2008-05-31

研究者になる前に

研究者になる前に,やることがたくさんある。
昨日,こんなメールを送ってみた。

(以下,原文記載)
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学生さんへ

あまりにも汚いので,しばらくウエスタン,禁止。
現像液,固定液,ハンパじゃなく汚い。あれではシグナルでるはず
ないだろう。

ともかくも誰かが掃除するから,いいだろうではダメ。
また,公共スペース汚してまで実験はしてほしくないので,
しばらく実験しないで下さい。

ていうか,実験,やめろ。
他人に迷惑をかけてまで,実験しても意味がないので。

それでは。 

阿部章夫

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研究者になる前に,まず他者への配慮が必要だと思う。
まあ俺も学生の頃はよく怒られたので,その恩返しに,
俺も,学生さんにマジで怒ろう。

自分だけのデータを優先するなら,研究者になって欲しくない。
他人に配慮できないのなら,研究者になって欲しくない。
俺も,そうやって集めてきたデータは,論文にしたいとも思わない。
それで俺のキャリアが終わるのなら,それはそれで良い事だと思う。

まずは,他者への配慮,愛,だろう。
研究が,そういったちょっとしたことも,君らから,
はぎ取っていくのであれば,研究者にならないほうが良い。

本日,雨の中,俺が研究者やめたら何になろうかな? と思った。
半年ぐらい格闘技ジム通いつめて,若い連中にしごかれて,
バキバキに強くなってから,ロルフィングの資格を取りに渡米しようかな。

このラボを出て行くときには人間として,一回り大きくなって出ていって欲しい。

2008-05-29

論文の行方

昨日は,堀口さんと,ほーりーナイト。
しかし,酒の肴はバガボンド28巻の内容でもなく,かなり深い闇の話。

それは研究者として何のために論文を書くのか? という根源的な題材であった。

未踏の地に足を踏み入れ,その先の世界を視た!
「その先の世界はこうなっているんだよ」と世界に知らしめる。

それが論文の役目だと思う。

そんなの解りきった事だろう?

そうそうそれでいい。

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上記については,今度,きちんと書きます。

ということで,田町の「湯浅」で刺身と炭火焼でじっとりと飲みました。
2次会はどっかのバーでテキーラを注文。テキーラのアネホあるの?と,バーテンさんに聞いたら,パトロンというテキーラのアネホを出してきた。これが意外とうまかった。もう少し丸いと良いのだけれど,最近,飲んだテキーラのなかでは最高であった。それから堀口さんが,塩ラーメン食べに行こうと言い出して,「学虎」にラーメンを食べにいった。ちょっと味が濃い感じがしましたが,おいしかったです。あと,ちょっと麺が細すぎたかな。

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最近,銭湯の電気ブロに凝ってます。
真ん中あたりは,そんなにビリビリしないのですが,
両端の電極に近い部分は,かなり痛いです。
また尾てい骨の付近は電気に対してセンシティブですね。

電気ブロでの手がビリビリする感じは,
ちょうど他人のエネルギーフィールドの端に手を当てたような感じです。
ちなみに,うちのわんちゃんでも試したところ,30センチぐらいのところで,ビリビリ元気なエネルギーを感じました。こんな話をすると変人だ!非科学的だ!言われますが,まあ,暇つぶしにはなったりしますね。それにビリビリ感じるなと言われても,感じますから(笑)。

ここ2日でどっと疲れたので,もう寝ます。

おやすみなさーい。

2008-05-27

串刺しにすると見えてくる

最近,私は,大学基準協会に申請する書類のチェックに追われてました。
各学部からの点検・評価項目を集計し大学基準協会に提出する時は,それぞれの項目ごとに並び替えます。例えば,【講義内容に関する点検・評価項目】は,薬学部,医学部,獣医学部というように,全学部のものが一つにまとめられます。項目をチェックしていて,この列挙方法は審査員にとってはすごく都合が良いと思いました。何故なら,ざーっと読んでいくと学部ごとの傾向が解るからです。私が審査員なら,良く書けてない学部を3つぐらいチェックして,そこを集中して精読することで,マイナス評価をつけることは意外と簡単な操作だと思いました。突出した学部でプラス評価する方法もありますが,基準協会は,大学が基準を満たしているのかチェックするための機関です。学生に不利益がでないようにする大切な機関ですから,問題のある学部からチェックするのが常套手段でしょう。ということで,担当項目の書類不備がないかどうか,全体的に確認するのが私の仕事です。

