2012-05-31

矛と盾

本日のNo-Giクラスでは,T山さんにニーオンザベリーでがっつり抑えられ,腕十字でいいようにやられました。

No-Giとは,短パン&Tシャツみたいな服装で,組み技・関節技主体で闘うスポーツです。ちなみニーオンザベリーとは,膝をつかって相手の腹部を圧迫しマットに抑えつける技です。ここからマウント,腕をすくって腕十字,ブレットカッターチョークにも移行できます。

僕はいいようにマットに抑えつけられ,T山さんにやられたわけです。同じ技で何度かやられた場合は,どうしたらエスケープできるのか,聞くことにしています。頑張りとか根性ではどうにもならないレベルの場合は,強い相手に教えてもらうのが一番です。相手が本当に強いのなら,自分にとってやられたくない弱点を教えてくれるはずです。T山さんに技の再現を行なって頂きました。僕の上にある膝を押しながらエスケープしつつ,相手の腰に足をねじ込んで,距離をとって立ち上がるのが使えそうだという結論に達しました。

「阿部さんがこれでパスできたら,僕はまた新たな技で対抗します」

と,さわやかにきっぱりと,T山さんに言われました。僕は教えて頂いたことを次回トライするでしょうし,T山さんは帰りの表参道あたりで,カウンター技をもう考えてしまったかも知れません。

非日常の世界で,切磋琢磨できる相手がいるというのは,とても贅沢なことだと思います。

まだ強くなっていきます。



2012-05-29

習慣力

すっかり初夏を思わせる季節になってきました。今の季節は乗馬も良いかも知れません。乗馬は難しいものではありませんが,安全でもありません。ということで,いきなり,馬力の話です。

30代の頃には,もっと馬力がありました。かなり遅くまで執筆作業をしても,次の日には回復しておりました。午前4時ぐらいに終わっても,何とか頑張れたのです。しかし50にもなると馬力がやや落ちてきます。朝から続けて,どう頑張っても9時ぐらいが限界です。ということで,馬力に頼らないで効率を落とさず,仕事を続けるための方法を模索していました。そして,少しずつ固まって来ました。

結論として,一番の効率アップは「日々を淡々と生きること」です。1日の大まかなスケジュールにそって,時間通りに,淡々といきるのです。全ての作業を習慣のなかに落としこむのです。例えば僕の場合,朝起きて,座禅をしてから軽くストレッチをすることに,決めました。職場についたら午前中に最優先事項を片づけます。ランチをとってから,最優先事項を3−4時まで集中します。それからメールのチェックをします。極力,メール関連の作業は,午前中のゴールデンタイムにしないことに決めました。雑用が尾を引いて最優先事項の集中度が落ちるからです。

仕事のリズムは48分集中して12分休憩のインターバルで過ごすようにしています。これが机に向かっている時のスタンスです。細かなことですがワードで仕事をしなくなったのも,作業効率のアップに繋がっています。何かを書くときにはScrivenerというエディターで作業を進めています。27インチモニター全面に広げて作業をするので,他のアプリが気になりません。2画面モードにして,左が原稿で,右側に参考文献とか各種資料を配置しています。

どこまで効率的になったのかは判りませんが,ともかくも習慣のレベルに落とし込めば,膨大なタスクも淡々とこなすことが可能です。

座禅・瞑想,何でも良いのですが,朝晩,自分の心を落ち着けることもはじめました。1ヶ月ぐらいが過ぎました。特に変わったことはありませんが,体がほぐれやすくなりました。

淡々と生きることは味気ないかもしれませんが,いざ自分で決めて「こうしよう!」と思ったことなので意外と楽しいです。これからは馬力に頼らず,「習慣力あるいは淡々力」によって日々を静かに,しかし,確実に生きていきたいと思います。




2012-05-28

CAMELBAKとBernヘルメット

本日は晴天でした。ということでクロモリフレームのアンカーC9のメンテナンスをしました。といっても,チェーンにセラミック ウエットルーブをつけただけですが。。。超微粒子のセラミックスが入っているワックスで,汚れが少なく,気に入っています。

