケーションの選定でした。

大学の評価委員を担当したとき,膨大な資料がワードで送られてきました。A4 フォーマットで 100 ページ以上の書類です。その文書はスクロールするだけでワードがフリーズしてしまい,仕事以前の問題でイライラしたのを記憶しています。なのでワードは速攻で却下しました。 人間とアプリにも相性があると思います。。。

2017-07-19

Microsoft Word for Mac のダサい Century と MS 明朝から永遠に別れる方法

前回のブログで Century の謎について解説してきました。

この真相究明に僕の貴重な人生を費やしてしまったので,このブログを訪れてくれた皆さんには,明日から,素晴らしい人生を送ってほしいと思います。

それは,Century と MS 明朝から,永遠に別れる方法です。

2017-07-18

Microsoft Word for Mac の半角英数字は,なぜ,不細工な「Century」なのかを真面目に考えてみた

僕は Microsoft Word for Mac (通称ワード)という不可解なソフトとは,なるべく関わらないように生きてきたつもりです。

それでも論文を書くときには,最終的に,このソフトのお世話になります。なぜなら,リファレンスを作成するときに Papers のお世話になるのですが,このアプリがワードに完全対応しているからです。あと,科研費の申請書を書くときにもワードが必要です。

今回はワード使われているフォント「Century」の謎に迫りたいと思います。


2017-07-14

携帯圏外でGPSアプリを使う: 「みちびき」とiPhoneの関係

なんとなくAppleの公式サイトを見ていて,なんと,iPhone 7 (Plusも含む) が準天頂衛星システム「QZSS: Quasi-Zenith Satellite System」(みちびき)に対応していることに気が付きました。

ただし現状(2017年7月)では,この「みちびき」だけでは正確な位置を割り出すことができません。なぜなら,現在,みちびきは1基しか打ち上げられていないからです。
4 基体制になるのは 2018 年であり,そのときに精度の高い測位が可能となります。また,より精度の高い測位には 8 基の衛星が必要とされます。なので,みちびきが 4 基体制になっても,GPS や GLONASS との連携は必要です。

2017-07-12

Papers3 for Mac でのリファレンス作成法

すごくご無沙汰しております。

閑散としたブログになってしまいましたが,コンスタントに訪れてくださる方々に感謝します。ログを解析してみると,Papersというアプリを用いたリファレンス作成法に興味を持ってくださる皆さんが多いことに気が付きました。

ということで,最新版「Papers3 for Mac」(ver. 3.4.10)でのリファレンス作成法について久々に解説したいと思います。以前も解説しておりますが,ご参考になれば幸いです。

2017-02-24

鳥インフルエンザが「種の壁」を越えるとき

 現在,中国において鳥インフルエンザウイルス(H7N9)による感染者が急増しております。今のところヒトからヒトへの感染は報告されておりません。鳥インフルエンザウイルスがヒトにおいても効率よく増殖するためには種の壁をこえる必要があります。なので,今のところパンデミックにはなりえません。