総説・論文を執筆するときに一番面倒くさいのは,リファレンス作成だと思います。
なのでリファレンス作成に必要な環境を考えてみました。
結論として,Papers 3 と Word の連携はとてもいいということに気が付きました。僕は Pages というアップルが出しているソフトが好きなのですが,最新バージョンでは Citation 機能はサポートされておりません。旧 Pages でのリファレンスフォーマットは問題なく動作します。なので Pages を使用している方は,もう少しの辛抱です。。。
ここで,Papers 3 でリファレンスを作成するときの設定を説明します。
1) Papers 3 の「Preference」で「Citation」をONにする。また「Favorite styles」というボタンが一番上にあって「More Styles...」を選択することで,論文のリファレンススタイルを取り込むことが可能です。
Papers 3 の Preference を開いたところ |
2) 次に実際に作業する Paper 3 の画面で,論文タイトルを右クリックすると「Copy As」>「Papers Citation」という項目があらわれます。ここをクリックして「Word」「Pages」にペーストすると,{Nagamatsu:2009kw} のような Citationkey が文書に貼り付けられます。
リファレンスをコピペしているところです |
3) あとは「Word」「Pages」上でコントロールキーを2回おすこと(Papers設定で任意に割り当て可能)で,WordやPagesからPapers 3 をよび出してフォーマットやアンフォーマットすることが可能です。
【今回の結論】
Endnote X7 よりも,Papers 3 のほうが直感的かもしれません。また,対費用効果も優れていると思います。ということで,Macを使っているのなら,Papers 3 という選択肢もアリだと思います。また,Papersでのリファンス作成をググっていたら堀口センセのサイトにたどり着きました。ここにも使い方が書いてあります。
論文作成は研究者の生命線なので,Papers 3 の使用感など,随時取り上げてみたいと思います。
なお,Papers 3 によるリファレンス作成法については,拙著「ライフハックで雑用上等」でその詳細を解説しています。下記のサイトあるいは羊土社さんのオンラインで購入が可能です。よろしくお願いします。
追記: ブラウザから自動的にPapers 3を起動してPDFを取り込む方法は,コチラです。