2012-01-31

広島大学へ

先週火曜日に,広島大学大学院医歯薬学総合研究科の菅井基行先生のラボを訪ねました。そこで歯学部・医学部の講義を担当しました。講義内容は,私の専門である細菌のIII型分泌装置について,であります。今回,これまで使用していた講義資料ではなく,大幅に刷新しました。その甲斐あって?,学生さんから多くの質問がありました。これまでの講義資料は,学部生にとって,マニアックすぎたかと少々反省です。それよりも分泌装置の根本的なこと,例えば「タンパク質が外膜と内膜を越えて菌体外に分泌されるためには,どのようなステップをふんでいくのか」について,基本的なところから作り直しました。自分の専門分野だと,ここはわかっているはずだ! みたいなところがありますから要注意です。

資料作成が終わって,帰宅しようとすると,信じられないぐらい雪が積もっていました。明日,講義はできないかもと思いましたが,

白金キャンパス


翌日は快晴で,マクロビ弁当↓を品川駅で購入し,車窓を眺めながら広島まで向かいました。




余裕をもって広島についたつもりでした。しかし,タクシーから降ろされた場所は,東千田キャンパスというところでした。どこを探しても菅井先生がいる建物はありませんでした。グーグルマップで自分のいる位置を確認すると,なんと別なキャンパスに先生がいるのを確信しました。しばらく走って,別なタクシーをつかまえて,事なきを得ました。

このような事情があり,すぐに講義がはじまりました。学生さんもたくさんいて,気持よく講義を終えることができました。講義が終わったあと,菅井先生につれられて日本食を堪能しました。先生に最初にお会いしたのは,10年以上も前ですから,改めて月日の流れるはやさを実感しました。

菅井先生に路面電車で送って頂いた後,ホテルの一室で,うだうだしていたのですが,「やっぱ,ここはお好み焼きだろう」ということになりました。しかも歩いて数分のところに,電光石火というお好み焼き屋さんがありました↓。 夜食には大きすぎたのですが,なんとか平らげました。ちょうど店をしめる直前にすべりこんだのですが,店のあんちゃんが,尋常じゃないぐらい鉄板を磨いていました。もうほんとピカピカで,これには感動しました。ショッピングモールができて,地場産業がごっそり奪われても,最後に残るのは地元に伝わる名産ですよと,勝手な講釈をして,店をあとにしました。


2012-01-29

太郎山から虚空蔵山へ

昨年の夏,チビと「虚空蔵山から太郎山」へむかう縦走を計画したのですが,あまりの藪漕ぎのひどさに,虚空蔵山手前で断念しました。

そこで今回は太郎山から虚空蔵山への縦走を敢行しました。雪が深いので藪になやまされることもありません。太郎山は上田市民に愛されている山で,とてもよく整備されております。頂上付近には,大きな鳥居がありました。
ここから太郎山の山門にはいります。

太郎山からの眺めです↓。晴れていれば,アルプスがみえるはずでした。




太郎山から1時間半ほどかけて,ようやく虚空蔵山につきました。山頂には誰もいませんでした。




雪が深くストックをついて,膝下までもぐりながら,喘いで登りました。晴れて雪がぱっと輝くときには,心も明るくなります。




虚空蔵山から鳥小屋山に向けて,ポツポツ歩いて行くと,ナンジャモンジャの木がありました。ナンジャモンジャとは何でしょうか。ともかくも天然記念物らしいです。しかし雪で埋もれていて,どれがナンジャモンジャなのか,わかりません。






歩いているのは僕一人ですが,登山ルートには動物たちの足跡が続いていました。タヌキ,シカ,ウサギなどが歩いているようです。厳冬期は,人間のかわりに動物たちが歩いているのです。なにか嬉しくなりました。




鳥小屋山付近に佇んでいる,お地蔵様です。お地蔵様も半分ぐらい雪に埋もれていました。




たぶんタヌキのあしあと。寒いのにもかかわらず,細い稜線をつたって食べ物を探しているのでしょう。




稜線からは上田市が一望できます。長野新幹線はこの真下を走っています。僕が登っている間に,何本の新幹線がこの真下を通過したのでしょうか。




今回は5時間ぐらいの山行なので,最低限の食料,キャメルバックと呼ばれる給水装置,ストックで登りました。ストックはこの時期にかかせないです。深い雪のなかを歩いて行くときに,重宝します。




キャメルバックの給水装置は,歩きながら水分をとることができるのですが,登り始めてすぐに凍結してしまいました。当然のなりゆきですが。。。




5時間ぐらいかけて鼠宿と呼ばれる集落に辿り着きました。ついた途端に,体が冷えてきました。近所のベイシアというスパーマーケットに向かいました。



いくら市民に愛されている山といっても,地図なしに登ることができません。細い稜線でガスったりすれば,パニックをおこす危険性はあります。今回はDIY GPSというiPhoneアプリを使用しました。iPhoneは,圏外でもGPS信号は拾えるのです。だから地図をあらかじめ入れておいて,GPS信号と対応させるソフトがあればガーミンと同じように使えるのです。それがDIY GPSというソフトです。目標の山をセットしておけば,かなりの精度で位置を算出してくれます。



昨年8月にチビと引き返した山塊を,これまで幾度となく眺めてきました。たおやかな山々は,それでも真冬の厳しさをもって,迎えてくれました。登り終えて,やっとこの山を素直な気持ちで眺めることができます。ありがとう。

この季節に縦走される方へ:
稜線部によっては,膝上ぐらいまで雪に埋もれますので,スパッツは必要だと思いました。

2012-01-23

WiMAX統合ポータルへの接続手順

1 WiMaxルーターの電源をオンにする。

2 Macを無線LAN(WiFi)で接続。

3 ルーターの裏に書いてある(たぶん)暗号化キーをいれる。

4 WiMaxルーターの説明書をダウンロードして,工場出荷時のIPアドレスをゲット。

5 ブラウザを起動して「http://192.168.0.1/」と入力(WM3500Rを例)

6 ユーザ名に「admin」を入力して次に進む。
(パスワードは何も入れないか,adminだったかな?)

