2008-06-25

bitに変換される時間=空

iPhone が国内で発売されるそうだ。
白いプランとパケットフリーで月額約7000円。
んー高い。便利だけど今はiPhoneなくても元気に生きているし,
この便利という言葉は,くせ者です。

事実,インターネットの普及ですごく便利になったけれど,個々の研究者が格段に論文数が増えたかどうか? それは疑問。ネットに繋がっていなかった頃は,実験が終われば暇つぶしもできないので,じゃあ帰るかあということになるけれども,今の時代,インターネットでいくらでも暇つぶしができる。煩悩が目の前にあって,自ら律することができなければ,どんどん時間がbitに変換されていく。今はそんな時代だ。アマチュアにはかえって厳しい時代なのかもしれない。

俺が怖いと思ったのは前にも書いたのが,ハードディスクは 0 だか 1 だか知らないけども,とにかくはじめは空で満たされているわけ。それが何か意味のあるもの,ますます意味のないもの,どちらも bit の羅列に変換され,重さも変わらない。

それははじめから空で満たされていて,たとえ満たされたとしても,概念的には空であるのと同じ状態。たくさん意義のある仕事をしたから,俺のハードディスクは重くなったとか,そうなれば解り易いのだけれども。。。

「あの先生のPowerBookは,20キロもあるのですよ」
「それに比べてうちの教授のPowerBookは,3キロしかないんだぜ」 「やっぱダッセー,うちの教授は」なんて事になりかねません。やはり業績で重さが変わるのは,なしと言う事で。。。

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ということで論文を書いたりしているときには,雑念を払うべくコンピュータを閉じる。しかし書いているうちに,web辞書をついつい開いてしまったり,関連論文のPDFを内部検索で確認したりと,やはりコンピュータに依存してしまう。おまけに老眼のせいか,論文書いている時は裸眼であるが,コンピューターを見る時は眼鏡が必要。こんなときにiPhoneがあれば,しかもパケットフリーであれば,小型の辞書として常時閲覧が可能である。しかも論文のそばにいつも置いて,眼鏡の着脱なしに利用可能。これは便利だ! iPhoneを購入しない正当性はいくつもあるが,購入する正当性も増えつつあるこの頃。。。