2008-12-30

暮れも暮れです!

昨日,都内にある前線基地から,東京の外れにある本拠地(本宅)に一時撤退。前線基地には必要最低限のものしか無いので,本宅で正月を過ごすことにした。ということで昨日夜遅くに家族で移動。このようなつかみどころのない生活が好きです。

我らの愛犬は私の不注意で膝を痛めました。生後1年にもならないのに,私の不注意で,かわいそうな思いをさせてしまいました。今までは駄犬と書いていましたが,私のほうこそ駄犬ならぬ駄人でした。愛犬の怪我に私はおろおろするばかりでありましたが,妻が関節系の権威の先生に直接コンタクトをとって,なんとか手術を無事に終えました。

手術当日が26日。それまで悶々としていたので今年はクリスマスに予約していたお店もキャンセルしました。動物病院には飼い主も泊まれるので,麻酔がさめるまで,一夜,妻が付き添いました。私は娘と一緒に留守番でした。27日に愛犬のようすを見に動物病院にいきました。娘は病院に行くまではすごく喜んでいましたが,病院のなかに入って,たくさんの犬や猫が治療されていたり(獣医さんが10人ぐらいいます),治療を待っている姿をみて,静かにぽろぽろ涙をこぼしていました。

「どうしたの」と私が尋ねると,「わんちゃんが可哀想だ」と返事がかえってきました。私が返答に躊躇していると,そばにいた60代ぐらいの身なりのきちんとされた女性の方が,「大丈夫。みんな,よくなるためにここに来ているのよ」と,私の代わりにこたえて頂きました。その言葉で娘はたちなおって,徐々にアクティブな状態に突入していきました。27日は私が病院に泊まるはずでしたが,飼い主がいるとはしゃぎすぎるので帰ることにしました。

明日は愛犬も退院して皆で正月を過ごします。私の方はまだ仕事が終わりませんが,愛犬の手術も無事に終わってほっとしています。これから,きちんとリハビリしていきます。

2008-12-26

通信簿

本日は娘の終業式。
通信簿が渡される日でもあります。
しかし,この通信簿がまったくつまらない。

3段階評価で,

よくできました
良いです
もう少し

何とも味気ない評価です。
幅をもたせないと解りにくいですよね。

評価を数字の1,2,3にしないのは,
モンスターペアレント対策?

数字を使わなくてもよいから,
5段階ぐらいの幅が必要。

大変良くできました。
良くできました。
普通です。
もう少しです。
がんばりましょう。

このほうが,
子供も自分のいる位置が解るのではないでしょうか。

高学年で幅が出てくる,シビアモードになるのかな。

私が小学校の頃は,
成績表のコメントも辛口で,

「授業中,他の事を考えていることが多く,
何を考えているのか解らないときがあります」

と先生に書かれたときは,かなり痛かった。
小学校低学年,ひたすら鉛筆削ってました。
今でも鉛筆削るのうまいですよ。

たまに鉛筆で芯だけがスコンと,とれるものがありましたが,

プレミアものでしたね。

うちらの頃は,良くも悪くも世界がもっとシンプルでした。

2008-12-23

今年は乗り切れるか?

いやあもう一杯,一杯っす。
暮れなので,明治屋さんで焼き肉買ってきて,
カッパドキアじゃなかった,カチョカバッロもついでに焼いて,おいしかったです。

しかし,前線基地での夢のような時間は,あっという間にすぎて総説の最終段階です。

締め切りが25日,研究者にクリスマスもありませんね。

ていうか去年はあった。

それでもって東洋の国に,クリスマスは関係ないだろうということで,
論文審査も2報依頼がきています。

「ホリデーシーズンでみんなに断られたんだろうなあ」というエディターの状況を汲み取って(自分もエディターになってこの気持ちがよく解ります。。。),受けて立ちました。


