2023-12-07

すべてのシューズを「BOAフィットシステム」にしたい。年間12時間の靴紐結びから開放されよう!


 
靴紐を結ぶために費やす時間を1日2分と仮定すると,年間でトータル12時間を靴紐結びに費やすことになります。「12時間,延々と結びつけろ!」と言われたら嫌ですよね(笑)

それを解決するための手段として,BOAフィットシステムがあります。

9月のシルバーウィークに折立から上り雲ノ平経由で伊東新道を降りたのですが,このとき使用したモンベルのトレランシューズがこのシステムを使っておりました。

下山後の感想は「もう,ありとあらゆるシューズをBOAフィットシステムに変えたい!」です。

下山時によくあるのは靴紐が緩んできてつま先が痛いけれど,もうちょっと歩いてから直そうとか,小石が入って痛いけれどもう少し我慢しよう,みたいなことがよくあります。靴紐を結ぶためにはザックをおろして,どこかに腰掛けなければなりません。テン泊縦走用ザックならなおさらです。

BOAフィットシステムは,このような苦行から解放されるために開発されました(このへんは想像です)。ともかくもダイヤルを回すだけで靴紐の調節が可能! 小石が入っても,ダイヤルを引っ張ってすぐにシューズを脱ぐことが可能です。

テント泊で夜中に起きてもすぐに履けます。あと,稀にですが靴紐のフックに隣の靴紐が引っかかって転倒というケースも防げます。なので,BOAフィットシステム採用の登山靴・トレランシューズはオススメです。

当初は「あの細いワイヤーが切れたら大変だ!」と僕も思いました。モンベル御徒町店の店員さんに聞くと「当店でそういった事例はない」とのことでした。頻発はしていないということで購入に踏み切りました。


【普段使いでのBOAフィットシステムの感想】

現在,登山以外でもモンベルのトレランシューズを愛用しております。靴紐を結ばないくて良いというのは,QOLをバク上げするので超オススメです。

登山では使うのに不安を感じているのであれば,とりあえずランニングシューズから始めるのは如何でしょうか?

個人的に2023年のベストバイは「BOAフィットシステム採用のトレランシューズ」でした!


2023-12-06

人生の遅刻,結局,好きなことをすれば良い


これまで,学生さんの遅刻については厳しかったほうだと思います。

昨日から実験開始の時間は,各自に任せるようにしました。主体的に実験に取り組んでいれば良いんじゃないか,といきなりの路線変更です(笑)

ただし「人生には遅刻しないでほしい」ということも伝えました。

僕の例で言えば,3年ほど前から薬剤耐性菌のプロジェクトを立ち上げ,AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)という枠組みのなかで研究を行っております。AMEDのなかでも「創薬ブースター」とよばれるプロジェクト期間中は,これに関連する論文は控えられます(新薬を目指している場合に論文公開は致命的です)。

そこで,その周辺領域の論文を出して細々と繋いでおります。まあしかし薬剤耐性関連の論文が一報しかないので,当然,耐性菌関連の科研費を獲得するのは難しいです。個人的な感触ですが,研究者なら年間1報は論文が必要です。最悪,2年以内に1報を書き上げる必要があります。

論文がないから科研費がとれない,科研費がないから研究できない,

その領域で論文が無ければ,そのまま負のスパイラルに直結するのです。

まあAMEDの研究費があるので研究は大丈夫ですが。


話を元に戻すと,僕の場合,

「論文をコンスタントに出せないから科研費を取れない」

という人生の遅刻です。

人生の遅刻は致命的ですが,誰も注意をしてくれないと言うことです。

遅刻は目に見えるけど人生の遅刻は見えずらいです。


退職までのあと3年でどこまで行けるのか? それを考えた場合,日々の遅刻よりも人生の遅刻をしないほうが優先事項は高いです。

研究費の例で,「人生の遅刻」を考えましたが,そもそも研究はもっと大きな視点で捉えたほうが良いのでしょう。

「天空に大きな円を描きなさい。その円はあなたの代で完成することはできないかもしれない。でもあなたはその円の弧になることができる。」

イギリスの詩人 ロバート・ブラウニングの言葉ですが,次の耐性菌研究に繋がるような発見をしたいと思います。しかしその反面,何が根源的な耐性菌関連の事項に繋がるのか分からないです。だから一周りして,自分の好きな研究に,とことんのめり込むことが大切だと思います。「大切だ」は良くないですね。好きなことにとことんのめり込むことで,意外なところから新たな発見が生まれるかもしれません。

良いところで話がまとまらずに駄文となってしまいました。

お付き合い頂きまして,ありがとうございました。



2023-12-05

Senchi Designs,本社サイトからの購入,サイズ感など

Senchi Designs の 'Lark' Alpha 90 Crewneck w/ Half Zip を夏の飯豊連峰で試して以来,アルファダイレクトを使用したプロダクツがとても好きになりました。


