2011-10-30

銭湯から共同温泉へ

金曜日に山形から「つばさ」に乗って東京に戻りました。つばさの窓側には電源があるので,パソコンで仕事をするのには良いのかも知れません。また,シートも座り心地が良いと思いました。僕は単行本を広げ,ガイガーカウンターの数値をチェックしつつ,帰路へつきました。ラボで久留島君と論文の打ち合わせ,毎週定例のミーティングをしたあと,自宅の長野に戻りました。

上田駅について,妻の車で別所温泉「晴山」に直行です。別所温泉の泉源はいくつかあるのですが,ここの泉質は僕にあっていると思いました。僕は19から銭湯ぐらしを初め,自宅をもった数年間を除いて,20年間ぐらい銭湯を愛用しています。子供が生まれたのをきっかけに,安易に自宅を購入(注1)したのですが,子供が銭湯に行ける頃になると,また銭湯ぐらしの生活がはじまったのです。自宅の小さな風呂よりは,銭湯が好きなのだと思います。

上田に引っ越して,さすがに銭湯はないので,各地区にある共同温泉・旅館が,銭湯の機能をはたすようになりました。旅館「晴山」の主人にはよくして頂いて,混雑していないときには,家族で貸切温泉となります。温泉でゆっくりしたあと自宅へもどって,晩御飯。速攻で寝ました。

朝起きて,自転車に空気を入れてから,夫神岳,女神岳周辺を目指しました。約30キロのツーリングですが,行きは登り,帰りは下りなので,クールダウンも兼ねて良い感じのコースです。路面が凍結するまでは,このコースを極めたいと思います。峠付近につくと霧がやっと晴れてきました。登りがないと下半身の強化に繋がりませんから,だらだらと汗をかきながら,つめていきます。峠頂上につくと,あとは一気に下り坂です。スピードには極力注意をして下って行きました。2時間ほどサイクリングを楽しんで,自宅に戻って,畑の雑草取りなどをしました。

この時期はスティックブロッコリーの収穫期です。上田に引っ越した理由の1つとして,自給自足もあります。僕は日本の将来を楽観視しておりませんし,実家の福島も不安です。「食」に関しては,これからの日本で,様々なことが起きると思います。そういったことも含めて,できるだけ自給自足の生活にしていこうと思います。

注1: 自宅の購入は,ついつい価格が妥当か,銀行からの融資額だけで決めてしまいがちです。僕もこのパターンでした。でも,家からの眺めが良いとか,海に近いとか,山に近いとか,銭湯に近いとか,自分が満足するような何かが家にないと長続きはしないと思います。

夫神岳周辺。やっと霧が晴れてきた。
柿と青空のコントラストが晩秋を感じさせます。
スティックブロッコリーは何度でも収穫できるので,自給自足派としてはありがたいです。

山形へ

10月は学会・イベントが目白押しでした。上旬に細菌学会関東支部総会があって,それが終わると科学研究費の申請,そして今週の水曜日から金曜日にかけて,山形市で第60回日本感染症学会東日本地方会学術集会・第58回日本化学療法学会東日本支部総会の合同集会がありました。

今回はワークショップ 「百日咳の基礎から予防・診断まで」を塚田弘樹先生 (新潟市民病院)と一緒に企画担当致しました。スピーカーの先生には,タイトなスケジュールでお話頂いたのですが,様々な角度から百日咳感染の現実をディスカッションして頂きまして,有意義なワークショップと思います。

翌日木曜日は,はやめにおきて,ホテルのサイドテーブルにあるものを極力どかし,MacBook Airと論文数編を広げ,久留島君の2報目となる論文をじっくりみていきました。この時ばかりはワープロを使わないで,ペリカンの子供用万年筆で訂正を入れていきます。朝から始まって,お昼に山形名物「板そば」をたべて,またホテルに戻って,シャワーを浴びてリフレッシュしてから,論文の校閲作業にもどりました。2報目となると,こちらも楽になります。夕方には終わりました。結局この日は,ホテルにプチ缶詰となりましたが,雑音がないので集中できました。論文作成は,他の全ての仕事をストップしても優先させるべきですが,さすがに座長を放り出すわけには行かないので,山形での突貫作業となりました。しかし,ホテルでの原稿書きは意外といいなと思いました。MacBook AirはWiMaxで接続されておりますし,必要なデータはDropboxにすべて入っております。論文PDFも,Papersというデータベースで同期されております。短期集中でホテルで仕上げるという路線もアリかなと思いました。東京あたりだと山の上ホテルでしょうか。。。

