今回,ヒロBJJアカデミーのお世話になりまして,セミナーに参加しました。エディー・ブラボーのプレゼンは,まさにエンターテイメント。また,言葉の一つ一つに論理性があり,皆が共感しているのを肌で感じました。独特の緊張感,それを彼独特のジョークで笑いに変え,また彼の世界に引きずり込んでいく。まさに業師。
今回のセミナーでは,インビジブルカラーを強調していました。インビジブルカラーが最終的にいきつくところ,相手を完全にコントロールする終着駅だったのです。インビジブルカラーは彼の解説書にのっているので,是非とも購入して下さい。
私なりにまとめると,
1 ミッションコントロールを経て,最終的にはインビジブルカラー。
2 ラバーガードに入るときにはコムロックっぽく腕をまいて,バタフライスィープを仕掛けてポジションを作る(やる気満々でラバーガードに入らない。バタフライがきまれば,それでいいし,きまらなくても,ラバーガードがある)。
3 相手の頭の後ろで自分の足をフックするが,このときは拳をつくって,くの字に曲げる感じ。
4 自分の頭は持ち上げるようにして,タイトに腕を外されないようにする。
ついでに,腕十字の移行についてまとめると,
1 腕を深く差し込んで腰におく。
2 一方の手で,相手の太もものあたりをグリップしてコントロールする。
3 通常のBJJとは異なり,足はクロスしておく。
(クロスすることによって,チャンバーロック,Xブレーク,三角への移行を容易にしている)
2重がらみからの移行についてまとめると
1 足は2重がらみ
2 コムロックっぽく腕をまいて,反対の腕で相手の腰をコントロール。
3 すばやくスーパーストンプを行い,バタフライに移行。
(上と同じような展開で,インビジブルカラーまでもっていく)
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エディー・ブラボーの参考書には技の連携が詳細にのっているかと思いますが,私は上記ポイントが欠落しており,特に2重がらみからの移行で,相手にサイドを許してしまうケースが何十回もありました。それで2重がらみからの移行は,封印していました。ラバーガードにしてもインビジブルまでもっていかなかったので,パワーでブレークされておりました。まさに,私の弱点が克服された2時間でした。最後には大写真大会,サイン会。あっという間にショータイムが終わりました。
BJJの聖域を,独創的な技で破壊していった,稀有な存在,
それがエディー・ブラボーです。
高橋さん,お世話になりました。
次回も,エディー・ブラボーのセミナーお願い致します!
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今はインターネットとかで様々な情報が入りますが,実際に相手に接してみないと,わからない。そんなことを実感した2時間でした。研究の世界でも多くの情報は机上で集めることが可能。しかし,実際に人に会ってみて,その人のオーラに触れ,自分もその人のようになりたい,そういった希求は,大切だと思います。