2010-06-10

ホリプレが来る!

本日の分子細菌学 I 公開講義は、あのホリプレで有名な?堀口 安彦 教授(大阪大学 微生物病研究所 分子細菌学分野)をお招きしての講義となります。



演題は「菌性病原因子と感染病態 -細菌毒素が起こす病気-」です。公開講座ですので、薬学の皆さんも時間があったら来て下さいね。それではよろしくお願いします。

講義内容】 細菌毒素は、「宿主細胞や組織の機能に種々の影響を及ぼす細菌由来因子で、宿主体内を移行して標的細胞に結合し、毒性を発揮するのに必要な全ての機能を分子内に包含するもの」として定義できる。細菌感染の場では、生理的な状態では見られない異常な宿主細胞の姿を見ることができるが、それは細菌の病原因子が宿主細胞の本来の機能を阻害あるいは増幅した結果である。そして、それらの病原因子の代表格が細菌毒素である。本講義では、細菌感染でみられる特異病態の発現メカニズムを、細菌毒素の機能と構造から紐解いていく。さらに、当研究室での研究成果を交えながら、細菌毒素研究の実際を議論したい。



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日 時: 2010年6月10日(木) 14:40 - 16:10

場 所: 北里生命科学研究所2階講義室

世話人: 阿部章夫(細菌感染制御学研究室)