面白い仕事ではありませんが,審査する側のストラテジーが当初はまったく見えなかった。

しかし今では私なりのストラテジーで,膨大な書類をチェックする方法が見えてきました。そういった意味では面白かったです。まあ,まだ終わってませんが。ていうかこれから提出するのですが(笑)。

同じ項目の情報を,学部ごとに串刺しにすると,その大学の得意分野,不得意分野,端的に言うと改善が必要なポイント,が見えてきます。最初はこんな膨大な情報をチェックするのは,無理じゃん,と思っていましたが,糸口はありましたね。

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ま,今回の仕事も研究者的に分析すると面白かったですね。つまらなそうに見える仕事でも,実は面白かったりします。また面白い仕事でも,実は自分にとっては,社会全体の進歩にとっては,あまり意味のない事だったりします。

ということで,まったく関係のない話をします。今,自分が通っているジムは自分の慣れ親しんだ方法とはまったく別な方法で練習しています。それが非常に頭にくるわけ。しかし,指導者は文句なく強い。この怒りは,「今まで慣れ親しんでいた練習法を取り上げられて,駄々をこねている赤ん坊の怒り」なのです。そこまでわかっているけど,なかなか受け入れられない。そこが進歩の妨げになっているのです。

変化を柔軟に受け止める事も,練習に含まれているのかも知れません。

まあただ多くの凡人は,私も含めて,変化を嫌い,過剰な拒否反応を示すのです。しかし,そういうところで世界が安定であったり,頭の良い人たちにうまくコントロールされて,経済が成り立っているのでしょう。自分で取捨選択しているつもりでも,実は,自分で何も選択していなかったなどという人生もあるかもしれません。多くの人たちは「マトリックス」の世界で,生きているのかも知れません。

職業も,身分も,今まで出してきた論文も,とっぱらったときに,自分に何が残るのか,そこを考えて生きるようにしています。

ということで,愛着を捨て,壊して,また再構築していきます。ちっぽけなプライドも捨てて。そうしなければ,強くなれないのでしょう。天衣無縫な強さの境地に行き着きたいですね。

父親の背中

私の週末のリラックスタイムは,ブラジリアン柔術のDVDを観たり,「格闘技」で検索して録画しておいたテレビ内容を観ることです。しかも,気になった技はスローで何度も観ます。先日の総合格闘技,宇野薫選手のマウントポジションを取った後の柔らかな動きはすごく参考になりました。相手にブリッジで返されそうになったときにわざと逃がしておいて,バックチョークを取るところは何度も観ました。グラップリングの醍醐味です。

まあ,そんな親父の背中を見て育ったせいか,娘もレスリングをしたいと言い出しました。ということで土曜日にYSAで練習しました。コーチは山本KID徳郁選手のお父さんの郁栄氏です。しかも山本聖子さんもコーチです。ちなみに私は聖子さんと対戦し,2度ともアームバーで負けています。「いくらなんでも男の俺が負ける訳ないっしょ」と思いながら対戦しましたが,結果的に2度のアームバーで2週間ぐらい痛い思いをしました。もう少しで肘関節が外れるところでした。捻りながら一気に伸ばされたので,かなりやばかったっです。

郁栄さんの指導は,小さな子には厳しく感じるかもしれません。しかし,うまくタックルが入った時とか,相手のタックルを切ったときには「すごいぞ,すごいぞ」と顔をくしゃくしゃにして喜んでくれます。うちに生後4ヶ月になるわんちゃんがいますが,基本,郁栄さんの指導方法でやっています(笑)。


実は,私,小学校の頃はひどく体が弱くて,朝礼の時によく貧血を起こしておりました。「立ちくらみしたらいやだなあ」という、ちょっとした恐怖感が常にありました。体力ついたのは,中学校になったときに無謀にも野球部に入って,たくさんしごかれたからです。あそこで厳しい野球部を選択していなかったら,もう少し,ヒヨワな人生を歩んでいたのかもしれません。

