2008-04-16

神々の国の首都


第82回日本感染症学会に出席するために島根県松江市にいます。学会は明日から始まります。「細菌毒素に関する先端的研究の現状と今後の展開」というシンポジウムにて,永松のやっている研究の話をします。
お話の機会を与えて頂いた座長の小熊惠二先生,西園 晃先生に感謝致します。

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羽田から松江まで飛行機で1時間とちょっと。大阪と同じぐらいの飛行時間でした。


そうかと思えば「もややもや」と悲しげな叫び声は炭火をつけるのに使う細い薪の束を売る女たちである。

    「神々の国の首都」 小泉八雲


高校の国語で小泉八雲の作品が紹介されたことがあったが,この「もややもや」がすごく気になって,小泉八雲と言えば「もややもや」と思い出してしまう。明日からの学会会場を確認後,小泉八雲の旧邸宅(実際には借家)を訪ねました(会場から徒歩で約15分)。見学料を払い,八雲が愛した居間に腰を下ろし,庭を眺める(添付画像参照)。庭の向こうの通りの方から,「もややもや」と聞こえてきたのだなあと実感。こんな家に住みたいですね。夏は蚊帳を張ったら楽しいそうです。裏手の小さな池からは可愛らしいカエルの声が聞こえてきました。

ホテルへ戻り,シャワーを浴びてホテルのフロントで本屋さんと居酒屋の場所を聞いて,本屋さんに寄ってから居酒屋に行って早めの夕食。海が近い事もあり,刺身がおいしい。ホテルに戻って抄録をチェックして,これからよしもとばななの「アルゼンチンババア」を読みます。

明日はホテル近所の賣布神社にお参りしてから学会に行きます。

松江はすてきな神社がたくさんあります。 

ということで明日からが本番です。