2009-10-22
ふつうの生活
我々が長年温めてきたステルスエフェクターの論文が,
先日,お伝えしたようにアクセプトとなりました。
シャンパンも泡となって消えていき,
また普通の生活に戻ります。
しばし,太陽に身をさらした後は,また潜水艦のように
深く深く潜行していきます。
また浮上するのは,出版社に魚雷を撃ち込むときと,
轟沈させて(アクセプトされて),
しばし自分たちの身が安全になったときです。
まあそれでも,こういった生活が気に入っています。
本日は,長年溜まったJEM関連の資料を整理しました。
このように机もすっきり?しました。
*****
論文を書くときの儀式はありますか。
私の場合70%のエタノールで机の上を消毒してから,
きちんと手を洗って書くようにしています。
音楽は嘉糠さんに教えてもらったKOITばかりです。
自分で選択したものは集中できなくなります。
ということに,最近,気がつきました。
iTunesには1300曲以上入ってますが,
ほとんど聞くことはありません。
あ,今は例外的にChris Brownを聞いています。
普段はKOITを流しながら論文に集中します。
普段はコンピューターばっかりです。
しかし,論文はドラフトを書いたあと,万年筆で言葉を拾っていきます。
また,スタッフ・学生さんの論文をなおすときにも,万年筆を愛用しています。
万年筆は2000円弱のペリカン子供用を使用しています。
インクはペリカンのブリリアントレッドとターコイズがお気に入りです。
インクボトルなので,何年,もつのでしょうね。
まわりを綺麗にして,真っ白な紙に,インクを落としていく作業は,
ほんとうに贅沢な瞬間だと思います。
ということで,ゆらゆらと,また,もぐっていきます。。。
。。。。 。 。。。
。。。 。。 。。
。。 。
2009-10-21
JEM!
昨日は,たった一枚の写真で,色々な方から祝福のお言葉を頂きました。
本当にありがとうございます!
永松の人生を賭けた論文が,ついにJEMにアクセプト!
正確にはThe Rockefeller University Pressが論文のワードファイル,図などのTIFファイルを受け取った時点でアクセプトになりますが,「We are happy to inform you that your Article,,,」というメールを頂いておりますので,もう本当に,安心して良いのでしょう。
朝,何気なくメールを見てみるとJEMからのメールが。俺一人では開く自信がなかったので,永松を呼び出す。二人で勇気を出してあけると,また何やらたくさん文字が並んでいて,この時点で真っ白になり,二人でなんだなんだと騒ぐことになった。よく見ると,一番下にエディターのレターが添付されており,それをあけると先ほどの文章が飛び込んできた。二人で歓声を上げて喜んだ。
嬉しいというよりは,その場でへたりこむような脱力感。ただただ,もう前に進まなくていいのだという安堵感。
サイエンスから始まりNature Immunology, 次にImmunity。そしてJEM。JEMでも我々にとっては大満足の雑誌であるが,永松は大行軍してきて,既に3連敗。後へ下がる体力は残っていなかった。乾坤一擲で2009年の3月3日にJEMに初回投稿。
じりじりと待つこと約1ヶ月。ついに4月10日,エディターよりレターが届く。7ページにわたってびっしりと書かれたレビューワー3人の猛攻。この時点では,もはや先があるのかないのか解らない状況。全体を眺めてしまうと進めないぐらいの実験量。こっから永松は土日,連休も全てを返上して,暴れ馬のような破壊力で突き進んでいく。近づくと蹴り倒されるような雰囲気が,ばりばりに伝わってくる。
8月12日。10ページにわたる反撃のレターとともに,レビューワーにこれでもかと追加実験の飽和攻撃。
9月14日。エディターより2nd revisionの指示。この時点でReviewer1が陥落。残るはReviewer 2と3。
10月5日。最後の猛攻。Reviewer 2と3の質問になめるように,丁寧に,応えていく。
10月19日。JEMからアクセプトのレターがくる。