ほんと自転車操業です。しかも,ママチャリ。

俺と永松と学生3人で乗り切れるのか? 俺たちって感じ。
しかも,来年から学生1人減って4人。。。むかーし,秘書と実験助手兼務のイッシーがいたときは良かった。どんな文書でも,どわーっとこなしてしまうし,英語のやりとりもできたし,チケットとか旅の手配も苦労しなかった。どこの大学でも苦労していると思いますが,研究以外の細々としたことをサポートしてくれる常勤のスタッフも欲しいと思うこの頃です。

イッシーの面接の思い出:
イッシーは北海道のほうに勤めていたので,ホワイトボードに「じゃあ北海道の地図書いて」といったら,しどろもどろでしたね。結局,面接官であった俺も桑江君も,まともな北海道の地図を書けませんでした。適当な面接ですが,既にメールのやりとりでイッシーの採用はほぼ確定していたようなものだし,適当な会話で,如何にいい加減な話を繋いでくれるか,そのようなところを見てみたかったのです。ということで,学生も面接頑張れ。メールには要注意。


空海は寝ないで頑張れば一日は二日になるといって洪水で決壊した堤の治水工事を,短期間で終わらせて村人を救ったという逸話があります。

しかし,皆がこのようなボスなら怖いですね。そろそろ寝まーす。

以上,洪水で決壊しそうな日々です。


追伸: 全然,関係ないけど空海の字は活きていますね。たったいま筆をおいたような字からエネルギーが伝わってきます。あ,そういえば外国の美術家の意見だと,「書」というものは短時間で書き上げてしまうので美術的価値が低いらしいのですが,いかにもtypicalな西洋的思考ですね。

師走

先週の週末から昨日にかけて,ラボの大掃除。
たまにはラボの掃除をやろうと思うのだけれど,
まあやった試しがない。

床のワックスがけは業者の方にやっていただく。
年に一度床がきれいになるチャンス。
あとフリーザーの霜とり。機器の掃除。 

あ,ベックマン遠心機のタイマーがぐらぐらになっていました。
これも六角レンチで無事に締めました。
気がついたら,なおしてね。

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あとは時間が空いたときに,コンピュータの全データをDVDに焼いて完了でしょうか。
まあ,これをやると俺的には1年の終わりを感じます。

悩んだのが,机の上にあるMacと移動用のノートブックの同期です。
結局,机上のMacの「書類フォルダー」をiDiskというオンラインのストレージに入れて,コンピューターとサーバー上にある「書類フォルダー」を双方向でシンクロさせるという作戦。
一方,移動用のMacBookのほうは,iDiskをハードディスク上にコピーを作っておいて,オンラインと自動シンクロさせるという方法。これによって,机の上にあるMacと移動体で同じファイルのやり取りが可能になります。シンクロソフトは時間がずれると大変なことになりますので,机上のMacとiDiskの「書類フォルダー」の双方向同期は,同期ソフトの「トライアル同期」という設定で,どのようなファイルが同期されるのか,確認してから行うようにしました。

過去に自動同期をしていたら,片方のコンピューターをサーバー上の時計に合わせていなかったので,数秒の時計のズレで,ひどいことになったという苦い経験があります。

こういったことで,悶々とああでもない,こうでもないと悩むのは好きなほうです。
あと,他人の制止をふりきってオフィス2008(笑)を入れるとか。

2008-12-19

タッキー頑張れ!

現在,修士1年の大滝さんが,就職活動中。

今年からは青田刈りを自粛しようという動きがあるらしく,
しかし,「そんなの関係ないもんねー」という企業もあるらしく,

結局はこの変則的な状況で,学生さんの拘束される時間が

より長くなっただけのことですね。

しかも,就職難。。。 

負けるな。

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遠いアメリカで起こった出来事で,
日本の企業も大変なことになっていますね。
株価も下がって資金繰りが困難になると,
一番先に見直されるのはR&D部門です。
なんとか持ちこたえて欲しいです。

この経済状況,どこに出口があるのか,
理系の私には,ていうか新聞読まない私には,
さっぱり判りませんが。。

2008-12-17

俺をこえていけ!

