2010-01-11

新成人おめでとう


娘からの差し入れです。
懐かしい。

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すでに40年以上も前からあるパイプチョコです!

駄菓子屋が懐かしい。

俺が小学校の頃,近所にS商店という駄菓子屋兼,何でも屋があった。そこを統括していたのが,まあまあ優しいおばさんと,おばさんの母親にあたる,まじハンパねえ,赤目バッパ(赤い目をしたオババのこと)。40年ぐらい前になるとまだ50銭という単位があって,キャラメル一個が50銭であった。小学校低学年の俺的には,1円を出すと何故2個くるのかさっぱり判らなかった。ちなみにハマヤのアイスは5円。ねじりパンも5円であった。だから20円ぐらいあるとブルジョアな感じ。

駄菓子屋にいくとおばさんが出てくる場合もあるが,赤目バッパが出撃してくる場合もあった。そうなると俺たちの駄菓子屋タイムは最悪であった。駄菓子はどれにしようか迷うのも楽しみであるのに,

「にしゃら,はやぐかえ」

と催促するのである。あ,難解な福島語を翻訳すると「にしゃ」とは「おぬし」のことで「おぬしら,早く買え」となります。うつむき加減にそそくさと買い物をして次に備えるのであった。当時の駄菓子屋は製造年月日とか気にしていないから,パンとかもカビが生えていたりするわけ。今のご時世なら店側が平謝りですが,当時はというか,赤目バッパは違ったのである!

カビパンを新しいのに取りかえてと,おどおどしながら差し出すと,奴はパンの袋をバリッとやぶって,なんとカビの生えている部分をむしり出したのである。少年,俺が唖然としていると,その処理されたパンをバッと突き出されて,

「もう喰えっから,大丈夫だ」

それでおわりっすよ。マジで。
菓子パンは10円以上したと思うので,
俺は悔しい思いをしながら,食べました。

それが昭和という時代です。

ま,俺がどっかの市長になったら,
こんなスピーチをしたいと思います。

新成人,おめでとう!