2009-08-30

マカロン

モビル・スーツ

さあ,衆院選です。いずれにしてももうすぐ結果がでますね。

【今週の出来事】

新宿の伊勢丹メンズ館というところにいきました。総合格闘技をはじめてから,胸囲が10センチアップしたので,小さくなったスーツを新調するために行きました。ワイシャツも首が回らなくなったので順次,新調中です。シャツは第一ボタンを外してネクタイを締めていたのですが,G馬大学のT田先生に発見され,「シャツのボタンがだらしないですよ」と注意されました。やはり見ている人は,見ているんだなあと思いました。T田先生ありがとうございます!実は,パリの学会に行く前にスーツを新調しましたが時間がなく,やっつけで安物を買いました。やはりそれなりのスーツは,生地もそれなりで,愛着がもてませんでした。結局,窮屈なポールスミスで出かけました。。。そして,結果的に「安物買いの銭失い」となりました。

ということで,今度は効果的に資金投入をしなければ,妻に激怒されます。以前,細菌学会の関東支部総会(泊まり込み)で,同室になった法政大学のK岸先生がカッコいいジーンズをはいていました。どこで購入したのですか?と伺うと「新宿 伊勢丹」という答えが返ってきました。いけてるデパートに行って,片っ端からスーツを着れば何とかヒットするのではないかと思い,スーツのスクリーニングに出かけました。

あるわ,あるわ,スーツが。。。

最終的にバーバリーのブラックレーベル,ブルックス・ブラザース,ポール・スミスで悩み,結局,以前から愛用していたポールスミスのスーツになってしまいました。スーツ裏地に光沢があって,表よりも「裏の作り方」に愛着がもてました。店員さんに「長ランみたいに裏が凝ってますね」と言うと,怪訝な顔をされました。「ほら,学生服の長目のやつで,表はやばいから,裏に刺繍とか凝っていたじゃないですか」と追加説明をしても,理解していただけませんでした。ま,ジェネレーションギャップですかね。ということで「ポールスミスに長ランの美学を再発見」しました。東工大のK川先生には,イブサンローランの左岸を勧められたのですが,次回ということで。。。

ということで俺的なモビルスーツは,ポールスミス・セグンド(と命名)に決定しました。まあしかし,のこのこと帰っては「伊勢丹まで行って何やってるの!」と言われかねませんから,セバスチャン・ブイエ氏のチョコレートでコーティングしたマカロンを買って帰りました(Iさん,情報ありがとう)。

帰りにゼストによって,ビールで一人で乾杯。スーツを購入するという一大事業をなし終えたので,生ビールを4杯飲みました。恵比寿・ゼストの各種野菜のピクルス,意外とうまかったです。お試しあれ。

2009-08-29

Ubuntuのデスクトップはこんな感じ



VaioにUbuntuを入れてスクリーンキャプチャーで撮りました。
愛着がもてそうなフォントです。

Ubuntu

シャープからネットウォーカーなる製品がリリースされた。ザウルスの進化系かと思い、何気にOSをチェックしてみると聞きなれない言葉が。
それは、Ubuntu。ネットで検索して見ると、Linux baseのOSらしい。目のつけどころがシャープだなと思った。。。しかもこのOSはフリーで配布されている! と言うことは 、俺のしょうもないvista マシンもまたゾンビのように復活するということか。
それを試して見たくなり、自宅からまたラボに戻った。
マック上でウブウブをダウンロードしてcdに焼いて、vaioに入れて見た。何なく認識され、1時間弱でインストールがあっけなく終了した。
オフィス互換のソフトもついており、Mailソフト、Firefoxも快適だ。
日本語フォントも綺麗でOSの構造も直感的である。

俺的なネットウォーカーはVaio Type Gで決まり。あ、プリンターでトラブってます。まあこれからのOSということで、アップデータで解決されるでしょうね。

それでは!

2009-08-28

海外菌株発送の備忘録

1. 国立感染症研究所にて情報を集める。

http://www.nih.go.jp/niid/Biosafety/index.html

2. 扱う生物試料がカテゴリーAかBを判断する。


3. 梱包に必要な材料を購入(IATA650とかで検索する)。

http://www.sugiyama-gen.co.jp/products/micro/index.html


4. カテゴリーBは日本通運で発送可能です。
菌株名を明示した英文書類を相手国の支店に送って、陸路の確認作業が必要。
(このへんのやりとりも日通さんがしてくれます)

5. ここまでくるのにすごく時間がかかりましたが、すっきりしました!