2月半ばまではかなりハードヒットな毎日です。先週は大学関連の仕事でかなりやられましたが,今週からは,そのためにどっと溜まった仕事の整理です。

最近,「俺は日々の生活がつまらないわけじゃなくて,何か忙しすぎて全てのものごとに集中していくことに疲れたのだと思う」という結論に達しました。しかし,津波のように押し寄せる雑用もいつかは引くときがくるでしょう。周りの人たちも忙しそうなので贅沢は言えませんね。

ということでジムで憂さ晴らし。あ,時間,ありますね(笑)

しかしですね,ジムでの私の存在は「地獄の門番」ですから,それなりの責務があるわけです。勘違いしないで頂きたいのは,すごく強い門番ではなく,私は上にあがっていくための「必要な通過点」として存在しているわけです。私に勝って初めて,上のクラスの門を叩けるようなそんな感じです。

ということで若い人たちのアタリが強い場合もありますね。ていうか,しつこい! 先日も10本ぐらいスパーリングした後,Tさんと試合してとんとんの良い試合で終わったなーと思っていたら,

「阿部さん,もう一本,お願いします!」と声がかかりました。

もうやるっきゃないですよね。最初一本取られて,その後アキレス腱固めで一本取り返して,こっちからタックルに行ったところで,T君得意の変形ギロチンでまた一本取られました。。。

「これでやっと帰れます。ありがとうございましたー」と,さわやかにT君。

俺の気持ちはどうなるの? ということで「地獄の門番」もつらいっす。

しかし俺もかませ犬でジムに通っているのではなく,これからも強くなっていくし,これからも若い人たちの自信を奪っていきたいですね(できるまでは)。そして,そこをこえていって欲しい。

ということで,こっちも,まだまだ進化していくぜ。

2008-12-14

週末

金曜日に大学関連の仕事がやっと終わった。
長い一週間であった。

そんでもってラボの報告会。
修士2年生もそろそろ追い込みの時期。
地球の自転が速くなっているのを実感するこの頃。

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金曜日の報告会が終わってジムへ。

先月,高校生に三角絞めをくらって,
負ける訳にはいかないので力ずくで上に引き上げたら,
肩に違和感を感じた。
そのまま放っておいたら,腕立て伏せもできなくなっていた。

普段の生活で腕立て伏せをしないので,
ジムで練習をして初めて異変に気がついた。
肩が痛かったので力が入らないなーと思っていたけど,
腕立て伏せをすると,べたんとマットに。
腕が回復するまでどうやって戦うのか課題ですね。
握力はあるので,道着をきた練習で様子を見ていきたいと思います。

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土曜日は学内の微生物関連のシンポジウム。
うちのラボからは永松が発表。
若手の出席が圧倒的に少なかったです。

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本日,日曜日は,娘と久々にお出かけ。
娘が最初に行きたいところは,「31」。

さすが小学校低学年! この寒いのにアイスはきつい。

それに広尾の31は店内で食べれない。
ということで,OUCAで和風アイスクリームを食べるということで,
お互いの妥協点を見いだした。

それから原宿に行って駅前のオッシュマンズで買い物。
次にキディランドに行って,ポニョの置物を購入(850円)。

娘のスケジュール(メモ帳持参)では,「買い物」の次に
「かけっこ」だったので,キャットストリートを渋谷方面に向かって走る。

途中,バートンのお店があったので最新のスノーボードを見物。
ゴーグル,ヘルメットも10年前に比べて格段に進化。

それからパタゴニアにいって冬用のウエアを眺める。
最近のパタゴニアの色使いは微妙すぎると思っていたが,
またシンプルな色使いに回帰したようだ。
しばらく,このままで行ってほしいですね。

