2010-05-20

中間発表会

本日,修士2年生の中間発表会が終了しました。
修士の皆さん,ご苦労様でした。
就職活動も年々激化していくなかで,皆さんがんばりましたね。
今日はゆっくり休んで下さいね。

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大学院試験の面接時に,将来の進路について学生さんに質問する機会があるのですが,多くの学生さんから「できれば企業の研究職に就職したいです」という答えがかえってきます。しかし一般論として,企業の研究職採用は非常に門戸が狭いのが現実。今の学生さんを見ていて,気の毒だと思うことがよくあります。修士1年の6月頃から就職活動の準備が始まり(エントリーシートの書き方,面接の準備等),夏が過ぎて秋になると就職活動が激化します。修士1年時には,まとまった時間で実験を行なうことが,なかなかできません。修士2年間のなかで実験に集中できる期間は約1年ということになります。時間をうまく使って,実験をしながら就職活動もこなしていくのには労力・集中力が必要とされます。しかも実験は,学部の実習のように,答えが予め用意されているものでもありません。学部時代にはなかった,より自発的な時間管理が必要とされます。それでも研究をしたい方は,大学院に行っても良いかも知れません。

ということで,修士2年生,よく頑張った。中間発表会で,おおよそ自分の立っている位置が見えてきたのではないでしょうか。それでは残りの時間を,自分が納得行くかたちでお過ごし下さい。応援しています。

Real power can't be given, it must be taken! 



2010-05-15

TEDxTokyo

本日は,世界で活躍されている日本人も多数招聘されております。

http://tedxtokyo.com/ja/

英語の勉強にもなります。
ライブストリーミングもすごいことになってきたのを実感。
また音声も結構良いですね。

一日中,オンエアされておりますので,どうぞ。

2010-05-13

オープンラボ

今週の土曜日にオープンラボがあります。興味のある学生さんは是非ご参加下さいませ。

このブログは昭和の匂いを醸し出しているせいか,学生さんへの吸引力になったことは今まで一度もなかったと思います。まあでも私が求めているのは学生さんではなく,強いてあげれば一緒に研究を行っていく仲間なのです。研究仲間のなかに,たまたま修士というポジションの方が混じっているという感じでしょうか。修士というよりは,あくまで研究仲間としての存在です。

ということで,仲間募集としての延長線上に,修士課程があります。
また,オープンラボ以外にも随時ラボの見学は可能ですので,是非,お越し下さい。

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研究を追い求める情熱には学生もスタッフも変わりがない。同じ情熱をもった連中が集まって,掘り下げて考えて行く過程のなかで,学生とかスタッフとかの垣根は無くなっていくので,仲間という言葉を使っています。まあ,この辺が昭和の匂い。。。

追記: お台場のデックス東京ビーチに昭和を再現した台場一丁目商店街がありますが,あんな感じですかね。まあでも機器は一応そろっていますし,発がん性のあるエチブロはラボで一切使用しませんし,決して実験手法が「昭和」というわけではありませんのでご安心ください。以下,4月からラボに入った卒研生 十倉さんのコメントです↓ 昭和系を体験したい学生さんも歓迎します。


私は吸引されました!!!
やはり「昭和の匂い」でしょうか。。。





2010-05-11

あと数秒がんばる!

先日,総合格闘技のジムで「もう少しで落ちるところでしたよ!」と,
練習後のロッカールームで声をかけられました。

「え,だって平気そうな顔してましたよ」と私が応えると,
「当たり前じゃないですか」
「苦しそうな顔してたら,バレるじゃないですか」と。

私はこれまで,相手の顔色から判断して絞め技を解除していました。相手が平気そうな顔をしていると,「ちょっと奥襟のにぎりが浅かったかなあ」「じゃあ違う技に移行しよう」みたいな感じで,絞め技を解除していました。

しかし上の相手になればなるほど,ポーカーフェイスになるのですよね。ということで握りの限界がきたところで,あと5秒は絞め続けてみようという作戦に変更しました。ま,実際には10秒ぐらい粘ります。ほんとに絞め技が極っていれば,この10秒で間違いなく相手はタップしてくるはず。

ほんの数秒粘るだけで,少しだけタップ率があがったような感じがします。

先日,袖車締めをかけたら,かくっと相手の力が抜けたので落ちたのかと思いましたが,何と落ちたふりでした。試合ならこの時点で一本入ることになりますが,まあ練習なので,再度,相手が復活してきましたー(笑)。

ということで,イーグルスの歌詞がふと浮かびました。

Take it to the limit, one more time!