2009-08-25

サプリメント



最近,目がとても疲れやすくなってきました。年のせいでしょうか。
休暇をとってゆっくりすれば治るだろうと思っていましたが,iPhoneでちまちまメールを送っていたので,かえって目に逆効果だったかもしれません。

ということで,目の疲労回復によさそうなサプリメントを片っ端から購入。あ,手前にあるのはロクシタンのハンドクリームで,これは目に塗るのではなく,お気に入りの一つです。最初は,サプリメント軍団,そんなに効かないだろうと思っていましたが,実は良く効いて,ちょっと驚いたわけです。今までぼやっとしていた視界がきりっとクリアになります。これからも続けまーす。

また,夏のサプリメントはこんな感じです。
画像の良いのは,リコーGX200で撮ったもので,それなりのはiPhoneで撮ったものです。特にGX200はストロボなしで暗めのところでも撮影が可能なので,室内撮りに重宝しています。また,マクロもかなりいけてます。新たにリリースされたGR IIIも気になるところですが,しばらくはGX200をエンジョイしていきたいと思います。



それでは〜。

2009-08-21

第83回総会シンポジウム・ワークショップ企画の公募

詳しくは↓をご覧下さい!

http://www.nacos.com/jsbac/

2009-08-20

南下中

東北新幹線にて東京に向けて南下中!
120%充電しました。

8月26日にラボ居室にて納涼の夕べを開催しますので、東京近郊の研究者は是非起こし下さい。

今、宇都宮通過中です。
それでは〜。

夏 2009

7月27日から8月2日までカナダのバンクーバー,ガリアノ島にカンファレンスに出かけ,帰国翌日の8月3-5日まで学内のバイオサイエンスフォーラム・北里微生物アカデミー研究会に出席し,プレゼンを行った。ちょっと時差ボケで辛かった。7日金曜日は細菌学会の理事会。理事会が終わった後,急いで新宿に向かう。途中どしゃぶりになり,新宿駅前の東急ハンズでビニ傘を買って,iPhoneのマップで「関東感染症懇話会」の会場を探し出しぎりぎりで間に合う。濡れ鼠でプレゼンを行ったが,臨床検査技師の皆さんは非常に勉強熱心で,こっちも熱が入り,少々講演時間をオーバーしてしまう。他大学へ講演に行くのも楽しいが,このようなプロ相手のプレゼンも刺激になった。

14−16日は家族で,愛犬と一緒に過ごせるコテージに移動。休暇前の8−13日の期間で,ラボの論文のリバイズ,論文3報のレフリー,企業との共同研究報告書を仕上げる予定であったが,論文1報のレフリーと報告書は休暇中の宿題になった。MacBook AirとE-mobileの端末をもって出かけたが,E-mobileの通信状況が悪く,メールの返信等はiPhoneでやりとりを行った。コテージにいても,湿原を散策中でも,メールの受信音がポンとなるのはありがたい。休暇中にスパムメールをどんどん捨てまくった。全てのメールをiPhoneで閲覧できるのは非常に便利だ。送られてくるパワーポイントのファイルも特別なビューワーなしで展開可能な点も◎。そんでもって17日−20日は家族で実家に戻り,論文査読と報告書の仕上げに集中した。私の実家は夏でも涼しく空調なしで仕事ができる。午前中の涼しい間に仕事を済ませ,午後からは娘と川遊びに行ったり,サイクリングを楽しんだ。夏休みの間に娘は自転車に乗れるようになり,自分が自転車に乗れるようになった時のことを思い出した。両親にはじめて買ってもらった自転車は,ハンドルグリップの端っこに虹色のビニールのフリンジがついており,かなりファンシーなものであった。娘が選んだのは青色の自転車で,渋めの選択。