それから渋谷の東横のれん街で,ケーキと懐中汁粉を買って帰宅。

帰りのバスのなかで,娘が,
「渋谷にいるサンタさんは本物じゃないんだよ」と言う。
じゃあ,どこに本物のサンタさんはいるのと聞くと,
アグニータさんの近くに住んでいるの」と答えが返ってきた。
ということで本物のサンタさんはKIのあたりにいるのですね。

久々に休日らしい休日を過ごしました。

2008-12-12

研究の良いところ

研究の良いところは,どんなに嫌われようが,
一流の仕事をしていれば,
「嫌いだけどイントロに入れるしかないな,こいつの論文は。。。」
という醍醐味があるところ。

嫌われようがやったことに対しては,

その普遍性をリスペクトされるところが面白いと思うの。

そのうち競合している相手も,実は,

嫌いなんだか好きなんだかわからなくなってくる。

嫌いだけど「お,すごいじゃん,こいつら」みたいな。

親しみをこめて,
「こいつら,ここまでやって,馬鹿じゃないの」
と称賛。

あああ,こういった世界から離れてる。

3億光年。

ああ,でも,ワープして戻ってくるぜ。
こっちの世界へ。

あっちまでいったら輪になっていて,
こっちにきたみたいな。

そろそろ,雑用おわりか。それでは。

サンタのすごいソリ!

本日も晩ご飯を食べた後,ラボに戻って研究。
なら良いのですが,アカデミックではない仕事の仕上げ。
ああ,もう,12時まわった。最近,大学のシャワーばっかり。。。
これが研究でなら,良いのだけれどね。

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もうすぐクリスマスですね。

Oh! You better watch out, You better not cry,
You better not pout, I'm telling you why:
Santa Claus is coming to town!

こんな歌がありますが,うちの娘は幼稚園の頃,

Oh! You better watch out, You better not cry, 
をベラマッチャン,ベラマッチャン!と歌っていました。
ま,楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

先日,娘を迎えに小学校へ行きました。
男の子が竹馬をしていました。

実は,私,竹馬ができませんでした。。。
しかし何と,47歳にしてはじめて竹馬に乗れたのです。
すごい嬉しかったあ!

あれは足下みたら乗れないのですよね。
綱渡りみたいに前を見て,
脇をしめてのると大丈夫です。

しかし用務員のおばさんがでてきて,
「ああ,そこでやってはだめですよ」
と注意されました。
「だってこの男の子も,やってるんだもん」
と言おうとしたら,その男の子は,さくっとやめていた!

注意されたことも含めて,小学校だなあと思いました。
ま,私が子供の頃なら,軽く殴られていたことでしょう。
殴られることを通して大人との距離,
間合いをはかっていたような感じがします。

あとどれぐらい悪さをしたら,先生に,親に殴られるか?
ま,一種のコミュニケーションですね。
チョークとかの飛び道具,竹の棒とかもあるので,
手で殴られるとばかり思っていると,相手の思うつぼです。

中学校に入って殴られなくなったけど,それだけでも,
「中学校はすごい良いところだ」
と思ったのを,覚えています。

あ,見直し,書類の見直し,します。

2008-12-11

いろいろ遅れてますが,懐中汁粉

大学関連の仕事で,色々遅れてます。
その影響で細菌学会の仕事も遅れてます。
研究のディスカッションもまともにできない状況。

申し訳ございません。

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ということで,こんな季節には懐中汁粉っすよね。
懐中汁粉,すごく,好き。
あの謙虚さが,好き。