メンテをササッと終わらして,キャメルバックというハイドレーションシステムを試しました。テスト走行に向かったのは,沓掛温泉方面から別所温泉に抜ける30キロの林道コースでした。僕が購入したキャメルバックは,細身のタイプでバイクランに適しているものを選びました。バッグのなかに2リットルの給水バッグを装備し,青いチューブが外側に伸びています。口でチューブ先端をくわえた時に,水がでるような仕組みになっています。ロックもついていますので,運搬時の不注意で水浸しになるようなこともありません。

実はこのキャメルバック,冬山で試したのですが,あっという間にチューブの水が凍ってしまい使用出来ませんでした。まあ,無理はないですね。。。
閑話休題。さてバイクランのときにボトルで給水しようとすると,グビグビ飲んでしまい,ついついペースが乱れてしまいます。一方,キャメルバックはいつでも給水可能ですから,ペースを崩さずにバイクランが可能でした。これから本格的な夏になります。給水はキャメルバックという選択肢もアリかと思いました。

それとマウンテンバイク用に,Bernというヘルメットを購入しました。限りなく黄色いヘルメットです。家族には不評でした(笑)。まあでもかなり目立ちます。視認性は,眩しいぐらいです! 米国の通販で取り寄せたのですが,サイズは2サイズ上ぐらいで良いかなーと思いました。ちなみに僕はワンサイズ上を注文しましたが,ちょっとキツかったです。

それとマニアックな話です。自転車のホイールにフルクラム レーシング5を使用しています。走行距離が400キロを超えたぐらいで,ラチェット音が乾いた良い感じになってきました。登りも安定していますし,このホイールで正解でした。

あとは体を鍛えて,長距離のツーリングに挑戦したいです!  

アンカーC9
キャメルバック
眩しいぐらいのBern
獨鈷山 いつみても荘厳な感じがします

2012-05-24

農夫的週末

最近,ブログの更新が遅くなっております。週末の開墾の影響でしょうか。。。農協でいろんな苗を販売しているのですが,僕の住んでいるあたりでは苗が大きくなりすぎて,投げ売りしています。そういった苗たちもうちの畑にきてもらって,頑張ってもらっています。

ところで,僕は「鋤」という農耕具が好きになってしまいました。子供の頃は,なんとなく武器っぽいイメージがあったのですが,鋤を自在にあやつることで,畝を綺麗に仕上げることが可能です。隣の畑では,お父さんが「鋤は包丁と同じだと思いなさい! まわりをよく見て使いなさい」と息子(小学校4年ぐらいかな)にアドバイスしていました。鋤の扱いは伝承されているのです! 僕はネットで使い方をマスターしました。僕の使用しているものは「家庭用鋤」と呼ばれるもので,プロ用よりも短く設計されています。もう少し上達したら,プロ用に挑戦します。

開墾中のマイ畑
上田のほうでは,そろそろ水引があって田んぼにカエルがたくさん集まって来ました。ところで,この草↓に,久々に遭遇しました。先端をつまんですっと抜くと白い茎のような部分があらわれます。子供の頃,その部分を食べていました。美味しくはないのですが,シャキシャキした食感があります。

食感がうれしい雑草です。

うちのチビが苗を選定すると,スイカとかメロンとかになってしまいます。スイカは糸状菌の攻撃をうけやすく,藁床をつくって雨しぶきから守る必要があります。いろんな土壌改良の知識とか必要なのでしょうが,適当に植えています。スイカを収穫できるのか,楽しみにしています。

スイカの苗です。かなり過保護にしないとダメらしい。

先週は,久々にアンカーC9に乗って里山を30キロほど走りました。標高差で500メートルぐらいの峠を,ダラダラと登るのが好きで,同じコースばかり走っています。別所・野倉にぬける林間コースは,ほとんど誰もいません。峠を越えると,あとは下る一方です。神経を集中して,下りきることに専念します。次のコーナーには小石がたくさんあるとか,猫が道路で遊んでいるとか,道路のつなぎ目のギャップとか,どんどん記憶していきます。それぐらい愛着があります。ついこの間まで,雪が残っていた峠も,今では新緑の季節です。

