2009-02-02
マックロワイヤル
INRA-JSPS のワークショップがパリで開催され無事終了しました。
飛行機の整備のために,ものすごく遅延するようなのでシャルル・ドゴール空港でブログを書いています。さっきまで小銭で10ユーロあったのですが残しておくのもしょうがないので,チョコレートを買ってあとは赤十字に寄付しました。こんなことなら少し残しておけばよかったと思います。サンドイッチぐらいは買えたはず。。。
帰国当日,フライトまでに時間があったのでホテルをチェックアウトした後,ルーブル美術館のほうへゆっくり歩いて,それからオペラ座のほうへ抜けて,ラファイエットで買い物をしました。お土産用に55ユーロだと思って買ったものが実は55ポンド(まぎらわしい!)で,実際には88ユーロぐらいしました。手元に残ったのは50ユーロ。空港までの道が混雑していたら微妙な料金。タクシーの運転手に50ユーロを見せて「これで空港まで行けるか」というと「OK」というので,ほっとしました。それにしてもヴィトンのお店には砂糖にむらがる蟻のように日本人が買い物をしていました。不況になったといっても,まだまだお金をもっている人がいますね。私の方はユーロがなくなったので早めに空港に行ってビールをゆっくり飲んで(カードで払いました),時間をつぶして,それでも早めのチェックインで飛行機の整備でさらに待たされています。
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飛行機の整備をを待っている間,iPod touchiで音楽を聴いていたら,ざわめきがどっと起きたのでイヤフォンを外してみると,明日の午後2時にフライトが延期されたとのこと。日本にいくフランス人のアンちゃんたちは結構楽しんでいるようですが,日本のご婦人たちは眉間にシワをよせて係員らしいJALの職員に詰め寄ってました。OLらしい女性の方は,「有給にしようっかな。でも,会社に連絡とるのやだなあ」と呟いていました。今回は朝の8時に成田に着くので何とか頑張れば10時頃ラボについて,学位論文の副査の仕事をできるはず。。。
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そんなことを思いながらユーロを使い果たしたので,次の駅までお金もかかるかもしれないから,2000円分両替して(今度の余ったお金はUWF?,パンダの団体に寄付します!),駅へと向かいました。そしたらシャトルバスみたいな電車でお金はかかりませんでした。ま,ポーターに渡すかもしれないので小銭は必要かなと思いましたが,JALが用意してくれたホテルはそんな必要もない空港脇にある国籍不明のビジネスホテルでした。
夕食をご一緒した方は,巨大タンカーのクルー(もっと難しい単語でした)を養成するために,4ヶ月間,生徒(インド人,フィリピン人,ルーマニア人)とともに実地訓練で航海にでて,フランスで船を降りて日本に戻る途中でした。「ハリケーンとか怖くないですか」と素人っぽい質問をすると,「20度ぐらい傾くこともあるけど,新品の船なので大丈夫」と答えが帰ってきました。4ヶ月,海上にいるのはどんな感じでしょうね。今はメールとかでやりとりできるけど,それでも辛いこともあるでしょうね。
そうそう私の携帯はPHSです。あ,携帯ではなくPHSです。ホテルのルームでインターネットも使えないので試しにPHSをオンにしてみるとむなしく圏外。。。もよりのアンテナから10000万キロぐらい離れているようです。妻は普通に心配すると思いますので,それにフライトの情報とかも全然言わなかったので,連絡をしなければ。ということでフロントをぶらぶらあるいていると,クレジットカードで課金されるインターネットのブースがありました。そんでもって.MACというサービスにアクセスしてメールを送ろうとしたら,推奨するブラウザーではないのでアクセスできないと画面に。そこでGmailの自分のアカウントから入るとすんなりつながりました。しかし,キーボードの配列がめちゃくちゃで,aを打ったつもりがqになってしまいます。これは勉強になりましたね。アメリカ人の作ったキーボード配列には,わしらは従わないもんね,という意地が感じられましたね。ちょっと感動しつつ,なんとかメールを妻に送ることができました。
やっと朝になりました。これから空港に向かいます。