******
ということで,午後になってシャンパンを買いに行く。2000年に瓶詰めされたものだ。このシャンパンがセラーで静かに過ごしている間,永松は3回打ちのめされ,最終的にJEMで勝利し,うちらにポン!とあけられることになった。思えばこのシャンパンが熟成されてきた期間のなかに,うちらのボルデテラ研究の全てが収まってしまう。短いような長いような。。。
シャンパンの泡で,俺の小遣いが消えてしまうように,これからも皆でがんばりましょう。
永松,これからも前だけを見て,突破してほしい。
ただ,まっすぐ。
永松らしく,突き進んで欲しい。
2009-10-20
2009-10-19
免許更新
実は車の免許を持っていません。
バイクの免許更新のために、神田にある更新センターで講習会の20分待ち。前に並んでいた50代のスーツ姿の男性が、20分待ちかあ、なんだよーと苦言を呈していました。小さな会社の課長クラスで、ちょっと文句をいうと部下がさっと動いてくれるのでしょう。定年退職後は、田舎に帰るも、妻の実家は東京近郊で、小さな地方都市に馴染めず、お互いに疎遠になっていくパターンが視えました。さあそれでは講習会のはじまりです。
バイクの免許更新のために、神田にある更新センターで講習会の20分待ち。前に並んでいた50代のスーツ姿の男性が、20分待ちかあ、なんだよーと苦言を呈していました。小さな会社の課長クラスで、ちょっと文句をいうと部下がさっと動いてくれるのでしょう。定年退職後は、田舎に帰るも、妻の実家は東京近郊で、小さな地方都市に馴染めず、お互いに疎遠になっていくパターンが視えました。さあそれでは講習会のはじまりです。
2009-10-18
2009-10-17
2009-10-16
ミトラギョ
ジムの帰りに、ヒマラヤカレーを食べました。
エベレストビールもおいしいです。
エベレストビールもおいしいです。
久々のジムで、ボコボコにされて、肩凝りがすっかり解消されました。
やっぱ、生身のファイトはスッキリします。それでは〜
*****
ちょっとだけ後記:
正確には,ネパール人の親切なおじさんが経営している「ヒマラヤカレー」というところで,バターチキンカレー,ガーリックナンを食べました。エベレストビールは,ネパールから輸入しています。ローリングロック エクストラ ペールエール (米国の東海岸のビール)のような爽やかな飲み心地です。
「ミトラギョ」は,ネパール語でおいしいという意味です。まあなんでもナマステでは,カレーのおじさんたちに失礼なので,今回はきちんと「ミトラギョ」と言いました。そしたら,おじさんの顔がぱっと輝いて「ネパールは行ったことがあるのか」と聞いてきました。
おいしい,ありがとうは,どこの国へ行っても必要な言葉ですね。せっかくなら,その国の言葉で,いえるようになりたいですね。
ミトラギョ,マシッソヨ,デリシゥー,エスターブエノ,,,,
全世界をまたにかけるためには,まだまだ足りないっす。
2009-10-15
野口里佳さん
の「飛ぶ夢を見た」を俺なりに表現した写真です。 ていうか,意味不明ですよね。詳しくはぐぐってね。
気がつけば,もうすぐハロウィン。子供たちが待ちに待った季節ですね。
広尾から麻布十番方面に林立するエンバシー周辺の高級マンションがハロウィンの季節には特別に開放されたりして,子供たちの狙い目だったりします。今年は100着限定のバンダレイ・シウバ モデルの柔術着をはおって,子供たちについていこうかな。。。
たぶんそのころには,いろいろなものが完了していて欲しい。Microbiology and Immunology のエディターをしているのですが,この季節,日本も米国もグラントシーズンで,レビュー断られまくりです。。。そんなときにいいよと言ってくれた,あの先生や,この先生,本当にありがとうございました。わたしから780000ポイント贈呈します!
ということで,近所のバーガーマニアも,すっかりハロウィン一色となりました。
あ,モーリー,長野のお土産ありがとうね。いつも本当にありがとう。
ということで,昨日はバーサク状態でありましたので,本日は,さわやかモードで締めくくりたいと思います。
それでは〜。
明日から,色々な方々へ,色々なお返事を返します!