1番の良さは汗抜け抜群で濡れてもすぐに乾く点であります。また,風が強い場合,薄手のシェルを羽織ればミッドレイヤーとしても重宝します。

実際に夏の飯豊山では,この Lark の上にモンベルのバーサライトジャケットを重ねて,SOL エスケープビビイのみで快適に寝ることができました。ただし足元は冷えたので,Alpha 90 Leggingを下山後に購入しました。



9月の連休は雲ノ平山荘にお邪魔したのですが,太郎平小屋のテン場でも上記の組合わせは快適でした。

ということで,これから冬山に突入しますので,Alpha 90 Hoodie w/ Pocket を購入しました。実は普段着としても優れていて,このフーディとイエティナのフーディを重ね着して東京の冬は完璧です。


さてさて前置きが長くなりましたが,どうやって購入するのか?です。色々調べた結果,本社サイトから直接購入するのがコスパがいいです。Shop Payにあらかじめ登録しておけば,クレジットカード情報などを入力しなくても決済可能です。決済ごとに,6桁のShop PayコードがスマホのSMSに送信されるので,2段階認証の本人確認も万全です。

これまで三度購入しましたが関税等は取られたことがありません。まあ一度に三着注文すれば,もしかすると関税がかかるかもしれません。

このようにUSAサイトから簡単に購入できるので便利です。ちなみにメルカリなどでは 7000円増しで売られている感じです。

気になるサイズ感ですが,172 cm, 72 kg で以下のサイズがぴったりでした。

'Lark' Alpha 90 Crewneck w/ Half Zip (Lサイズ) 

Alpha 90 Hoodie w/ Pocket (Lサイズ) 

Alpha 90 Legging (Mサイズ) 

以上,USA本国サイトでの購入の決め手になりましたら嬉しいです。 


2023-12-04

幼稚園に入る前の記憶

 幼稚園に入る前の鮮烈な記憶として,「僕は大きくなる前に死ぬだろう。」と思っていた。

ものすごい腹痛がして身体を丸めていると収まっていく。それの繰り返しで,「今は死なないけど大人にはなれない。」という気持ちが強かった。

この痛みをしばらく隠し続けていたけど,ある日,母親にバレてしまい,結局,盲腸の手術を受けることになった。結局,死に至る病ではなかったので安堵したが,侍の時代なら死んでいたと幼心に思ったことがある。

あと,幼稚園児の頃の小さいというのが不安要素であった。台所の蛇口になかなか届かずに,届くまでは安心できない恐怖症にかられていた。両親は共稼ぎで,両親が帰ってこなくて水が飲めなければ死んでしまうかもしれないと思っていた。だから,はじめて蛇口を捻って一杯の水が飲めたときには,ものすごい達成感を味わったのを覚えている。「僕は水が飲めなくて死ぬことはなくなった」と思ったことを覚えている。

孤独という感覚をはじめて体験したのは,3歳ぐらいだったと思う。玄関の植木にトンボがとまっていた。僕は息を殺してトンボを捕まえようとする。枝さきに止まったトンボが飛ばないように,指先をくるくる回して近づいていく。そのときに不意に僕は孤独なんだという感覚を知った。

幼稚園,小学校に入ると先生に怒られるようになり,自分のなかで湧き上がる静かな感覚に耳を傾けることができなくなった。

それぞれの昭和。氷室でプリンが固まるのが不思議に思った昭和。

2023-05-27

パックラフトの旅をはじめてみた

大峰奥崖道修行のあと僕には登るべき山が見えてこなくなりました。それぐらい修行の旅はキツかったです。それが,2022年のGWでした。「さて,これから何をしよう。」と思い続け,パックラフトの世界にのめり込もうと思いました。

しかし,パックラフトに関しては何の知識もないので,群馬県水上にある「かっぱCLUB」さんのお世話になり,パックラフトの乗り方について学びました。スタッフの皆さんには懇切丁寧にご指導いただきました。ありがとうございました!

1 僕が購入したパックラフトとその他のギア

webサイトで調べまわって,2つのチューブを組み合わせた2気室の GRIFFON RAFT ストレウスを元気商会で購入しました。片方のエアーが抜けてもラフトが完全に沈むことはないので,これが購入の決め手となりました。店主のアガタさんのアドバイスは的確で,パドルとライフジャケットもこのお店で購入しました。

元気商会の GRIFFON RAFT ストレウス

ちなみにパドルは,Anfibio ウェーブです。4分割できるカーボンシャフトのおかげで後述するバックパックのなかに収納して移動することが可能です。これは飛行機とかの移動時に助かります。これより軽量のパドルもあるのですが,より頑丈なこちらにして正解でした。ブレードの角度調整も可能でカーボンの剛性も気に入っております。

パドルはこのように分割が可能です。

ライフジャケットもバックパックでの移動を考えてインフレータブルタイプのAnfibio Buoy Boy (Bボーイ)のLサイズを購入しました。ちなみに身長は172 cmで体重は70 kg です。外側についているメッシュ状のポケットも大きくて満足しております。

Anfibio Buoy Boy (Bボーイ)

2 パックラフトをどうやって膨らますのか?

