2008-05-06

2008年 こどもの日

連休最終の振替休日は,実はiCalというカレンダーソフトには載っていない。先週,堀口さんに「6日は休みって,知ってる?」と言われ愕然とした。ラボの皆に確認すると,皆が知っていた。iCalユーザーの堀口さんも実はぎりぎりまで知らなかったそうだ。iCalというソフトはメイドイン米国であるから,振替休日には対応していない。まあ,海外留学中は祝日にラボに行って,今日はどうして誰もいないのだろうと一人不安になったことが何度もありましたっけ。

今回の連休は,子犬がワクチン摂取して間もないので,補給基地(本宅)にて家族でじっとしていた。ごろごろしながら,2ヶ月溜まった「情熱大陸」というテレビ番組をざあっと見て,各界に生きる人間たちの研究。地デジになって録画を自分でできるようになってからはオンタイムでテレビを全く見なくなった。都内にある前線基地(別宅)にテレビを置いていないせいもあるが,ハードディスクに溜め込んだものを,情報収集する感覚でテレビを見るのも面白い。

そういえば,NHKの「JUDOに学べ」というドキュメンタリーリポートは良かった。フランスの柔道の競技人口は,日本の3倍に相当する約60万人だそうだ。EU全体ではさらに競技人口は増える。日本人柔道家は,変則的な組み手に翻弄され,最近ではお家芸からはほど遠い成績にある。そんな選手たちに,監督が「もっと勝ちに貪欲になれ」と檄を飛ばしている光景がテレビで流れていたが違和感を感じる。それは日本柔道の強化プログラムが本当に勝ちに貪欲なのか?ということだ。日本人選手のそれぞれ得意な組み手が変則的な組み手によって封じ込まれたときに,各選手たちが次の戦略に移行できるシステムを貪欲に研究しているのか? そこが疑問に残った。テレビのなかで,EUの選手も変則的な組み手をugly と表現していたが,uglyでも彼らは勝ちにこだわりたいと明言している。日本人選手たちに,ばったばったと投げれた時代に,「これではいけない」と必死に努力し,uglyな組み手でも日本人選手の間合いを徹底的に潰すJUDOが完成したのであろう。小柄な日本人に投げ捨てられるよりは,もがいても良いから一本負けだけは逃れたい,そういった必死な努力の積み重ねの上に,今のJUDOがあると思う。
それに日本柔道は如何に適応していくのか? 
日本柔道の進化に期待です!

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ということで,今は前線基地に移動。娘はマックで「アーサーとミニモイの不思議な国」を観ている。子犬はお風呂に入れられ,今は爆睡。私の方はちょっとだけ研究室に行き,コピー機の修理,スタッフとの大まかな予算の確認を行い,今は戻ってブログを書いています。そいうえば2007年のこどもの日のあたりはすごい頭痛がしていました。あと,耳鳴りも。今年は昨年よりも体調が良さそうです。ちなみに2007年のこどもの日はこちら。昨年はかなり追いつめられていましたぁ。それでは。