2009-10-14
だと思ったんですよ,アハハハハハハハハハハハハ
こういうシチュエーションないですか。
これはたとえ話なのですが,,,
「○○だと思ったんですよ」「あ,違ったのですか?」と事務官。
「てっきり,○○だと思っていました」と事務官。
「だから確認していないのですよね」と俺。
「実は新システムに移行して,我々も初めてなんです」と爽やかに事務官。
「だから確認していないのですよね,あなたは」と俺。
「,,,だったんですか」と爽やかに事務官。
****
まあこういった事務官がいたら,ぶちぎれるかと思いますが,
想像上の話なので,そんなに興奮しないで下さい。
ということで,本日は,想像上のセカイで,すごくツカレマシタ。
結局,いつもさわやかさんの勝利です。。。
*****
とにかく重要書類の確認は,「○○だと思った」で思考停止せずに,
小便器にも書いてあるように,一歩前へ,進んで,確認をお願いします。
いやいやいや,想像上のセカイですからこれは。
真面目に働いても,出口のところで邪魔されるのは,納得いかないですねえ。
アハハハハハハハハハハハハ。
まあ、ここにいるのは自分の選択ですから、自分が悪いんですけど。
これはたとえ話なのですが,,,
「○○だと思ったんですよ」「あ,違ったのですか?」と事務官。
「てっきり,○○だと思っていました」と事務官。
「だから確認していないのですよね」と俺。
「実は新システムに移行して,我々も初めてなんです」と爽やかに事務官。
「だから確認していないのですよね,あなたは」と俺。
「,,,だったんですか」と爽やかに事務官。
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まあこういった事務官がいたら,ぶちぎれるかと思いますが,
想像上の話なので,そんなに興奮しないで下さい。
ということで,本日は,想像上のセカイで,すごくツカレマシタ。
結局,いつもさわやかさんの勝利です。。。
*****
とにかく重要書類の確認は,「○○だと思った」で思考停止せずに,
小便器にも書いてあるように,一歩前へ,進んで,確認をお願いします。
いやいやいや,想像上のセカイですからこれは。
真面目に働いても,出口のところで邪魔されるのは,納得いかないですねえ。
アハハハハハハハハハハハハ。
まあ、ここにいるのは自分の選択ですから、自分が悪いんですけど。
2009-10-12
第48回日本放線菌学会学術講演会
先週の金曜日は,第48回日本放線菌学会学術講演会にて「新たな薬剤標的としての病原細菌の分泌装置」というタイトルで話をしました。大学院修士までは放線菌関連の研究室,大村智先生のラボに在籍していたので,放線菌関連の先生方には色々なことをご指導頂いたという経緯があります。大学院修士までは,B型肝炎ウイルスのHBsAg (表面抗原)の培養細胞での発現手法の開発を行っており,放線菌関連のラボで,まったく異質なことをやっていました。ハイブリッドな背景で育ってきましたので,III型分泌装置阻害剤の研究も自然な感じで,構築されていった感じがあります。ということで,放線菌学会の学術講演ではこちらの話をしました。このあたりの話も論文にして,がつんと出さなければ。。。
今回は,ちょっときつかったですね。阪大微研セミナーの翌日は,企業との共同研究の打ち合わせ。これで水曜日の午後が全部吹っ飛んで,木曜日の一日で微研で行ったセミナーとはまったく別なストーリーを組み立てなければなりませんでした。以前に使用したプレゼン資料があるのですが,それなりにカスタマイズしていかないと,聞き手に響かないですから,ああでもない,こうでもないと,やはり時間はかかりました。それ以外にも大学基準協会の資料作成とかで,ぐだぐだになりながらの,プレゼン準備でした。
応用研究については抵抗がないので,企業と共同研究が組めるのですが,論文が契約の関係で出せない時期がありますので,注意が必要です。それに受託研究費の獲得は,世間では純粋に評価されないと思うのですね。競争的資金ではありませんし,ヒモつきですし。。。多くの大学で企業との共同研究を推進していますが,受託研究費はインセンティブにはならないということを認識した上で,やって欲しいですね。結局,研究者は論文書いてナンボの世界なので,それでしか評価されませんので,任期制教員としては応用研究はリスキーな選択なのです。まあでも自分たちのやってきたものが,薬剤なり,ワクチンに繋がれば,嬉しいことだと思います。