ということで,子供は健康が一番。

2008-05-22

勤続20年,中間発表会終了

本日,中間発表会が無事に終わりました。
実は,3日ぐらい前に中間発表会の夢を見ました。

同僚の森川教授に2 HYBRIDで出た結果の詰めが甘いみたいな
ことを言われました,という夢でした。
これから詰めるのでお待ちくださいませ(笑)。

二人の学生はよく頑張った。
あとは,じっくり,何をしないかよく考えて実験しましょう。

する実験だけ,する。
あと約7ヶ月で何ができるか,討論しましょう。


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本日,教授会にて,勤続20年の記念品を頂きました。
20年,あっとうまでした。

任期制になった時点で,母校に愛着をもつのはやめよう,
ビジネスとしてここにいることに徹しようと決めたのですが,
やはりこのように,節目として,祝って頂けるのは嬉しいです。
副賞として,商品券を頂きました。

懐中時計も良いですが,
これで,iPod touch 買います。きっと。。。


2008-05-21

オープンラボの経過報告と中間発表会

先週の土曜日にオープンラボがありました。んーーー,私のプレゼンが悪いのか,はたまたこのブログが辛気臭いのか,分子細菌学を希望してくれた方は1名のみ。スタッフが多いラボもありますので,スタッフの頭数で学生さんの受け入れ人数を補正すると,まあまあうちのラボも頑張っている方だと思いますが,重要なのは,これまでに来て頂いた学生さんが,うちのラボに来て幸せだったのか?と言うことです。社会人としての厳しさを予め味わうと言う意味では良かったのかもしれませんが,2年間を軽くスルーしたいという学生さんには,ちょっと重たかったかもしれません。まあでも世界のトップを狙いにいくための努力ですから,しょうがないですよね。

ということで,明日は修士2年の中間発表会です。中間発表会は,文字通り,中間に行う発表会です。当然,実験データも完璧ではありません。その完璧でない状態で敢えて発表させて,辛い状況の中でふんばることで,残りの期間でやりとげるビジョンをきちんと学生さんにもってもらうために開催されます。当然,指導者の力量が露呈される会ですから,こっちも片腹痛いです。いや違った,かなり痛いです。ということで,学生は正面突破で頑張れ。へんに取り繕ったり,カッコをつけようとするな。真正面からぶちあたったところに明日がある,と思う。


ここまでたどり着けたのは君たちの実力だ。

もし,たどり着けなかった部分があるのならば,それは俺の責任だ。

(上記の台詞のようなことを誰かが言っていたが,思い出せない)


青年らしく小細工なしで頑張って欲しい。


2008-05-20

赤インクとスキャンスナッピーな日々



赤インクの壷を買った。値段は400円ぐらい。

先日,赤ボールペンが何処かへ行ってしまい,引き出しをごそごそと漁っていたらパーカーの万年筆がでてきた。留学時代にこのペンで論文を書いたなあと思い懐かしくなった。今はインクカートリッジのほうが一般的であるが,吸い上げてペンの本体にインクを格納する感じがなんともレトロ。カートリッジは会社ごとに規格が違っているが,インク壷は何処の国でも買う事ができる。

 万年筆なら筆圧も吸収してくれるので,パーカーに入れる赤インクを購入。ガラス製のボトルからは,赤が光に透けて奇麗に見える。カンパリのような赤だ。

 本日はひたすら大学基準協会に出す点検評価の草稿とにらめっこ。書類のチェックが終わったら,スキャンスナップ (Mac専用バージョン)で一括PDF化してから事務に送付。スキャンスナップは両面対応なので,あっというまに90ページほどの書類を自動的にPDF化。溜まった膨大な書類はスキャンスナップでPDF化し,その後は,文書のセキュリティー関連会社でアルカリ溶解してもらう(いっしー,情報ありがとうね)。以前はひたすらシュレッダーにかけていたが,妖怪,いや溶解という技もあるのですね。

ということで,スキャンスナッピーな日々を送っている。

これでオフィスもスリム化。

2008-05-13

感染制御 ”湯” ♨


本日は長丁場なので,これから感染制御 "湯" に入ってリラックスしてから,また仕事を再開したいと思います。「感染制御 "湯" 」は北里生命研の三階にあるシャワールームです。ずっと前に,石鹸を置く棚が壊れてしまったのですが,私が広尾のOUTLETにて"かえるさん"の石鹸置きを購入し再設置しました。また,妻に内緒でサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の石鹸を寄付しました(汗)。ということで制御”湯”の守護人として,日夜たゆまぬ努力を積重ねています。