2011-10-23

農夫の週末

金曜日はギリギリまで久留島君の論文をみて,大学前でタクシーをつかまえて,田町駅へ。それから山手線で東京駅まで行って,八重洲の貸し会議室にやはりギリギリに間に合う。細菌学会関連の会議である。会議の進行役は堀口さんで,話の落とし所がうまい。そんなわけで予定していた時刻よりも早めにひけた。地下街の沖縄料理のお店で,オリオンを4杯ぐらい飲んでから,堀口さん,山崎さんと別れて,長野新幹線に乗り込む。ちょうど上田駅につく頃に,久留島君からメール。晩御飯を食べて眠る。

朝起きて,昨日の久留島君のメールから論文をダウンロードして,続きの作業を行う。彼は博士課程の3年で,今度が2報目になる投稿。ファーストオーサーを重ねるにつれて,論文の構成力がうまくなっていく。久留島君の論文を,万年筆で赤を入れていく。極力,手書きはしないタイプだけれど,この過程だけは手書きで進めていく。

午後3時頃,仕事に区切りをつけて,チビとサイクリングに出かけた。塩田平から中禅寺にむかう。なだらかな坂を1キロほど登りつめた。自宅に戻り,沓掛温泉でゆっくりとした。ちょっとぬるめのお湯だったが,常連さんの雰囲気がとてもよかった。

日曜日は午前中に仕事をしたあと,自転車にのって,夫神岳・女神岳周辺の山岳コース。前回のハーフマラソンで痛めた膝が,徐々にきしんできた。峠の頂上までいくと,あとは一気に下り落ちる。はやめにブレーキングを心がけ,それでも女神岳の麓にあっという間についてしまった。茶房「パニ」わきの延命水で喉を潤してから,前山寺にいたるコースをたどって,自宅に帰った。30キロぐらいのコースであったが,登りは改善の余地あり。

自宅にもどって,長靴にはきかえて畑を耕した。大家さんからお借りしている畑には,桑の根がたくさんあって,ほっくりかえすと畑の面積が増えていく。本日は,4つの根っこを掘りおこした。背筋がバリバリで限界。スナップエンドウを植えて,本日の作業は打ち止め。女神岳周辺は少しだけ,紅葉がはじまりだした。これから本格的な冬を迎える。畑は耕したぶんだけ,すこしずつ大きくなっていく。仕事もこんなふうに,目に見えるといいなと思う。



2011-10-16

ANCHOR C9

怒涛の支部総会が終わったあとは,怒涛の科研費シーズンでした。科研費申請は,まだ終わっていないのですが,週末は午前中に仕事を済ませ,午後はのんびりしました。

今年の8月に,長野県上田市郊外に引越しました。映画「サマー・ウォーズ」の舞台が上田市ですが,あのようなのどかな田園風景がひろがる地方に引越しました。

僕は自転車が欲しいと思いました。そこでスポーツサイクル専門のベリーニョさんのお世話になりました。購入したのはアンカーC9という万能自転車です。実はロードバイクに近い自転車を購入したのは,20年ぶりぐらいです。ギアシフトのシステムは全く変わっていました。ブレーキレバーとギアシフトが一体となっており,ギアチェンジもかなり楽にできるようになっていました。パンクした場合を考慮して,予備のチューブを購入しました。これはサドル下に設置しました。また,非常にコンパクトになった空気入れも購入しました。フロント部分の剛性も格段とアップしており,大満足な自転車が10万円で購入できるのは,すごいと思いました。ロードバイクはクロモリフレームと決めていたので,アンカーC9は納得のフレームでした。農道が突然砂利道になったりしますので,無骨なタイヤも安定感があります。

この「ベリーニョ号」で上田を走りつくしたいと思います。自転車店ベリーニョのオーナーは親切な方で,自らも自転車競技を楽しんでおります。そして,確実に職人です。あと一人,職人の若いあんちゃんがいます。近所に自転車好きな自転車屋さんがあって,本当に良かったです。土日のバイクタイムは40キロ弱ですが,楽に走れるのが自転車の醍醐味だと思います。距離を走れないときには,上り坂を混ぜたりして負荷を上げることも可能です。マウンテンバイクはカーボンフレームの「サンダー号」,クロモリのロードバイクは「ベリーニョ号」です。登山と自転車で晩秋の上田を楽しみたいと思います。

10月15日
バイクタイム: 1:20:24
距離: 28.88 km
平均: 時速 21.55 km
最高スピード: 時速 35.51 km


10月16日
バイクタイム: 24:30
距離: 9.62 km
平均: 時速 23.56 km
最高スピード: 時速 33.44 km

追記: 本日,ベリーニョに行きました。実は,ベリーニョではなくベレーニョでした! ごめんなさい。お店はココです。
先日購入したアンカーC9

あまり使わないですが,補助ブレーキ?