ということで,第48回日本放線菌学会学術講演会の当日。目黒と五反田の中間当たりにある会場にタクシーで移動しました。シンポジウムで面白かったのは,「リボソームタンパク質を指標とした質量分析法によるバクテリアの系統分類」で,寺本華奈江先生(日本電子(株)開発本部)によるお話。マスでこんなことができるの? という目から鱗なお話でした。その他のタイトルも,非学会会員の私でも楽しめるお話でした。お世話頂きました理化学研究所の植木雅志先生,武蔵野大学薬学研究所の市瀬浩志先生に深く感謝いたします。本当はシンポジウムを聞いたら,ステルスモードで早々に退散しようかと思っていたのですが,マスの話や,まあ何か嗅覚的に惹かれるものを察知したので,最後までここにいようと決めました。懇親会の席上で,何と,私のブログを頻繁に訪れて下さっている独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品バイオテクノロジー研究領域 生物機能解析ユニットという非常に長ーいご所属の,岡本 晋先生とお会いしました。その岡本先生が非常に面白い研究を行っていて,「今度,共同研究を行いましょう」という展開になりました。岡本先生は私と同じ誕生日で,おまけにサウスポー。ブログで私の過去?を知っているので,二次会の居酒屋かあさんでは,大いに盛り上がりました。ということで最後までいようと思ったのは,ビンゴでした。あと,東大の加藤淳也君(イェール大学医学部細菌感染部門ポストドクトラルフェロー)の後輩に会えたことも楽しかったです。みんな良い眼力を持っていました。
他学会に参加しても,旧知のように話が展開するというのもブログの効果でしょうか。昭和系ブログで,学生さんを惹き付ける魅力に乏しいのかも知れませんが,これからもつれづれなるままに書いていこうと思います。今後とも宜しくお願いいたします。
今回は,ちょっときつかったですね。阪大微研セミナーの翌日は,企業との共同研究の打ち合わせ。これで水曜日の午後が全部吹っ飛んで,木曜日の一日で微研で行ったセミナーとはまったく別なストーリーを組み立てなければなりませんでした。以前に使用したプレゼン資料があるのですが,それなりにカスタマイズしていかないと,聞き手に響かないですから,ああでもない,こうでもないと,やはり時間はかかりました。それ以外にも大学基準協会の資料作成とかで,ぐだぐだになりながらの,プレゼン準備でした。
応用研究については抵抗がないので,企業と共同研究が組めるのですが,論文が契約の関係で出せない時期がありますので,注意が必要です。それに受託研究費の獲得は,世間では純粋に評価されないと思うのですね。競争的資金ではありませんし,ヒモつきですし。。。多くの大学で企業との共同研究を推進していますが,受託研究費はインセンティブにはならないということを認識した上で,やって欲しいですね。結局,研究者は論文書いてナンボの世界なので,それでしか評価されませんので,任期制教員としては応用研究はリスキーな選択なのです。まあでも自分たちのやってきたものが,薬剤なり,ワクチンに繋がれば,嬉しいことだと思います。
ということで,第48回日本放線菌学会学術講演会の当日。目黒と五反田の中間当たりにある会場にタクシーで移動しました。シンポジウムで面白かったのは,「リボソームタンパク質を指標とした質量分析法によるバクテリアの系統分類」で,寺本華奈江先生(日本電子(株)開発本部)によるお話。マスでこんなことができるの? という目から鱗なお話でした。その他のタイトルも,非学会会員の私でも楽しめるお話でした。お世話頂きました理化学研究所の植木雅志先生,武蔵野大学薬学研究所の市瀬浩志先生に深く感謝いたします。本当はシンポジウムを聞いたら,ステルスモードで早々に退散しようかと思っていたのですが,マスの話や,まあ何か嗅覚的に惹かれるものを察知したので,最後までここにいようと決めました。懇親会の席上で,何と,私のブログを頻繁に訪れて下さっている独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品バイオテクノロジー研究領域 生物機能解析ユニットという非常に長ーいご所属の,岡本 晋先生とお会いしました。その岡本先生が非常に面白い研究を行っていて,「今度,共同研究を行いましょう」という展開になりました。岡本先生は私と同じ誕生日で,おまけにサウスポー。ブログで私の過去?を知っているので,二次会の居酒屋かあさんでは,大いに盛り上がりました。ということで最後までいようと思ったのは,ビンゴでした。あと,東大の加藤淳也君(イェール大学医学部細菌感染部門ポストドクトラルフェロー)の後輩に会えたことも楽しかったです。みんな良い眼力を持っていました。