しかーし,説明書をきちんと読みませう。

お召し上がり方
1.皮を割り、皮と中味を分ける
2.中味の餡を、4つ割り程度に割る
3.お椀等の器に入れ、熱湯を120cc程さす
4.溶けるまでかき混ぜてから、皮を浮かす
*火傷等にはくれぐれもご注意下さい

http://www.toraya-group.co.jp/products/pro05/pro05_002.html

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1.皮を割り、皮と中味を分ける

この部分が面倒くさかったので,
コーヒーカップに丸ごと入れようとしたら,
いとしい懐中汁粉が,ちょうどカップのフタのようにおさまって,

どうにもこうにもラチがあかない。

スプーンで,ぎゅっと押したら,
熱湯がどばっと親指に。。。

説明書はよく読みましょう。

とらやのは,
和三盆糖の丸い甘さが,ちょうど良い感じですね。上品です。
これから2月ぐらいまでは,至福の時を過ごせそうです。

2008-12-10

Office 2008 for Mac

先週,入れたこのソフト,やっぱり私の環境ではいまひとつ。
ていうか,全然使えない。
一番苦労するのが,2つのファイル(両者ともに100頁ぐらい)を開いて,
別な文書にコピー&ペーストをすると,クラッシュする点。

二つの文書を開いてコピーしたりするのは,日常でよくある風景だが,
このソフトはそれができない。すくなくとも私の環境では。
まあ,アマゾンの評価などを見てもボロクソなので,
あと,3年ぐらいは,寝かせてから使うべきだった。

ところが,Officeの旧バージョンが見つからないのである。
当然,前のヴァージョンなど販売していない。。。

ワードとか,結果として事実上スタンダードとなっているが,
使いやすいとか,そういう種類ではなくて,まあたまたまなんでしょうね。
キーボードの [E] も,今となってはあの位置になくても良いのですが,
これも,デファクトスタンダード。なかなか変わらないですよね。

メールの添付文書とか,いつの間にか自分もワードファイルで送っています。
完全に使えないソフトにやられていますね。。。
おそるべし,デファクトスタンダード!

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本日,最新のアップデーターがダウンロード可能です。
ま,アップデートしても相変わらず,大きめの書類をばーっとスクロールしたら,
あっさり,落ちましたが。



2008-12-09

大学のお仕事

先週からの宿題であった大学基準協会の仕事にようやく目処が立ちました。
それだけではなく,大学院の2次の試験があったり,
研究領域からは3億光年ぐらい離れたところで生息しておりました。

人の振る舞いの基盤は,
湿った沼沢である場合もあれば,
堅い岩である場合もある。

湿った沼沢(大学で生きていく上で必要な雑用)にあまりにも長くいすぎると,
堅い岩に戻れないような気分になって,本日は,どっと疲れて帰宅しました。

まあしかし,家に帰って,ご飯3杯食べたところで無事に回復しました。
単純にお腹が空いていただけかも知れません。

とにかく,これ以上,コンピューターのモニターに向かいたくはなかった。
(なのにブログ書いてますが。。。)

家に帰って,犬をなでて,
雨が降っていて,屋根に雨の当たる音がして,
前線基地の小さな空間は,それなりに暖かく,
冷たい外界と遮断された暖かな空間のなかで,
徐々に復活してきました。

さあて,明日も頑張ります。

2008-12-04

んーーーー

本日は,本当に降ってわいたような雑用。
教授室にて,じとっと,してました。
基本,ドアはいつでも開いているので,学生とかスタッフの話が聞
こえます。

まあ,当然,研究の話も聞こえてきます。
まあ,そういったディスカッションをBGMにすると,
やっぱリラックスしますね。

「ああ,俺も誰かの役に,間接的ではあるにせよ」
「ここで雑用していることが,役に立っているのだと」

誰かがこのラボで,研究で一喜一憂,
ボディーブロー炸裂。
しかしすかさずステップインして,ジャブの応酬。
まあ,そんな感じで,進んでいるのですね。

本日は小安研の永井武先生(客員研究員)がラボにいて,
久留島君とディスカッションしてました。

あと塩見先生のところの木村君という学生も,
ラボに出入りして,永松の世話になったり,
永井先生の世話になったり,
まあ,自由に研究をしています。
武末さんの長時間感染,どうなったかな。
大滝さんは,今は,就職活動がんばれ。