小さくなった空気入れ

このへんの作りが20年前とは違う

メットとグローブ

長門牧場

風が強いですが,空気が乾いていて気持ちがいいです。
*****
追記: 長門牧場「ノーサイド」に遊びに行きました。ノーサイドでは広々としたところで乗馬ができる牧場です。今回は予約をしていなかったので,チビを馬にのせてもらい,引き馬で牧場内を散歩しました。怖がる様子もなかったので,次は70分コースにチャレンジしたいと思います。牧場はもっと狭いところかなと勝手に思っていましたが,広々としていました。
帰りは牧場主のオジサンに車で入り口付近まで送って頂きました(それぐらい広いのです)。途中,車が止まってオジサンが「アケビがあるよ」と教えてくれました。たくさんとっていいからと言われ,遠慮無く,たくさん頂きました! 牧場のオジサンは口数が少ないのですが,とても親切な方でした。信州はいいところだと思います。






2011-10-15

ブログのスタイル

ブログのスタイルを変えました。また,もとに戻るかもしれません。

2011-10-10

Xtremeな休日

IUMS 2011が終わってすぐに関東支部総会の準備がはじまり,駆け足で9月が過ぎた。支部総会は盛会のうちに終了し,それなりの成果を残すことができたと思う。総会は金曜日に終わり,領収書を整理し,自宅にむかう長野新幹線のなかで久々にSUM関数を使い,一息つくと上田駅。自宅について夕飯をそそくさとすませる。時計をみるともう11時。シャワーを浴びて眠りについた。

万全な体調など存在しない。

僕はスタート地点でカウントダウンを聞いていた。スタート30秒前にiPhoneを起動し,カウントがゼロになったときに,Runmeterのボタンをおした。GPSがハーフマラソンのコースを辿ってくれるはずだ。初めてのハーフマラソン出場であったが,ここ1ヶ月,ほとんど運動をしていないので体が重かった。今回は走り切ることが目標であったので,5分30秒/キロのペースを保つように心がけた。多くのランナーが僕を追い越していった。折り返し地点まで,ひたすら我慢することにした。

古戦場ハーフマラソンは上田市で開かれるマラソン大会で,前々から小学生のチビと一緒に出場することをきめていた。大会1ヶ月ぐらい前から,チビと調整する予定でいたが,折り合いがつかずに大会をむかえた。マラソンコースは県営野球場からスタートし,青木村方面に至る夫神神社が,折り返し地点である。折り返し地点までペースを保てたが,後半は右膝が不調であった。思うように蹴り出しができずに,ちょっとした坂道でも下半身が重く感じられた。それでも残り8キロぐらいになると,いつも楽に走っている距離だからと自分に言い聞かせ,ペースを取り戻すべく走り続けた。しかし膝の痛みが徐々に悪化していき,「歩かないこと」に目標を変えた。ゴールではラストスパートをきめたかったが,のろのろとゴールラインを通過した。ゼッケン裏に取り付けられたICチップを検出器がとらえ,完走証明書にタイムと名前が自動的に記入される。チビが走り寄って来て,「お父さん,何位だった?」と聞いてきた。僕は証明書をみせた。「お父さん,すっごく,遅いね」となじられた。チビは小学生高学年の女子の部(3キロ)で20位以内に入る快挙であった。僕は661人のランナーのなかで半分ぐらいの成績(262位)で,トップ10%のチビの成績と比べると,あまりに凡庸すぎた。次回は2時間をきる成績を残したい。