感染制御 "湯" の効能として,
論文作業による打ち身,各種グラント申請の疲れ,前期集中講義の肩凝り,雑用からくるイライラ,等に効果があります。

また,禁忌として,
キムタオルをタオルがわりに使いそれを片づけない方に,稀に,鉄槌が振り落とされる場合があります。

それでは今日も元気に,明るく,感染制御 "湯" を利用しましょう ♨

後記: ちなみに、昨日はYSAの”パウンド湯”にて、リラックスしてきました。

2008-05-10

2008 オープンラボ

元気ですかー。
元気があれば何でもできるっ。

ていうのはウソで,元気だけでは論文だせません。

今年もオープンラボの季節がやってきましたー。

詳細はココをクリック。
ということで,世界に通用する研究者,
あ,その前に世界に通用する社会人,
になりたい方は,是非とも北里大学大学院
感染制御科学府分子細菌学まで来て下さい。

あんまり書くと,もしかして厳しいラボなのか?
なんて思われるかも知れませんが,
プレ社会人として,私のラボにいるという自覚を持って頂けるのなら,
決して厳しいほうではないと思います。
ていうか,ゆとり教育なら,
お金払って2年間無駄にする必要はないですよね。

前のボスが,こんなこと,言ってます。

"To be a good scientist...
You have to like doing experiments — and experiments are fun.
You have to have a sheer desire to understand something."

Dr. B. Brett Finlay

マジでこのような気持をもった学生さんに来て頂きたいですね。

百聞は一見に如かず,ということで,ラボの雰囲気を確認するためにも

オープンラボをご活用下さい。

2008-05-07

科研費内部監査

先月は科研費内部監査がありました。うちのラボでは私と講師の科研費が監査対象になりました。ということで,かなりの高率でうちのラボが選ばれた事になります。

もしかして,誰かに嫌われているのでしょうか? 
もしかして,あの人,いや,あの人か(笑)。

おかげさまで,無事に済みました。

もう少し嫌われ慣れすれば,いいところまでいくのです。まだまだです。 

本当は適当に他人に好かれるよりは,きちんと正直に生きてそれで嫌われれば,しょうがないと受け止め,自分らしい生き方をするほうが良いと思うのですが,まあそこまで,でかい生き方ができません。しかし,努力はしていこうと思います。

何で,ヒトは他人に好かれていないと,不安になってしまうの? 
と妻に聞きました。

ここからは,妻の回答です(原文記載)。


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履歴書のように,他人からの評価が「自分の価値」を表すと思い込んでいるから。
全ての肩書き,年収,キャリア,資格,
しいては,年齢,見た目,健康状態,
すべてとっぱらった時に「私は何をして,何を見て,どんな心持ちでいると平和で安らぐのか」を内観しないまま日常に流されていると,自分がどんな世界(雰囲気 価値観)を望んでいるか忘れてしまう。
だから,他人に自分の視線を転嫁して,居場所を確定しようとする。本当に他人がどうみてくれているかなんて「証拠」は絶対に見つからない。探せば探すほど不安は増す。
世界,社会,日常,の何処に自分の内なる周波数を合わせて生きてゆくのか,を断片的にでも感じられれば,他人が自分をどう思っているかはさほど気にならなくなり,ビジョンが明確になるほど,不安は気にならなくなってくる。

東京から銀座へ行こうと決める。
おそらく5秒で,出かける準備,出発時間のめやすが立つ。
それほど考え込まない。

銀座へいくまでに,危険人物に襲われたりするかもしれないから,
武装してゆこうとか。
交通事故に遭うかもしれないから,ヘルメットをかぶって行こうとか。
大抵は思わない。

自分が今立っている場所にいる。
生きたい世界のビジョンが決まる。

同じ感覚になれれば,他人が下す評価は「気づき」になることは
あっても,不安材料になることはない。

万人に好かれようと取り繕って偽ってがんばっていても,どのみち「あんた嫌い」と言う人は必ずいる。
なら,素の自分を知り,正直にまっすぐに生きてみたほうが解り易 いと思う。