バタバタしましたが,ようやく里山の生活にも慣れてきました。

フルクラムのレーシング5は,かなり良いです。




2012-05-16

peer reviewと3連弾


3月までラボに在籍していた久留島君(現 群馬大学医学部)の研究内容が,本日,PLoS ONEにアクセプトとなりました。昨年の11月から続いていた論文の固め打ち作業に,やっと決着がつきました。

今思えば,昨年の11月から3報の論文を,彼は仕上げたことになります。半年弱でファーストオーサーを3報まとめた経験は僕にはありませんし,彼の力量はすごかったのです。論文には旬な時期が必ずありますし,手元にあるデータで勝負しなければならない時もあります。そういったときに,固め打ちできる体力は必要です。枝葉の実験に時間をかけるより,論文推敲に時間をかけるよりも,速さが勝負です。

結局,彼は博士課程で4報の論文(ファーストオーサー)を仕上げたことになります。最初はPLoS Pathogensへ投稿しましたが,あっさりリジェクトでした。そこで審査期間が比較的短いPLoS ONEに,再挑戦しました。レフリーはよく見ていて,2人とも同じポイントを突いてきました。裏を返せば,そこを集中的に突き返せば,通るのではないかという自信もありました。桑江君とも相談して「虎の子」であった解析データをつけて,レフリーのコメントに応じました。再投稿後,エディターからの返事が,なかなか返ってきませんでした。虎の子であった「全菌体タンパク質の網羅的解析」は140万円かかっています。データだけ,いいように盗られたかなと悲観的になってきた矢先に,アクセプトの知らせが届きました。

PLoS ONEのrevisionは基本的に1回で,レフリーのコメントを総合的にエディターが判断し,ジャッジを下す方式だと思います(たぶん)。PLoS ONEのpeer reviewシステムは,他の方から聞いても,今のところ正常に働いているような感じがします。

数年前の話です> ジャーバクとか3回もリバイズくらって,おまけに審査途中で「おまえのやっている仕事は面白そうだから,共同研究しないか」と構造解析のオバちゃんから(結構,大御所)連絡がはいったり,もちろん断ると,審査段階でレフリーが変わったりと,しんどい経験をしました。なんとかアクセプトされたのですが,審査期間が異常に長い「ジャーバク」と「MM」は,2度と出さないと誓いました。あと,僕の領域ではCMとかに投稿すると「回さないでほしいレビューワー」にレビューが回ったりしますから,油断ならないです。CMには別件の論文で,JEMで行った研究内容についてイントロに書いたところ,JEMでの追加実験の指示があったりと,どうも性格の悪い野郎がいるようです。異なった研究内容の論文にも関わらず,我々の出した過去のデータに難癖つけてくる時点で,ここのpeer reviewシステムは終わったなと思いました。だから,こんなアフォー(候補)を「回さないでほしいレビューワー」につけるのだけれど,CMはそっちに回すからタチが悪いです。

「完全に,peer reviewという名の報復システムですね(笑)」

多くの雑誌のpeer reviewシステムは,当たり前のように崩壊していますから,なおせと言われたところをきちんと直して,アクセプトされる雑誌はありがたいと思いました。サイエンスの領域は競争が激しいので,いろんな大人の汚い世界が見えてしまいますが,とにかくサクサクだせるような雑誌にだして,まとまった時に,ガツンとIFの高い論文を狙っていければと,思います。

久留島君,3連弾,ご苦労様でした!

2012-05-14

新人歓迎会

先週の暴風雨あけの夕方に,細菌感染制御学研究室の新人歓迎会を開きました。
今年度の新人は,大学院1年の西村君,卒研生の今村君,寺島君,畑間さんの4人でした。その4人を講師の桑江君,ワクチンプロジェクトの安井さん,特別研究員の千葉ちゃんとで迎えました。また,東京医科歯科の丸山先生,薬学部微生物の羽田先生&守屋先生,動衛研の江口先生にも,ご参加頂きました! 丸ちゃんからは北海道・仙鳳趾の生牡蠣と晩白柚,ハネケンさんと守屋っちからはワインの差し入れがありました。えぐっちゃんからは,梅酒を頂きました。また,ラボの運営を手伝ってもらっている Iさんからもワインとデザートの差し入れがありました。本当にありがとうございました! 仙鳳趾の生牡蠣とワイン&梅酒でで至高の時を過ごしました。こんなことなら,毎月,歓迎会を開きたいですね(笑)。