家族で野球場をあとにして,柳町の「おお西」で蕎麦を食べてから自宅についた。休息してから,頼んでおいた自転車を受け取りに行った。本来ならば万全な体調で新車アンカー C9を受け取りたかったが,ここでも万全な体調など存在しない。C9はアルミフレームの自転車に囲まれ華奢にも見えるが,クロモリフレームの美しさがそこにはあった。自転車を受け取って,颯爽と走り去りたかったが,右膝に激痛がはしった。お店の方が不安そうに見守るなか,よろよろとスポーツサイクル専門店「ベリーニョ」をあとにした。

翌日は車山を散策した。すすきが黄金色に輝いて眩しかった。山小屋「コロボックル」でおいしいコーヒーを頂いたあと,霧ヶ峰の駐車場わきで,フラットトップの髪型のあんちゃんから,焼きトウモロコシを買って,一気に食べた。自宅に戻って,届いたばかりの「アンカーC9 ベリーニョ号」に乗って,昨日のマラソンコースを走った。右膝は思ったほど痛くはなかった。緩やかな下り坂で聞こえてくる風の音に,20年以上前の自転車競技を思い出した。ハーフマラソンのコースを,楽勝で駆け抜けた。ちょっとだけ,昨日のリベンジを果たした気分になった。

万全な体調など存在しない。

しかし50を過ぎた今,挑戦し続けることが,メインテーマとなりつつある。
どんな優秀なアスリートでも,最後は記録を抜かれるのだから。



しんどかったハーフマラソン

ランチに立ち寄った柳町

おお西の蕎麦

コロボックルから見た車山周辺

山小屋のコーヒー

長野新幹線から見た浅間山

MacBook AirとWiMax。新幹線のテーブルにぴたりと収まる。


2011-10-09

満員御礼:第94回細菌学会関東支部総会

先週の10月6-7日にかけて,細菌学会関東支部総会がありました。
私が総会長で,実質的な企画を行いました。既にこのブログで書いているようにトコトン予算を削って,参加費は無料にしようということで,HP作成やプログラム・要旨集も自前で行いました。

今回は若手研究者のモティベーションをあげることができれば,という思いで【若手対象ワークショップ: 細菌学の新たな潮流】を企画しました。この企画には非会員の金 倫基先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科)や,大野 博司先生(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター)にご協力頂きました。一方,関東支部からは池辺 忠義先生,岩瀬 忠行先生,小川 道永先生にご発表頂きました。また,ラボの桑江講師も本ワークショップに加わって頂きました。25分で話して頂くことに躊躇しましたが,全ての先生からご快諾頂きまして,感謝致します。

さらに,特別講演として「獲りにいく研究費戦略!」というタイトルで,嘉糠 洋陸先生(東京慈恵会医科大学 医学部 熱帯医学講座)にお願い致しました。私の期待は見事に,良い意味で裏切られました。獲得のノウハウではなく「研究費獲得戦略を研究生活のどこに置くのか?」という根源的な問いかけから始まり,研究費獲得の申請書類の例として,先生のご研究内容「腸内細菌によるマラリア媒介蚊のコントロール法の開発」を落とし込むという超絶的な手法で講演が展開していきました。プレゼン手法も含めて,若手研究者,学生さんの参考になったと思います。

今回は41演題,100名以上の参加となり,一体感を出せたのではないかと思います。主催者がいかに参加者に貢献できるのか?を追求したつもりです。今回の学会企画を最後に,私自身が学会を企画することは,しばらくはないと思います。だからこの学会で燃え尽きたいと思いました。そして燃え尽きました。

出席頂いた全ての皆様に感謝致します! また,ベストプレゼンテーション賞を受賞された,福松 真君,宮崎 真也君,山本 健太郎君,おめでとうございます! 今後のご研究の発展をお祈り致します。最後に,運営に関わりましたラボの桑江講師,特別研究員の千葉さん,そして博士課程の久留島君,本当にありがとう。

2011-10-04

一人でできる学会運営

木曜日に細菌学会関東支部総会があります。今回はたくさんの応募があって,計41演題のプログラムとなりました。本当にありがとうございます!