******

ということでソフトの話題。
Bento2というデータベース,意外と使えるかも。。。
特にスケジュールの管理とか良いかも。
メールをドラグして表みたいなところにぺたっと貼付けられるのが
いいっすね。
もちろん,そこからメールの返信も可能。
DEVONthinkのようにPDFの内部検索はサポートしていませんが,
簡単なスケジュール管理はこっちのほうが便利です。

あと,ついにOffice 2008に乗り換え。
先日,鬼のようにプリファレンスファイルを捨てたせいか,マシン
がすこぶる安定。
また,EndNote X1というリファレンスソフトが
Office 2008をサポートしたので,この機会にインストールしました。

EndNoteでリファレンスを貼付けると,
Office 2004ではもたもたしていたのですが,2008では何故か
さくさく動くようになりました。
気になるフリーズも1回のみ。これはノートレイアウトを他の
表示形式にするとダウンするのですが,
2004でも同じなので,まあこれはカウントしないことにしましょう (笑)。
ということで2日間,使って安定しています。
しかしこんなにヒヤヒヤするソフトが皆に使われているのも,不思議な感じですね。

それではまた。

12月

かなり激しく,12月。

つい先日,日本細菌学会の理事再任を仰せつかりました。
あと3年間,何処まで行けるかわかりませんが,頑張りたいと思います。
いや,しかし,理事の仕事は本当に大変です。重労働です。

私の目下のプロジェクトで大変なのが,日本細菌学雑誌の全電子化。
独立行政法人科学技術振興機構(JST)のご協力を得て日本細菌学会の創刊号から,
全部電子化してしまおうという恐るべしプロジェクトなのです。

創刊号は「細菌學雜誌」で,1895年に刊行されています。
今から113年前の北里研究所の蔵書(現在は北里大学白金図書館に保管されています)が
電子化されて,しかも全部がテキストベースに変換されるのです。
ということで113年分の全文テキスト検索が可能となります。
また,J-Stageを通してすべての方々に情報公開されることになります。

良いことばかりですが1300号以上の蔵書を運び出すのが一苦労。
とういうことで,昨日の午後は図書館の倉庫にもぐってひたすら,
図書館の方々の指導を仰ぎながら,段ボールに貴重な蔵書を詰め込みました。
それをJSTに送ってマシーンで解読。1日に3000 ページのスキャン能力。

私はてっきりたくさんのスキャナーがずらっと並んでいるのかと思ったら,
すごいマシンがあるものですね。

ところで,あっという間に12月。
論文のレフリーはとりあえず,終わった。
あと総説がちょっと。
しかし,大学基準協会の宿題は,どっさり。やれんのか。俺。。。
まあ,今まで研究を謳歌してきた者の宿命でしょうね。
うちの若いのが楽しんで研究をやれる環境を確保するというのが,今の役目です。

******

大学院生のテーマとして,
「すごく不安定なエフェクターは,何故,すごく不安定なのか?」
というテーマがあります。
ということでそのエフェクターの不安定性に関わる領域をその学生が突き詰めていったのですが,
そうすると安定なエフェクターというデリバティブもできるわけで,
その学生(天狗になるといけないので,名前は伏せますが)が,そのデリバティブを
試しに細胞に入れたら何と今まで誰も追跡できなかった,そのエフェクターの局在を知ることができたわけ。

いやあ,私も嬉しかったです。
結果がでたというよりは,蛍光顕微鏡を夜遅くまでのぞき込んで,

「あ,これは!」

という研究者としての醍醐味が,その学生さんにも訪れたことがです。
あの魂の震えるような感動を味わったら,研究者をやめれなくなります。
1年に一回あるかないかの感動を求めて,ひたすら自分の思索のなかへ。。。

考えてみたら,効率とか,生産性とか,その真逆のところにありますよね。
言ってみれば,研究は,馬鹿の世界。

まあ,何処までも馬鹿を極めたところに,真理があるかもしれません。
割なんかあわねえし。

でも,それでも研究だな。俺は。
それで,47歳。
微妙に,オバマさんと同じ年です。。。