他学会に参加しても,旧知のように話が展開するというのもブログの効果でしょうか。昭和系ブログで,学生さんを惹き付ける魅力に乏しいのかも知れませんが,これからもつれづれなるままに書いていこうと思います。今後とも宜しくお願いいたします。
2009-10-11
Advanced Seminar Series@RIMD 報告
前回,アナウンスしましたが,阪大微研にてAdvanced Seminar Seriesの第1回が開催され,最初のスピーカーという大役を与えられまして,感激しました。このセミナーはGCOEの一環として,若手研究者や大学院生を対象としているのですが,教授クラスのスタッフも参加しており,ちょっとずつ緊張の度合いが高まっていきます。しかも,感染制御の猛者による猛者のための研究所ですから,若手に刺激を与えると言うよりは,こちらがこれまでやってきたことが,どれだけ耐えうるのか,デフェンス能力が問われるセミナーとなりました。感染初期の宿主応答を制御するエフェクターの話を行ったのですが,自然免疫を生業とする植松 智先生から,するどい質問が浴びせられました。また,セミナーが終わった後に竹田先生からコメントがあり,自分たちが今後,詰めていかなければならないところがクリアになりました。セミナーが終わった頃には,激しく体力を消耗し,総合格闘技で鍛えておいて良かったと,思いました。
ダニエル・オーシャンと彼が率いる10人の仲間が,ラスベガスでカジノの金庫破りにいどむアクション映画,「オーシャンズ11」という作品がありましたが,微研はまさに,「オーシャンズ11」だと思いましたね。あれだけのスタープレイヤーが揃っている研究機関は,そうはないでしょう。また,Advanced Seminar Seriesがはじまる前に,先生方とディスカッションの時間を設けて頂き,各研究室を回ることができました。微研の研究者は何をやっているのか,また,こちらが何をやっていて,どういったことが今のシステムには足りないのか,洗い出すための良い機会となりました。堀口安彦先生,永井宏樹先生,吉森保先生,竹田潔先生という,非常にこゆい設定でした。堀口先生のところは,トッシーが展開している研究内容で,まだ論文になっていないのでここでは言えませんが,「あれにあんな活性の違いがあるの?」という面白いデータでした(堀口先生,このような表現で間違いないでしょうか)。永井先生のところでは久堀先生も加わって頂きまして,色々なお話をしました。堀口先生,永井先生は同じ学会ということもあり,話の流れはスムーズでしたが,竹田潔先生とは初めてのご対面。我々の行っている研究で,ここはどうしていいのか解らないという部分をお話しして,的確なアドバイスを頂きました。吉森先生の教授室は,一見の価値ありと,堀口先生のブログでご紹介されていたので,研究以外の興味も大いにありました。また「アヒルの謎」も解明しなければなりません(笑)。吉森研と言えば「アヒル」なのです! あ,「オートファジー」もすごいことになっていました。私の師匠,ブレットのラボで,サルモネラの細胞内動態については精力的に研究を展開しており,サルモネラは細胞内でSCVを形成し,,,というのが主流であると思っていたのですが。。。これ以上は吉森研の未発表データなのでお話しできませんが,オートファジーの研究から「細菌と宿主のせめぎあい」の未知なる部分が,解明されようとしています。
菊谷 仁先生をはじめとして,世話人の堀口先生,感染症学免疫学融合プログラム推進室の藤井先生,堀田様には,ほんとうにお世話になりました。いや,ほんと華やかでした。次のAdvanced Seminar Seriesのスピーカーは,北の宇宙人,嘉糠さん。GCOEの拠点リーダーである嘉糠さんが,自ら単独潜入するというストリー展開も,激しいですね。私もセミナーに行きたい。。。
これからも,Advanced Seminar Seriesの益々のご発展をお祈りいたします!
