2008-03-01

研究者はどこだ! vol. 1

唐突ではありますが帯広畜産大学に行ってきました。Animal Global Health Seminar Consortiumで話をしてきました。世話人は嘉糠さん(原虫進化生物学研究分野)。セミナー後は根幹を突くような質問ばかりで,私にとってはスリリングなデフェンスタイムを楽しむことができました。

帯広畜産大学は,冬の寒い時期にも関わらず,とても明るい雰囲気で,研究棟のレイアウトも参考になりました。リラックスできるスペースも随所にあり,ホールも木のぬくもりが感じられ落ち着いた感じです。ここまでとは言いませんが,うちの大学ももう少し学生がリラックスできるようなスペースが欲しいところです。もちろん床は石タイルではなくサクラ材のような木の床が良いですね。どうも石の床は会話がまるくなりません。建物が活きてこない設計が多くの大学にみられますが,帯広畜産大学は違いました。

さてさて,嘉糠さんのラボなのですが,コンパクトにまとめられ非常に使いやすそうでした。若いスタッフと学生さんの熱気が感じられました。帯広畜産大学では他のラボと研究室や居室をオープンにシェアしており,こういったところも研究の活性化に貢献しているのかもしれません。このようなオープンなラボに今の生命研をリモデルするにはどれぐらいかかるか知れませんが,いいなあと思いました。ヒマそうな研究者も一目瞭然(笑)。

私から見れば「嘉糠さんは宇宙人のような方だ」と思っていましたが,じっくり話しあってやはり宇宙人だ!と確信せざるを得ませんでした。様々な分野の研究者を楽しく巻き込んで,大きく研究を広げていくパワーを感じました。私は嘉糠さんに連れられて色々なラボに行きましたが,コミュニケーション能力の凄さを感じました。また,嘉糠さんのご紹介にて福本晋也先生,川本恵子先生とお話しできたことも大きな収穫でした。

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嘉糠さんのずんぐりした大きな背中。あの背中はクマさんのようでしたね。学生さんもクマさんのような背中を見ながら色々なラボを紹介されて,大きな背中に安心してラボを決めてしまったりするのかも知れません。ということであの背中は反則技だと思います。嘉糠ラボの詳しくは ここ をクリックです。嘉糠さんのような研究領域で頑張りたい,かつ冬のスポーツも大好き(ちなみに夏はハイキング,カヌー,フライ,乗馬など),そして肉も好きだ(豚丼が有名)!という方にはイチオシです。もちろん,細菌感染制御学研究室もお勧めですが。

ということで「研究者はどこだ! vol. 1」は嘉糠洋陸先生でした。