あと数秒粘って,相手を絞め落とす気持ちが,今まで足りませんでした。
大いに反省です。

ちょっとだけまとめてみる Part2

ScanSnapについては,これまで何度か触れさせて頂きました。本日,ScanSnapから取り込んでPDFにしたファイルをEvernote に直接取り込めることを知ってすごく感動しました。

きっと私のなかの感動の源泉は,iPhoneにとりあえず全ての情報が集まることにあるのだと思います。ということで,Evernoteは一押しのソフト。そのソフトにハードウエアのScanSnapが対応したことは非常に嬉しいです(ま,私が知らなかっただけですが)。ちなみに文書スキャナーはキャノンからも小さいのがリリースされたので,後日,報告します。

ところでiBookは,右開きに対応していないのかな? 日本語版がリリースされるまでにはなんとかなるのでしょうか。iPadをもっていないのに,やきもきしてもしょうがないが,日本で右開きは基本。日本語書籍の電子版だけ左開きではすごい違和感。

i文庫HDというiPad版青空文庫ブラウザーはさすがに右開きに対応しているので,どっさりある日本の古典を楽しむ環境が,既に整っているのは良いことだと思います。

2010-05-09

ちょっとだけまとめてみる

私はどちらかというと新しいものが好きだと思う。
その結果,インターネットを取り巻く環境も,新しいものでゴチャゴチャしてきた。少し整理したいと思った。一番手っ取り早いのが色々なアカウントを削除して,まっさらな環境に戻ることである。しかしその前に各種情報を集約化し,分散していた情報を一つにまとめる前向きな考え方もある。ということで,時間をかけずにちょっとだけ前向きな方向で検討した。

例えば,FlickrとFacebookのような野放し状態になっていたオンラインアルバムサービスは,ツイッターのアカウントと連動するようにした。以前はサポートされてなかったが,やはりツイッターと連動する機能が追加されたようだ。何故かFacebookとツイッターとの連動はうまくいかなかった。Flickrとの不和合性があるのだろうか。特別困るわけもないので,もう少し様子見。

以上,オンラインアルバムサービスとツイッターの連携はなんとかなりそうだ。ツイッターはtwilogでまとめることにした。これによってブログのように閲覧することが可能。また,iPhoneではmomentoというTo do, カレンダー,日記を管理するソフトがツイッターにも対応していることを知って,早速インストールした。ツイッターはオープンな備忘録として使用しており,iPhoneのなかでひとまとめに閲覧したいと思っていた。先日,フォローさせて頂いている方がmomentoをべた褒めしていたので,早速,使用することにした。

何故オープンな備忘録なのかというと,他の方からつっこみが入ることで,さらに深化させていくことが可能だから。情報を積極的につかみに行くのがインターネット本来の使われ方だと思うのだけれど,タイムラインで流れていく情報を集める自分の状態は,リラックスしている。時間ができたときに,数時間のタイムラインをiPhoneでどーっと流して読む方が自分にはあっている。デスクトップだと何故かツイッター感があまりしない。iPhone上ではTweetieというソフトを使用しているが,タイムラインの流れがとても綺麗だと思う。私は情報収集的に使用しており,フォローワーの皆さんにはつまらないかも知れないが,フォローワーを気にしたら,それは自分のスタンスにブレが出ている証拠だと思う。タイムラインについては,夢のようなものだと思っているが,まだまだ自分のなかで思考がまとまらない。

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そして,日本でのiPadの発売。ネットブックと呼ばれるハードウエア領域は,iPadの参入で大変なことになるのではないかと思う。iPadは,字が大きいだけでもマーケットがありそう。特に自分のように老眼の人達には。iPadについては日本での電子書籍がどのようになるのか,その辺の流れを見てみたいですね。これまで,フォントの美しさは,コンピュータ領域であまり追求されることはなかった。しかしこれからは,非常に重要となるファクターである。昔からフォントを大切にしてきたアップルは,ネットブック領域のスタンダードになるかもしれない。そして液晶の視認性が良くなったことで,フォントを大事に扱ってこなかった企業はちょっと焦るはずだ。

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これからPTAの仕事で校庭のセキュリティー管理。東京地方はちょいと曇り空。それでは行ってきます。


Flickr

This is a test post from flickr, a fancy photo sharing thing.

2010-05-06

コミュニケーション能力=ググる能力?