ダニエル・オーシャンと彼が率いる10人の仲間が,ラスベガスでカジノの金庫破りにいどむアクション映画,「オーシャンズ11」という作品がありましたが,微研はまさに,「オーシャンズ11」だと思いましたね。あれだけのスタープレイヤーが揃っている研究機関は,そうはないでしょう。また,Advanced Seminar Seriesがはじまる前に,先生方とディスカッションの時間を設けて頂き,各研究室を回ることができました。微研の研究者は何をやっているのか,また,こちらが何をやっていて,どういったことが今のシステムには足りないのか,洗い出すための良い機会となりました。堀口安彦先生,永井宏樹先生,吉森保先生,竹田潔先生という,非常にこゆい設定でした。堀口先生のところは,トッシーが展開している研究内容で,まだ論文になっていないのでここでは言えませんが,「あれにあんな活性の違いがあるの?」という面白いデータでした(堀口先生,このような表現で間違いないでしょうか)。永井先生のところでは久堀先生も加わって頂きまして,色々なお話をしました。堀口先生,永井先生は同じ学会ということもあり,話の流れはスムーズでしたが,竹田潔先生とは初めてのご対面。我々の行っている研究で,ここはどうしていいのか解らないという部分をお話しして,的確なアドバイスを頂きました。吉森先生の教授室は,一見の価値ありと,堀口先生のブログでご紹介されていたので,研究以外の興味も大いにありました。また「アヒルの謎」も解明しなければなりません(笑)。吉森研と言えば「アヒル」なのです! あ,「オートファジー」もすごいことになっていました。私の師匠,ブレットのラボで,サルモネラの細胞内動態については精力的に研究を展開しており,サルモネラは細胞内でSCVを形成し,,,というのが主流であると思っていたのですが。。。これ以上は吉森研の未発表データなのでお話しできませんが,オートファジーの研究から「細菌と宿主のせめぎあい」の未知なる部分が,解明されようとしています。
菊谷 仁先生をはじめとして,世話人の堀口先生,感染症学免疫学融合プログラム推進室の藤井先生,堀田様には,ほんとうにお世話になりました。いや,ほんと華やかでした。次のAdvanced Seminar Seriesのスピーカーは,北の宇宙人,嘉糠さん。GCOEの拠点リーダーである嘉糠さんが,自ら単独潜入するというストリー展開も,激しいですね。私もセミナーに行きたい。。。
これからも,Advanced Seminar Seriesの益々のご発展をお祈りいたします!
2009-10-09
2009-10-08
2009-10-04
サイクリング改めキックボード
最近,前線基地にへばりついていて,風呂にもはいらず,ラボのフロアにあるシャワーを愛用しています。予算の申請とか,論文のレビューとか,この時期はいろいろあって,また,これに追い打ちをかけるかのように,大学基準協会の提出資料がどっさり舞い込んできました。大学からお給料を頂いている以上,しなければならない雑用であります。しかし,この時期によりによって。。。
本日は,午前中から詰め込んで,午後はオフタイム。
小学校低学年の娘が「キックボードしたい!」というので,コース選定。先日のミッドタウンめぐりは,アップダウンがあって,すごく疲れたという経緯があります。平らなところを探してみると,それはなんと言っても埠頭周辺だということに,気がつきました。20代の頃は競技用の自転車で,埠頭周辺にサイクリングにいきました。田町の海岸側のほうの埠頭周辺を思い出し,そこを目指してスタートしました。駅から埠頭に向かう途中に,大丸ピーコックがあって,このへんにできたオシャレなマンションの住人で賑わってました。ニッチなところに目を付けたピーコックに5ポイント! まっすぐ進むと,意外にもレインボーブリッジにねもとに辿り着き,なんと歩いてお台場までいけるという事実を発見しました。娘と嬉々としながらエレベーターに行こうとしたら,橋の防人である守衛さんに,キックボードは何かバッグに入れないとだめですと,言われました。「あ,これは子供用のものですから」と,はやくも論理的に破綻しながらも,「じゃあ,入れる物,何とかなんないんっすかね」と奇襲にでました。そしたら守衛さんがふくろを持ってきてくれて,「これでぐるぐるにすれば大丈夫だ」というお墨付きを頂きました。あと,ふくろも。。。守衛さん,ありがとうございました!