7 画面が変わって,WiMAX統合ポータルサイトがあらわれる。

書いてしまえば簡単ですが,説明書に書いてないので。。。。



2012-01-13

チャリチャリ伝説!

皆さん,お元気ですか? 
スノーボードを購入したので,新雪に挑戦してきました。ボードの醍醐味はパウダースノーに突っ込んで,波に乗ったような感覚を楽しむことだと思います。そのため,圧接していない端っこのほうを滑ることになります。菅平のスキー場↓でパウダーを楽しんで(右端のほう),




翌日は,番所ケ原のスキー場↓でパウダーを楽しみました(これも右端です)。
ある程度スピードを出さないと,パウダーに乗れないので轟沈します。何度かトライして,新雪に長いラインを残せたときには,達成感があります。




個人的には,菅平よりも番所ケ原のスキー場のほうが気に入っています。地元のあんちゃんたちは,本当にうまいです。まずハズレがいません。参考になります。




滑ったあとは生ビールで乾杯です。

前置きが長くなりましたが,今回の本題は,「チャリチャリ伝説」なのです。僕の自転車,「アンカーC9 ベレーニョ改」の足回りが大きく進化を遂げることになりました。ベレーニョさんに注文しておいたホイール「フルクラム レーシング5」が,ついに来たのです!早速,ベレーニョのマスター 大鹿さんにセットアップして頂きました↓




足回りがしっかりしてくると,全体の雰囲気も変わります。セットアップしているときに,フルクラムと今まで使用してきたホイールの重さを比較しました。ちょっとショックだったのは,「重さはあまり変わらない」ということでした。


自己満足の世界で終わってしまうのか?

と暗い気持ちに入りかけました。。。




そんな気持ちを察したのか,大鹿さんはセットアップしたばかりの自転車を外へ出してくれました。 不安な気持ちでベレーニョ改に乗りました。しかーし,僕の不安とは裏腹に,「ベレーニョ改」は,ぐいぐいと前に進みました。剛性が高いのか,すべての漕ぐ力が,前に出るような感じです。



僕が購入したのは,何の変哲もないシクロクロス向きの自転車です。ごく普通の自転車を購入したから,グレードアップしたときの違いを感じることができたのです。最後に残るのはフレームだけかも知れません。しかし僕は,クロモリの華奢だけれども,衝撃を良く吸収する素材が気に入っています。

インターバルの練習をしつつ,千曲川沿いに出かけました。ケイデンス(回転数)を100以上,1分間保ち続け,その後,70-80ぐらいでゆっくり流して4分間走行。再び激しく漕いで1分間。これを6セット繰り返して,ウンザリの気分で自宅に戻りました。今は峠が雪で埋まっています。平坦なところで負荷をかけなければ,春になったときに泣くことになります。

長野県に引っ越して生活環境がだいぶ変わりましたが,自転車も良いんじゃないの,と思うこの頃です。

2012-01-03

スノーボード

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年は色々とありました。2回も引越しをしている間に,カナダからもってきたスノーボードは人にあげてしまいました。そして,気がついたら僕は雪がたくさん降る長野県上田市に住んでいたのです。

スキー場でレンタルするのは出費がかさむということを口実に,バートンのProcess Flying Vというボードを購入しました。シューズも新調しました。シューズは軽量で,しかも両端にあるコードを引っ張るだけで,靴紐がバシッと締まります。

さて,Process Flying Vでありますが,取り回しがよいボードでした。僕がボードを購入したのは16年ぶりですが,進化を感じました! エッジが引っ掛かることもなく,初心者はこのボードからはじめたら上達するかも知れませんね。まあ僕も初心者ですが。。。このボードはパウダースノーでも浮きやすく,ゲレンデの新雪を楽しむことができました。

チビは本日が2度目のスキーですが,ボーゲンでどんどん滑って行きます。

僕は,新調したボードとシューズをまじまじと眺めて,このボードに乗れるのはあと何年か?と思いました。60過ぎたらボードも大変かなと思うのです。チビとこうして滑るのも,あっという間でしょう。だから,精一杯,滑りたいと思います。

追記: このボードはESTシステム仕様でバインディングの取り付けも楽になりました。固定しているボルトを緩めるだけで,前後,角度を変えることができます(今まではボルトを完全に外さなければなりませんでした)。例えばパウダースノーを楽しみたいときには,後ろにずらしてフロントの重心を軽くするとか,ESTなら簡単に調整が可能です。また,Zardozというワックスではないワックスも,良い感じで滑ります! メンテも簡単なので,ボードを新調した方は初めからこれを使用したほうが良いかもしれません。

Process Flying V
MOTO. コードを引っ張るだけで,靴紐がバシッと締まります。

スキー2回目のチビ。

番所ケ原スキー場のラーメン。美味しかったです。

ワックスではないワックス。意外と良かった!