先日,総合格闘技のジムで「もう少しで落ちるところでしたよ!」と,
練習後のロッカールームで声をかけられました。
「え,だって平気そうな顔してましたよ」と私が応えると,
「当たり前じゃないですか」
「苦しそうな顔してたら,バレるじゃないですか」と。
私はこれまで,相手の顔色から判断して絞め技を解除していました。相手が平気そうな顔をしていると,「ちょっと奥襟のにぎりが浅かったかなあ」「じゃあ違う技に移行しよう」みたいな感じで,絞め技を解除していました。
しかし上の相手になればなるほど,ポーカーフェイスになるのですよね。ということで握りの限界がきたところで,あと5秒は絞め続けてみようという作戦に変更しました。ま,実際には10秒ぐらい粘ります。ほんとに絞め技が極っていれば,この10秒で間違いなく相手はタップしてくるはず。
ほんの数秒粘るだけで,少しだけタップ率があがったような感じがします。
先日,袖車締めをかけたら,かくっと相手の力が抜けたので落ちたのかと思いましたが,何と落ちたふりでした。試合ならこの時点で一本入ることになりますが,まあ練習なので,再度,相手が復活してきましたー(笑)。
ということで,イーグルスの歌詞がふと浮かびました。
Take it to the limit, one more time!
あと数秒粘って,相手を絞め落とす気持ちが,今まで足りませんでした。
大いに反省です。