2009-11-10

データ整理術



年も暮れに近づいてきました。今年の溜まった書類も窓枠に届きそうな勢いです。こういった書類たちは,窓枠に到達すると,下の地層から順番にセキュリティー会社へ送られ,強アルカリで完全溶解され,再処理されます。また,重要な書類はPDF化され,保存されることになります。以前は,せっせとファイリングしていましたが,ある日,溜まったファイルはほとんど使用されないことに気がつきました。ということで,このような「古い地層から溶けていく方式」を採用しました。

私は超ズボラなので,ほとんど手書きの文書を提出しません。2度以上使うと思ったひな形は,必ずPDF化して,再利用しています。大学内の申請書のほとんどはワードファイルになりましたので,便利になりましたが,ひな形がないものはスキャンスナップというスキャナーでPDF化しています。アクロバットで日本語認識が可能なので,ハードディスクのどこかにしまったファイルの内部検索も可能です。もちろん,ささっと事務に提出したほうが,はやい場合がありますが,手書きだと後に証拠として残りませんし,記録を残す意味でも,極力,電子化しています。

自分の字は,どちらかというと大人げない字です。まるで中学生が大きな字で,がつがつ書いた感じです。もし,字がうまかったら,きっと,たくさん,手書きの文書で提出したことでしょう。オマケに筆圧が高いので,長時間,たくさん手書きをすることは苦痛です。また話は飛びますが,筆圧の高さを軽減する意味で,万年筆は手放せません。

結局の話,ヒラギノよりも美しい字をかけるのなら,私はもっと手書きで色々なことをしていたと思います。コンピューターがパーソナル化されて一番喜んだのは,字がへたな人間ではないでしょうか。まあでも,論文を最後の段階で推敲するのは,手書きです。コンピュータだと論文のなかの重複部分が,なかなか抽出できません。

それでは〜。