2008-04-02

新たな出発

3月30日(日)
 本日は私が所属している総合格闘技ジム (YSA) が馬込に移転し,そのオープニングレセプションに行ってきました。ジムの前にはたくさんの花束が飾られていました。帰り際に落ちた花びらを娘が拾っていたら,山本美優さんが「何のお花が好きなの?」と娘に話しかけてくれました。娘が恥ずかしそうにしていると,たくさんのお花をわけていただけました。マットで暴れ回って,お花まで頂いて,娘にとってもかなり満足な一日でした。ジムのオープニングには徳郁さんはもちろんですが山本ファミリーが全員集合で,とてもにぎやかでした。

 いよいよ,4月から本格オープン。白金にあったジムは昨年の12月に閉められたので出稽古をしたり,工事中の新ジムの裸電球の薄暗い光の下で練習を続けてきましたが,ここまで長かった。。。この間,ブラジリアン柔術系のジム生はほとんどきてなくて,グラップリングのジム生ばかりで辛い。でもこの4ヶ月でグラップリングの連中からも一本取られる回数はかなり減りました。立ち技でも引き込んで,下から攻撃するというスタイルなので柔術のスタイルと変わらないのですが。。。

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4月1日(火)
 本日から新年度。北里大学と北里研究所は本日から統合し,学校法人北里研究所としてスタートします。私的に非常に不評であった大学ホームページも大きくリモデルされました。これからは両者の強みを活かしたブランド強化がなされていくことでしょう。

 そして,いよいよ新年度のスタートですね。フレッシュマンが駅の階段を颯爽と登っていく風景が新鮮でした。この気持ち,いつまでも忘れないで欲しいです。4月1日は伊集院静氏による新聞広告(サントリー)が楽しみです。私は新聞を読みませんが,この日だけは新聞を買います。ということで日経新聞を購入。ちなみに2005年は下記内容が新聞に掲載されました。元気が出ますね。


【生きる力をくれたまえ】

新社会人おめでとう。
この春、君はどんな仕事に就いたのだろうか。
どんな職場であれ、そこが君の出発点だ。社会を知るはじまりであり、なにより仕事とは何か、働くとは何かを発見する場所だ。仕事とは何だろう。

今すぐ君にわかるはずはないが、仕事とは、人が生きる力だ、と私は思う。人が生きている実感を得るものだ、と言ってもいい。いろんな人の生きる力が集まっているのが職場であり、会社であり、社会なのだ。

仕事=生きる力なら、君がどんな仕事をなせるかは、君がこれからどんなふうに生きていくかにかかっている。人を押し倒して生きていけるか。弱者に手を差しのべずとも平気か。私たちがそうしないのは、誰の生にも尊厳があり、誇りがある。己だけよければいい、富が、金が力の発想は下衆で、卑しいのだ。本物の仕事は、生きる力は、己以外の誰かのために存在している。本物の仕事に出遭うためには、君の力を惜しまないことだ。全力でぶつかることだ。

君の生きる力をくれたまえ。出発点にたった君に真新しいリボンのついたシャンパンで祝おう。いつか君が生きている実感を得る、その日のために乾杯。

その日のために乾杯。

伊集院静