とういうこで,あっという間に休暇が終わったが,超充電することができた。
ということで,本日,夕方からラボに戻ります。
何かあったらご連絡下さい。

*****

ブログにアップした写真はiPhoneからMMSにて送信。
MMSってなんだか解らないけど便利です。

草原

----
草原で愛犬と散歩

2009-08-14

本当の空

久々に大きな空を見ました。

2009-08-11

本日の教授室

ちょっと集中したかったので、教授室をバーガーマニアに移動。頭をシャキッとさせるためにウィルキンソンの辛目のジンジャーエールを注文しました。ラボから近いところに集中できる場所があるのは良いです。

夏休みでしょうか?論文のレビュー依頼がたくさん来ます。。。ありがたいことだと思います。

2009-08-09

テストfrom MMS

晴れた日には、医科研が見える

Scientific Meeting: Microbial Infectious Diseases 2






ホテルでシャワーを浴びた後,美容師のHさんと,ホテルの手配をして頂いたSさんに夕食に招待される。Sさんとは数ヶ月前に日本で再会したが,Hさんとは10年ぶりの再会であった。Hさんは妻が通っていたヘアサロンの美容師である。カナダの悪口は言いたくはないが,ヘアーカット技術は最悪。。。私も留学当時,コケシのようにカットされてしまい,それからバリカン人生に突入し現在に至っているが,妻の場合はバリカンというわけにもいかず,Hさんと巡り会えて幸運であった。2人とも遠く日本を離れ,自分の実力で生きている人たちだ。感覚は大陸の人たちに近い。展望レストランからは,半島に突き出たブリティッシュコロンビア大学の建物が小さく夕焼けに光っていた。3人で歓談した後,バーにもいかず早々とホテルに戻り,カンファレンスが開催されるガリアノ島へ向けてパッキングをすませ,日本の薬局で購入した睡眠導入薬を飲んでから眠りについた。前回,パリに行ったときには時差ボケ+昼間のワインで,次に出てくるスライドが全然思い出せなくて激しく轟沈した経験から,フライト中とカナダについた初めの2日間のみ睡眠導入薬を使った。その結果,私の場合,まったく時差ボケを感じることもなく,効率的にカンファレンスに参加することができた。カナダの友人に言わせると,クセになるから睡眠薬は絶対だめだと言われたが,海外へ出かけたときの最初の3日間ぐらいは,アリだと思った。宿泊先はトータル5人でキャビンをシェアするので,フルタイムで英語漬けだ。そんなときに時差ボケでは絶対,轟沈される。。。ということで,あまり強くはない睡眠導入薬は,これからも海外出張時に使うつもりだ。

******

翌日は,緊張していたせいか早めに起きて,ホテル前からタクシーを拾ってバスディーボに向かう。バスディーボからは,カナディアンロッキーへ向かう電車も出ており,長距離移動の雰囲気があった。列に並んでいるカナディアンにバスの行き先を聞いて安心し,フェリーのターミナルであるツウーワッソンという場所へ向かう。バスは1時間ほどしてフェリーターミナルに着いた。うろうろして色々なヒトに聞きまくり,ようやく自分の乗るフェリーを発見。ドック2であることを確認し,フェリー発着所の近くでピザを食べた。10時20分のフェリーを逃すと,夕方まで待たなければならない。無事にフェリーに乗り込み,フェリーのなかで落ち合う約束していたジョーンに会うことが出来た。ジョーンと再会したことで目的地のロッジまでジョーンの車で移動することができる。助かった−。ジョーンとは京都で開かれた細菌学会で再会したが,カナダで会うのは留学以来である。久々の再会で話が弾み一段落がついた後,あとはブレットのところで同じ釜の飯を食っていたポスドクが何をやっているかの話になった。パーマネントポジションを獲得したポスドク,付けなかったポスドク,10年の歳月は,明確にそれぞれの人生を分け隔てた。

続く。

写真1: ガリアノアイランドにいくフェリーから,ビクトリア島に向かうフェリーを撮影
写真2: フェリー発着所でピザを食べる。モレスキンの小さい手帳はレシート管理に最適。
写真3: バスディーボに併設されているカナダ横断鉄道の駅。一度は行ってみたいですね。
写真4: ダウンタウンからスパニッシュバンクを望む。左手半島が4年間滞在したブリティッシュ・コロンビア大学。

2009-08-06

You are always welcome!