GRIFFON RAFT ストレウスには空気入れ用の大きな袋も付属しておりますが,これはあくまでバックアップ用と考えていて,普段は充電式の電動ポンプで空気を入れております。5〜10分ぐらいで膨らますことが可能です。また,収納するときにはこのポンプでの吸引も可能です。完全に空気を抜くことができるので,折り畳むときにすごく便利です。ちなみにポンプは,FLEXTAILGEAR - MAX PUMP PLUSという製品でAmazonで購入。これも買って正解でした。


船首に見えるオレンジ色のモノが電動ポンプです。

3 パックラフト船首のセットアップ

パックラフトでトレッキングする場合,船首に荷物を固定して移動するのですが,この固定方法についてはタムラさんのブログ「ゆらゆらと船の旅 -九州発パックラフトの特化ブログ-」が非常に参考となります。他にもパックラフト情報が満載なので,おすすめのブログです。

船首に荷物を固定するためにAmazonで以下のものを購入。

1)Sutekus テントロープ 反射材入り 耐荷重 パラコード タープコード ロープ ガイライン ロール付 (直径4mm/総長40m-耐荷重300Kg-イエロー)
2)Clamcleat ラインロック (8個セット) ブラック 61003

僕の場合,自在 (3〜4mm用) は普段から使い慣れているラインロックにしました。できあがりは頼りなさげな感じですが,がっちり荷物を固定できます。あと,登山用品店でロープを6 m ぐらい買って,船首に巻き付けておきました。これは一時的にパックラフトから離れるときに「もやい」として利用します。また浅瀬をパックラフトを引いて歩くときにも便利です。

荷物の固定システム。意外にしっかりしております。

Trail BumのHAULERを固定してみました。

4 パックラフト運搬の最適解 ー Trail Bum HAULER ー

パックラフト運搬のバックパックは普段から登山で愛用しているミステリーランチで良いんじゃないかと思ってました。しかし船首に固定する場合,ハーネスとヒップベルト部分が邪魔をしてどうにも収まりが悪いことに気がつきました。最終的に Trail Bum というマニアックな製品を作り出しているメーカーのHAULER(ホーラー)に決定しました。スペックは以下の通りです。

HAULER ホーラー
750g | 45-65L
WEIGHT:750g(本体700g, 背面パッド50g)
VOLUME:45-65L

ホーラーの解説については,Hiker’s depotさんのHPに詳しいです。外ポケットが異様に大きくて,そこにパックラフトを収納可能です。またパドルもバックパックのなかに収納できるので,飛行機での移動に便利です。このホーラーは船首に取り付けたときに非常に安定します。荷崩れを起こしたことはありません。ただし防水性はないので,ホーラーのなかに MYSTERYRANCHのRoll Top Hauler 40L を入れております。ものすごく肉厚で防水性もしっかりしており,万が一の場合,浮き輪として使うことが可能です。

フェリーでの移動。ホーラーならパックラフトも余裕で運べます。

MYSTERYRANCHのRoll Top Hauler 40L 

5 絶対に忘れてはならないもの

パックラフトで手袋はすごく重要です。1日10キロ以上漕ぎ続けると手袋をしていてもマメができる場合があります。パドルは絶えず濡れるので,手のひら部分はゴムで補強されたものがすべりにくく便利です。海沿いの岩場などを移動するときにも重宝します。絶対に忘れないでください(しつこいですが)。ちなみに愛用の手袋は,tet. というメーカーが作っている Workers gloves LARGE olive です。フィット感は抜群で手袋をつけたままでもスマホの操作が可能です。値段もリーズナブルでイチオシの手袋です。手袋は予備も含めて用意しております。

tet. の Workers gloves LARGE olive 

6 最後に


持ち運び可能なパックラフトは無限の可能性があります。特に沿岸部や河川部,湖沼のトレッキングでは移動手段として心強いです。その一方で,海岸部のパックラフトは潮の満ち欠けに大きく左右され,干潮に向かっている場合,海岸から川の遡上が不可能となる場合があります。なので登山のように朝早く起きれば,距離を稼げるわけでもないということを痛感しました。

あとパックラフトは風の影響を受けやすいので気象アプリなどで絶えず確認する必要があります。海上保安庁のHPによると,

「カヤックにとって、最も危険な状況は風の強さと、風によって生まれる波の高さが限界を超えることです。初心者にとって、風速5m/sを超える風は限界とされています。海上に出てから急に風が強くなることもあります。風の変化を敏感に感じ、風が強くなる前に陸へ戻ることが重要です。とあるように,風速5m/sを超える風は限界だそうです。パックラフトはカヤックよりも風の影響をもっと受けるでしょう。なのでパックラフトの利用は内海の沿岸部に限定すべきかもしれません。また風が強い場合は,パックラフトを使用しなくても退避できるようなエスケープルートの確保も大切だと思います。

こんなことを踏まえながら,パックラフトを楽しんで頂ければと思います。

綺麗な珊瑚礁を見ながらのパックラフトは最高です。

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