そんなかんじ。

2008-05-06

2008年 こどもの日

連休最終の振替休日は,実はiCalというカレンダーソフトには載っていない。先週,堀口さんに「6日は休みって,知ってる?」と言われ愕然とした。ラボの皆に確認すると,皆が知っていた。iCalユーザーの堀口さんも実はぎりぎりまで知らなかったそうだ。iCalというソフトはメイドイン米国であるから,振替休日には対応していない。まあ,海外留学中は祝日にラボに行って,今日はどうして誰もいないのだろうと一人不安になったことが何度もありましたっけ。

今回の連休は,子犬がワクチン摂取して間もないので,補給基地(本宅)にて家族でじっとしていた。ごろごろしながら,2ヶ月溜まった「情熱大陸」というテレビ番組をざあっと見て,各界に生きる人間たちの研究。地デジになって録画を自分でできるようになってからはオンタイムでテレビを全く見なくなった。都内にある前線基地(別宅)にテレビを置いていないせいもあるが,ハードディスクに溜め込んだものを,情報収集する感覚でテレビを見るのも面白い。

そういえば,NHKの「JUDOに学べ」というドキュメンタリーリポートは良かった。フランスの柔道の競技人口は,日本の3倍に相当する約60万人だそうだ。EU全体ではさらに競技人口は増える。日本人柔道家は,変則的な組み手に翻弄され,最近ではお家芸からはほど遠い成績にある。そんな選手たちに,監督が「もっと勝ちに貪欲になれ」と檄を飛ばしている光景がテレビで流れていたが違和感を感じる。それは日本柔道の強化プログラムが本当に勝ちに貪欲なのか?ということだ。日本人選手のそれぞれ得意な組み手が変則的な組み手によって封じ込まれたときに,各選手たちが次の戦略に移行できるシステムを貪欲に研究しているのか? そこが疑問に残った。テレビのなかで,EUの選手も変則的な組み手をugly と表現していたが,uglyでも彼らは勝ちにこだわりたいと明言している。日本人選手たちに,ばったばったと投げれた時代に,「これではいけない」と必死に努力し,uglyな組み手でも日本人選手の間合いを徹底的に潰すJUDOが完成したのであろう。小柄な日本人に投げ捨てられるよりは,もがいても良いから一本負けだけは逃れたい,そういった必死な努力の積み重ねの上に,今のJUDOがあると思う。
それに日本柔道は如何に適応していくのか? 
日本柔道の進化に期待です!

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ということで,今は前線基地に移動。娘はマックで「アーサーとミニモイの不思議な国」を観ている。子犬はお風呂に入れられ,今は爆睡。私の方はちょっとだけ研究室に行き,コピー機の修理,スタッフとの大まかな予算の確認を行い,今は戻ってブログを書いています。そいうえば2007年のこどもの日のあたりはすごい頭痛がしていました。あと,耳鳴りも。今年は昨年よりも体調が良さそうです。ちなみに2007年のこどもの日はこちら。昨年はかなり追いつめられていましたぁ。それでは。

2008-05-02

Björn & Benny, Agnetha and Anni-Frid

Björn & Benny, Agnetha and Anni-Fridの Dancing Queen が急に聞きたくなりました。後ろには戻りたくはないけど,70ー80年代に聞いた曲はやっぱ忘れられないですね。

学生さんにもそれぞれの好きな曲があって,それを聴いて育って,40−50代になって,あの頃はAlicia Keys なんかよく聞いたなあなんて思い出すんだろうなあ。

No One (Alicia Keys) はジムでリミックスヴァージョンが良くかかっていて,落とされる寸前にタップするとき,落ちるぎりぎりラインのところで全ての音が消えそうになって,タップして,また脳みそに酸素がぐわぅーんと供給されて,ぐわわぁーーーと目の前が明るくなりリアリティーを感じるときに,No One が流れていたりします。きっとこの曲を聴くと何十年経っても,ちょっとだけ心拍数が高くなるのかも知れません。あるときは,I Still Believe,In Heaven...

ということで,音楽と格闘,自分のなかではかなりセットになっています。
それでは良い祝日を。