いつの世にも,企業が求めているのは,コミュニケーション能力に秀でた人材である。これは不況になっても変わらない重要なファクターである。

しかしながら研究領域について言えることは,コミュニケーション能力がなくてもググる能力があれば,ある程度,何とかなってしまうことだ。これは悪いことでも何でもなく事実としてこうなっていることにすぎない。大抵のことはインターネットで検索することで何とかなってしまう。郵便番号や電車の運賃とか,論文のIFとか,プライマーの設計とか,本日の運勢とか,まあ調べれば何かは出てくる。当然,隣の奴に聞くよりも便利だ。しかも,「そんなことも知らないのか」と反論されもしない。自尊心を保つこともできる。

以前は何か判らないことがあると「じゃあ〇〇先生に聞きましょう」となった。電話では失礼だからアポをとって直々に伺うとか,その時に手ぶらではなんだから菓子折りを持っていこうとか,色々なセットアップが必要となるわけ。そんでもってお世話になった後は,電話では失礼だから,お礼状を出そうとか,用件が終わった後にもそれなりの作法が求められる。そのような一連のなかで必要とされるのがコミュニケーション能力であって,ググる能力ではないのである。もっともこのような作法も,ググることで,詳細な情報を引き出すことが可能であるが,実際に人とあって実践しなければコミュニケーション能力を鍛えることは難しい。

コミュニケーション能力を極力省くようなシステムを作っておいて,コミュニケーション能力は重要!というのは,ちょっと可哀想な感じもするが,まあ面倒な世の中になったと思う。しかし逆に言えば,相手が尽くしてくれたことに対して,質量保存の法則を適用することで,もっと生きやすい環境を自ら構築することが可能である。

相手があなたに対してどれだけの時間を使ったのか? それと同じだけの時間を使って,あなたは礼を尽しているのか,そこを確認するだけでもコミュニケーションのスキルアップに繋がると思う。以前,若手の先生と飲みに行ったことがありました。しばらくして葉書による礼状が届きました。私はその先生に,飲み会翌日にe-mailでお礼を出したのに「あいつは返事もだせないのか」とプチ切れしていたところに,奇麗な字で返事が届いて「ああやられた」と思いましたね。嬉しい誤算は,印象をさらに強めることになります。ぐだぐだと書きましたが質量保存,あるいは質量倍返しの法則で,あなたもハッピーライフ間違いなしです。

大学院感染制御科学府オープン・ラボ

平成22年5月15日(土)にオープンラボが開催されます。
詳細はこちらです。


感染制御科学府でどのような研究を行っているのかについて興味のある方は,是非ともご参加下さい。


それではお待ちしております。











2010-05-05

GWの思い出

僕はワガママなほうだと思います。家族でとる休暇も,僕の仕事,研究を優先させてきました。

「こんなに取れない」「無理,こんなに取れない」

という僕の一言で,どれだけ家族の休暇が無くなったことでしょうか。体調を崩していたのでGW期間中は,ゆっくりまったり東京で論文整理をしているはずでした。ところが新学期になってから,娘の元気がないことに気がついたのです。カリキュラムも徐々に高学年にシフトしつつあり,ちょっと疲れが出ていたようです。

ということで自分の都合ではなく,家族のために娘のために,なるべく非日常的な休日をとろうと決めました。とは言いつつも,急に行ける場所はそんなにはないので,福島の両親のお世話になりました。ありがとうございます。
第一弾は洞窟探検と称して阿武隈鍾乳洞にいきました。娘がもうちょっと大きくなったら,入水鍾乳洞にチャレンジしたいと思います。

僕は中学時代にトライしたのですが,上はごつごつした鍾乳洞で下はぎんぎんに冷えた水がどばーっと流れているので,本当に恐怖を感じました。しかも入水鍾乳洞は自分でライトを持参する必要があります。次はここしかないです。
特に第二胎内くぐりはライトがイマイチだと,生きて還れるのかなあと非常に心細くなります。

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休日の大半は,娘は6時頃からおきて,おじいちゃんの庭仕事,畑仕事に付き合ったり,午後になると阿武隈川周辺のサイクリングロードに僕といっしょに出かけました。この辺に住んでいる子は緑がたくさんあっていいなと思いました。まあ僕は緑がたくさんあり過ぎるから,上京してきたのですが。。。

僕の方は風邪気味で,やはり福島は寒くて,余計に体を壊しましたが,たくさん本を買って僕なりの非日常を体験しました。

軸はしっかりしているほうだと自負していたのですが,そんなことはなく,家族のことまで行き届いていませんでした。反省です。

今回のGWは,バランスをとる大切さを実感しました。

明日から講義ですが,細菌の生活環(1)です! 学生さん,来るかなあ。