ということで,レインボーブリッジの中ほどから東京湾を眺めました(添付写真参照)。それから,お台場の砲台跡地に移動し,娘といっしょにお昼をたべて,メロンパンの残りを,かなり長い間,アリンコにあげるという娘の遊びにつきあって,人工海岸のほうに移動しました。そこでセカイカメラを起動し,エアータグを残してきました。結構疲れたので日の出桟橋に向かうフェリーに乗って移動しました。海から眺める東京は気持ちよさそうでした。途中,東大の学術研究船「白鳳丸」を発見。微妙にクリーム色なのは何故? やはり船は,真っ白でしょう。あるいは調査船2隻で行くことがあって,見分けるためにクリーム色? 日の出桟橋について浜松町の混雑したところから電車にのる気力がなかったので,キックボードで再び田町に移動。それから,また大学に戻りましたが,良い運動になりました。
夜はコンビニのおにぎりと焼きそばで済ませ,シャワーを浴びて,洋服を着替えてさっぱりしてから,論文書き,プレゼンの準備を終えて,打ち止めにしました。今日も自分なりに頑張りました。それでは〜。
2009-10-03
Advanced Seminar Series
こんなセミナーがあります!
学府生のみなさんも奮ってご参加下さいね。
あ,旅費は指導教授に請求して下さい(笑)。
セミナーは永松が中心となって,やってきた研究内容です。
百日咳菌をはじめとするボルデテラ属細菌は,感染局所で炎症反応を積極的に打ち消し,静かに宿主に定着しつつ,感染を確立していきます。宿主防御反応をシャットオフする「ステルスエフェクター」に焦点を絞り,感染時に宿主ではどのようなことが起きているのか,解説したいと思います。
ということで,感染制御を生業とする猛者の巣窟,阪大微研に乗り込みます!
===================
演題:ボルデテラ属細菌感染における宿主応答抑制機構
感染を増悪化させる因子としてのIL-10
演者:阿部 章夫先生
(北里大学大学院感染制御科学府)
日時:平成21年10月6日(火)16時30分~
場所:融合型生命科学総合研究棟
1階谷口記念講堂
主催:大阪大学微生物病研究所
大阪大学GCOE
「オルガネラネットワーク医学創成プログラム」
連絡先:感染症学免疫学融合プログラム推進室
(内線8364)
学府生のみなさんも奮ってご参加下さいね。
あ,旅費は指導教授に請求して下さい(笑)。
セミナーは永松が中心となって,やってきた研究内容です。
百日咳菌をはじめとするボルデテラ属細菌は,感染局所で炎症反応を積極的に打ち消し,静かに宿主に定着しつつ,感染を確立していきます。宿主防御反応をシャットオフする「ステルスエフェクター」に焦点を絞り,感染時に宿主ではどのようなことが起きているのか,解説したいと思います。
ということで,感染制御を生業とする猛者の巣窟,阪大微研に乗り込みます!
===================
演題:ボルデテラ属細菌感染における宿主応答抑制機構
感染を増悪化させる因子としてのIL-10
演者:阿部 章夫先生
(北里大学大学院感染制御科学府)
日時:平成21年10月6日(火)16時30分~
場所:融合型生命科学総合研究棟
1階谷口記念講堂
主催:大阪大学微生物病研究所
大阪大学GCOE
「オルガネラネットワーク医学創成プログラム」
連絡先:感染症学免疫学融合プログラム推進室
(内線8364)
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