僕がこの学会を引き受けたときに「やらない」と思ったことは,次の4つです。

1 会費を取らない
2 情報交換会の会費も,若手・学生からは取らない
3 ネクタイをしない(あくまで自由意志ですが)
4 無駄なカネを使わない

学会を一人で切り盛りすることで,フリーな学会運営を可能にしたいと思いました。正確には,支部会の総会準備金を有効活用することで,可能な限り支出を抑えるというスタンスです。そこで「一人でできる学会運営」を解説いたします。

1 用意するソフト

  • エクセル
  • アクロバット
  • ファイルメーカー
  • イラストレーター
  • Evernote
  • Dropbox
2 ネームカード,領収書,抄録の作成
  • 会員情報の把握(名前,所属,E-mail,会員情報など)。エクセルで集めておく。
  • ある程度,情報が熟成されてきたらエクセルファイルをファイルメーカーで開いて,以後の操作は全てファイルメーカーで行う。
  • ネームカードはイラストレーターで原寸大にて作成し,テンプレートを作っておく。このテンプ上に「名前」,「所属」のデータを流し込む。同様に領収書のフォーマットも作っておいて,会員情報(学生,一般会員)の抽出で,異なった金額の領収書を自動生成させる(今回はフリーなので,このオプションは使用しない)。ファイルメーカーを出力センターとすることで,抄録集の作成も行う。抄録を集めておいて,会員に発表順の番号を割り振ることで,番号のソートで抄録が並ぶ。これをPDF化することでプログラムの中身が完成する。
  • ファイルメーカーにぶちこむことで,強力なソート機能が利用可能。これをネームタグ,領収書,抄録集の作成に利用する。
3 プレゼンの準備
  • 今回の支部総会は時間的にタイトなので,プレゼンファイルを予め集めておいた。MacBook AirにVMware Fusion 4をインストールし,Windows pptファイルにも対応するようにした。一つのマシンで全てのファイル確認を可能とした。
  • 実際のプレゼンにはMac,ウインドウズの2台のマシンを使用。プレゼンファイルはDropboxで同期しておく。データインストールはデスクトップPCで行い,会場に持ち込む2台のマシンをDropboxで同期する。プレゼンファイルをDropboxで管理することでデータインストールの混乱を防ぐ。ファイルには発表順に番号を割り振ることで,時間ロスを防ぐ。

4 学会HPの作成
  • EvernoteでHP作成は可能。フォルダーを公開することでHPとして利用可能。
  • プログラム・抄録などのデータはPDF化しておいて,オンライン上に置く。これにより印刷代・郵送代を省くことができる。

ざっとこんな感じです。学会運営はうまくいって当たり前の世界なので,個人で行うにはリスクを伴います。しかし,今回のキーワードは「フリー」なので,極力コストダウンに努めました。あとはプレゼンを如何にスムーズに乗り切るかですね。ということで小さな学会を運営をする方は,参考にして下さいませ。

学会関連の仕事&休日

あともう少しで細菌学会理事の任期が切れます。6年は長かったです。今週の木曜から開催される細菌学会関東支部総会で最高に頑張って,しばらく学会企画から離れます。

先週末はプログラム作成に費やされました。週末は娘と過ごす予定でいたので,金曜の夜から抄録作成を本格的に行いアクロバットで抄録を束ね続けました。途中,フォントの埋め込みがうまくいかないせいか,トラブってフィックスしたのが朝の4時頃。寝ていた愛犬を呼び寄せ,暖かなお腹のあたりをなでながら僕も眠りにつきました。

9時頃起きてというか,起こされて,上田駅前にあるスポーツ店で競技用の水着を購入しました。それから家族でプールに行きました。娘と一緒に泳いでサウナに入って,ゆっくりと過ごしました。まあしかし睡眠時間が短いせいか徐々に眠くなってきたので,家に戻りました。窓から見える青空は高くて,秋の雰囲気が感じられましたが,部屋のなかは暖かく,コタツわきのクッションに埋もれ,意識を失ったように眠りました。

午後3時頃,娘に再び起こされ,今度は愛犬と一緒に散歩に出かけました。風はもう冷たく,モジャモジャの愛犬の毛がビューっと風に流されながらも,弾丸のように疾走する姿を見て,軸がぶれていないのを感心しました。

寒くなったので,ささらの湯という温泉に行きました。こうして50になった誕生日会は過ぎて行きました。

最近のトピックスとして,左手の握力が異様になくなったことです。今はだいぶ回復しましたが,一時はホッチキスもできないくらいでした。タックルしにいって,潰されたときに痛めたらしいです。少しだけスパーリングしましたが,やはり違和感を感じました。強くなろうとしているのに,弱くなっている自分がいます。目の前に1ヶ月前の自分のあらわれたら,確実に負けてしまいます。

まあこういった不利な状況ですが,関東支部総会は全力で行きたいと思います。よろしくお願いいたします。