本来なら歓迎会は,もっと先に開くべきでしたが,4月は学生さんのオリエンテーションとか基本技術講座とかで,なかなか落ち着けませんでした。ということで,ちょっと遅い歓迎会でしたが中身はとても充実したものになりました。また,天然珪藻土の切り出し七輪の実力を,見てみたかったのです。4月に屋外は寒すぎるかなと思いました。近所のハナマサで,お肉をかって,千葉ちゃんに野菜の下ごしらえをしてもらって,準備万端で焼肉も楽しみました。最後の方は暗くなって,闇鍋状態でした。また,西村君が他の修士の学生さんにも声をかけてくれて,10人ぐらい集まったのですが,暗くて誰が誰だか解りませんでした。LEDランタンも必要ですね。

野外で焼肉を楽しんだ後は,ラボの居室にもどって2次会に突入。学生さんのなかには,タリスカーのシングルモルトをストレートで楽しむ方もいて,意外な一面に驚きました。西村くんは,七輪で焼き芋に挑戦しました。

僕がハッとさせられたのは,学生さんには「毒気」がないことです。改めて彼らの快活な雰囲気を感じとり,自分は歳をとったなと思いました。。。良くも悪くも,我々スタッフが彼らに及ぼす影響は少なくないと,実感したのでした。また,彼らをここまで育てた親御さんの気持ちを考えると,将来,研究者にならなくても,我々が伝えるべきことは,きちんと伝えていこうと気持ちを新たにしました。

新しい風が入って,ラボのなかが明るくなるのは良いことです。学生さんの研究面の指導のほうは,講師である桑江君が一手に引き受けています。彼は自分の研究プロジェクトと並行して,学生さんをマンツーマンで指導しています。その熱意に脱帽してしまいます。僕のほうは完全に音頭取りそのものですが,それなら,明るく音頭を取っていこうと心を新たにしました。ちなみにラボの公式飲み会は,そんなにないのです。あっても年に3-4回ぐらい。そのぶん完全燃焼を心がけています。今回も,燃え尽きました。次は夏ごろか初秋に,開きたいですね。

学生さんには,失敗を恐れず,
常に前進してほしいです。

前進することを恐れない者に,
必ず道は開けます。

フライングです
左から,桑江君,安井さん,西村君,畑間さん,今村君,千葉ちゃん(寺島君は薬学の調剤研修で,遅れての参戦でした)
奥能登の天然珪藻土の切り出し七輪です。七輪にはうるさいのです。

丸山先生からの差し入れ。北海道からの直送でした!

牡蠣職人的な丸山先生。ジューシーで美味しかったです。


2012-05-09

トライフォース: 柔術

1年前の今頃,僕はトライフォース青山(TFA)に出稽古に来ていました。
そして出稽古の期間が切れる2ヶ月後にKrazy Bee (KB)をやめてTFAに移籍しました。移籍した最大の理由は,どっぷりと柔術にハマりたかったからです。お世話になったKBをやめるのはつらい体験でしたが「柔術で強くなること」を目指して,TFA所属となりました。

この1年の間にも,強くなったり,怪我をしたり,色々なことがありました。新しい仲間とも知り合いになれて,辛かった時期に,石川先生やジムの仲間から,エネルギーを分けてもらいました。

思えば大学からただ近い,というだけでKB (当時はKiller Beeでした)に入ったことが奇跡でした。当時は格闘技のこともあまり知らずに,マシントレーニングよりは格闘技のほうがメタボ対策にはいいんじゃないか!ということでKBに入ったのです。

昼休みにジムにいくと,当時,Aさんが住み込みでジムにいました。素人でも大丈夫ですか?という僕の質問に「大丈夫です」と答えてくれました。そこで,Aさんに技をかけて下さいとお願いしたのです。僕は格闘技を知らなかったので,どんなものか,確認する必要があったのです。Aさん的には「ああ,変なオヤジがきたなー。めんどくせえなあ」という雰囲気を醸し出しつつ,懐に入ってきました。手が引っ張られたと思った瞬間,Aさんの足が僕の首に絡み付いて,やばいと思いました。これが僕の三角絞め,初体験です。

