2012-08-31

ごすろり先生


その人が「ごすろり」しているところを見かけたら,
どうか やさしくしてほしい
その人は ボクらの大切な先生だから(注1)

パコーン,パコーンと厚底シューズの音が古いマンションの階段に,響き渡る。

ごすろり先生が階段を登ってくる音だ。

ごすろり先生は,チビの新しい家庭教師である。その先生の姿をはじめて見た時に,「マジきてる!」と思ってしまった。家庭教師が青い目のカラコン。しかも耳に並びまくったピアスがあやしく光る。ピンク色のフルフリした洋服が,ピアスの数とアンバランスだ。正確にはゴスロリではないので,ひかえめに「ごすろり先生」と呼ぶことにした。

まあしかし,ぶっ飛んだ容姿とはうらはらに,やや早口で,てきぱきと授業が進んでいるようである。チビとごすろり先生との間に,どんな展開があるのか楽しみである。ごすろり先生は家庭教師なのだけれども,ソムリエであるとか,意外な一面も。。。漢字が書けない僕には,漢字検定1級も,すごいなと思ってしまう。

ごすろり先生は,自分というものをきちんを通されて,生きているのであろう。
ごすろり先生,これからもよろしくお願い致します!

注1)伊集院静氏の「いねむり先生」の冒頭のパクリです。もちろん,本家「いねむり先生」は,伊集院氏の優しさが随所に散りばめられた良書です。僕的には「機関車先生」も大好きです。