2010-03-17

研究はハードボイルド!?

大学時代から楽しみにしてきた小説がある。
それはロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズだ。
私の20代は,氏の作品とともにあったと思う。
それからずっと,50近くになるまで親しんできた。

2010年1月18日にパーカー氏が亡くなった。
今,私の手元には「スクール・デイズ」というスペンサーシリーズの単行本がある。これまで菊池光氏が翻訳し続けてきたが,菊池氏も2006年に逝去され,33作目で加賀山卓朗氏が翻訳を担当することになった。

菊池氏に比べ,加賀山氏の翻訳はテンポが早いように感じられるが,
気のせいかも知れない。

研究者と探偵はいくつもの共通点があると思う。

1 自分の信念に従う。
2 生活は安定していない。
3 タフでなければ生きていけない。
4 優しくなければ生きていく資格がない。
5 体力が必要だ。それに知性も。
6 心を鬼にして,突き詰めなければならない。
7 借りは必ずかえす。
8 直感も重要。
9 マルガリータのオンザロックが好きだ。

そう,研究はハードボイルドの世界にあると思う。
いや,そう思いたい。