しかし,当時はジムが嫌いでした。行く日は,必ず下痢しました。家に帰るのがやっとで,床にへたり込んだまま,朝を迎えたこともありました。晩ゴハンは喉も通らず,半年で7キロ痩せました。オートマティックにメタボから解放されたときには,何か不思議な感じがしました。やられる一方のジムの日々が続きました。上四方固めでもタップしたかったのですが,それではカッコがつかないので,はやくタップできる関節技をかけてくれ!と思っていたのです。

僕はそんな最低のレベルから柔術をはじめたので,今ではすごく好きになってしまいました。

何かを自分の意志ではじめたのに「やっぱ嫌い」になる時があります。自分には合わない,自分には向いていない,こわくて下痢をしてしまうとか,ジムがあるエレベーターのボタン押せないとか,縄跳び5分間できないとか,嫌いな理由のオンパレードが続きます。

でも,はじめのうちは「嫌い」ぐらいのほうが良いのではないでしょうか。自分には見当のつかない凄すぎるレベルを狙っているぐらいに思えば,「嫌い」というサインの許容範囲は少しだけ大きくなるかと思います。

TFAでやっと1年です。2ヶ月の出稽古期間は,誰にも負けられない(実際にはボコられましたが。。。)という思いで必死でした。僕にとっては,あっという間の1年ではなく,ずっしりとした1年でした。これからも濃ゆい生活を送ります!


2012-05-03

ほんとうの空: 福島にて

GWを利用して,実家に帰省しました。

僕の実家がある須賀川市は,福島原発から約70キロ離れたところに位置しています。震度6強の地震で,1000件近い家が全壊したそうです。実家も2階の壁が崩落し,スリッパなしに上がることができません。特に,重い瓦屋根を使用した古い家での被害が大きかったそうです。

念のためガイガーカウンターを持参しましたが,実家の空間放射線量は0.13 μSv/hでした。仕事場の港区より若干高い数値です。また,安達太良山(↓)に登りに行くために北上したのですが,ところどころで,1.0 μSv/h近い放射線量を車内にて確認しました(注1)。ちなみに安達太良山は,0.13 μSv/hぐらいでした。心配な方は,文科省の放射線モニタリング情報を参考にすると良いでしょう。さらに,県内のいたるところにモニタリングポストが設置されておりますので,リアルタイムの数値を確認しながら,移動することが可能です。

山に登る前に,二本松の量販店で1400円の長靴を買いました。この季節の安達太良山は,登山道がかなり泥濘むと思ったので,登山靴ではなく長靴を選択しました。予想に反して雪が多く,楽に登ることができました。そして,「山ガール」が,確実にふえました。こういった人達がたくさん福島に来てくれて,地元のよさを楽しんでくれればと思いました。

ゴンドラで一気に高度をかせいで,雪のお陰でハイマツやシャクナゲの根っこを楽にパスして,頂上に至りました。この日の安達太良山は,僕が32年間通ったなかでも一番のハレでした。ほんとうの空がみえました。

綺麗な雪渓を登り詰めます。長靴は僕と弟だけでした。。。
それから約30年ぶりに「くろがね小屋」を訪れました。高校3年の冬休みに,O君と避難してきました。ものすごい吹雪にあって,命からがら,この小屋に逃げ込んだのです。安堵しながらキットカットを食べたことを思い出しました。くろがね小屋は日帰りで温泉に入ることも可能です。気持ちのよい湯船でした。そして,山小屋は管理人さんの愛着がとてもよく感じられました。いつか,宿泊したいと思います!

綺麗に整頓された山小屋。時が止まっているかのようでした。
地元の川べりには,たくさんの鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。爽やかに澄み渡った青空を眺めていると,何も変わらない地元がそこにありました。復興の道のりは,遠く長いのですが,少しずつ動きはじめています。

鯉のぼりも,いつもと変わらぬ風景でした。

(注1) いわゆるホットスポットで,移動中に何点か存在しました。