2010-01-06

つまらないブログのJK君が来た!

昨日,イエール大学のホルヘ・ガラン教授の研究室に留学しているJK君がラボに遊びに来てくれました。
JK君とは不思議な繋がりです。数年前の話。JK君は私のラボに学振をアプライし,見事パスして,しかもSPDという科学特捜隊っぽいポジションで来れるので,二人してヤッターと喜んでいたわけです。

ある日,そんなJK君から一本の電話が届きました。

「実は海外学振もパスしたので,ホルヘ・ガランのラボに行きます」と。。。

それ以来,逃げた魚は,律儀に私のところに遊びに来てくれるようになりました。海外で暮らすのは大変ですが,是非とも頑張って,将来,PIとして独立して欲しいです。

妻に「イエール大のJK君と飲みに行ってくるよ」と言うと,「あ,あのつまらないブログのJK君?」と覚えていてくれた。いえいえ,つまらないのではなく,本人曰く,あれは日記のようなものですから。JK 君の朴訥な性格がにじみ出て,私的には好きなのですが。そんなJK君も私のブログの愛読者?しかーし,もっとも印象に残っている内容は,愚妻のコメントであったのが,ちょっと悔しかった。ということでJK君の益々の発展を祈りながら,妻のコメントをコピペしておきます。いや,久々に読んだら,良かった。

ある日,妻にこんな質問をしました。

何で,ヒトは他人に好かれていないと,不安になってしまうの? 

ここからは,妻の回答です(原文記載)。

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履歴書のように,他人からの評価が「自分の価値」を表すと思い込んでいるから。
全ての肩書き,年収,キャリア,資格,しいては,年齢,見た目,健康状態,すべてとっぱらった時に「私は何をして,何を見て,どんな心持ちでいると平和で安らぐのか」を内観しないまま日常に流されていると,自分がどんな世界(雰囲気 価値観)を望んでいるか忘れてしまう。

だから,他人に自分の視線を転嫁して,居場所を確定しようとする。本当に他人がどうみてくれているかなんて「証拠」は絶対に見つからない。探せば探すほど不安は増す。
世界,社会,日常,の何処に自分の内なる周波数を合わせて生きてゆくのか,を断片的にでも感じられれば,他人が自分をどう思っているかはさほど気にならなくなり,ビジョンが明確になるほど,不安は気にならなくなってくる。

東京から銀座へ行こうと決める。
おそらく5秒で,出かける準備,出発時間のめやすが立つ。
それほど考え込まない。

銀座へいくまでに,危険人物に襲われたりするかもしれないから,
武装してゆこうとか。
交通事故に遭うかもしれないから,ヘルメットをかぶって行こうとか。
大抵は思わない。

自分が今立っている場所にいる。
生きたい世界のビジョンが決まる。

同じ感覚になれれば,他人が下す評価は「気づき」になることは
あっても,不安材料になることはない。

万人に好かれようと取り繕って偽ってがんばっていても,どのみち「あんた嫌い」と言う人は必ずいる。
なら,素の自分を知り,正直にまっすぐに生きてみたほうが解り易 いと思う。

そんなかんじ。

[オリジナルはこっち] 実はこのタイトルは間違っていて,外部監査でした!