先日,学内の研究集会があった。
その懇親会の席上で,他ラボの大学院生に「なんでうちのラボには大学院生,こないのかなあ」と気軽に聞いてみた。学生,曰く,「それは先生が学生はいらない!と言っているから,じゃないですか」との意外なリアクションがかえってきた。「理学部の学生とかも先生のラボに行きたいって言ってる学生がいるけど,先生がとらないから諦めてるらしいですよ」。。。。
そんなこと,言っていないよう。たしかに大学院面接で,学生を落としたことはあります。

将来,うちのラボに来て具体的にどういうことをしたいのですか? 

非常に単純な質問ですよね。

でも,こういった単純な質問に答えられない学生さんが,少なからずいるのも事実です。事前面接でもラボの説明をして,総説なりを渡して,解らないところがあったら聞いてくれと言っているのにも関わらず,何も用意していないのはどういうことなの? 面接当日までどのような戦略をたてて,いや,戦略ではなく,君らの本当の欲求,何をしたいのか,ハードヒットでこちらを圧倒して欲しいのです。

学生さんが面接で発言する,

「具体的には良く理解できませんが,実験は好きなので,頑張りたいと思います!」

私は,頑張るという言葉は,信じないので,やはり具体的なやりたいことを明示してほしいのです。

まあぐだぐだ書いたけど,学生さんにはこう言いたいの。

You are always welcome, but you have to have a sheer desire to understand something.

元ボスBrettの受け売りだけれど, 「a sheer desire to understand something」

本当に何がしたいのか? マジな欲求!

これにつきると思う。

親御さんの大事なお金を,実験が好きだという短絡的な理由で,ドブにすてないで欲しい。


自分の人生の2年間,730日を,細菌学の研究に賭けられるのか,よく考えて欲しいです。

まあ,こういうこと書くから,めんどくさいと思われるのですけど。
楽なラボはたくさんあるので,2年間流すこともできるし,賭けることもできる。

学生さんの選択ですが,最低限,
「君のやりたいことは,本当はなんだろう」
ということを問いかけたいのです。

2009-08-05

学内での研究集会

月曜日から本日まで,学内の研究集会が開催された。
はっきり言って,とある人物のしょうもない質問・コメントの嵐で,品格を欠く内容になってしまった。この日のために一生懸命練習を重ねてきた学生もいたはずだ。こういった輩が増えると徐々にサロン的な雰囲気になって,結局は若い研究者が離れることになる。いや,もう離れようと決心した方もいるのではないか。

さらに学術的イベントに同窓会的な雰囲気で,OB,OGが参加することにも,私は基本的に反対である。まあ多くの先生方が賛成なので,敢えて異論を挟みたいが,私はサロン的な雰囲気が嫌いである。学内の学術集会は若い研究者の切磋琢磨する場であって,拡大していくことで,どんどん希薄化されていく感じがどうしても否めない。3日間の集会で学生・若手研究者が本当に触発されたのか,モティベーションがあがったのか,大いに疑問を感じた研究集会であった。若手研究者がいわば外に出るために,内輪で真剣勝負を行う。これからは,そういった場になるようにアクションを起こしていきます。ということで,学生さん,若手研究者の皆さん,これからも参加して下さいね。

2009-08-04

Scientific Meeting: Microbial Infectious Diseases 1



7月28日−31日の会期で,Brett Finlay博士主催のScientific Meeting: Microbial Infectious Diseases があり,それに出席した。

1999年の3月19日にカナダを離れたので,約10年ぶりのカナダ再訪。帰国当初はカナダに再訪したいとは全然思わなかったが,10年も経つと,やはり懐かしい気分になってしまう。

27日午後7時のエアーカナダで,バンクーバーに向かう。成田空港で出国手続きを済ませ,ゲートに向かう途中で,「あ,なんか見覚えあるなあ」という女性が前を歩いている。いや,しかし彼女はカナダに住んでいる。声をかけようか迷っていたときに,彼女が二人のお子さんに声をかけた。私はその名前を知っていた。後ろから「Nちゃん!」と声をかけると,驚いた感じで後ろを振り返った。やはりNさん本人であった。Nさんのご主人はエドモントンで病原細菌の研究をしている方で,もともとはBrettのラボで同じ釜の飯を食ったポスドクである。実は,このNさんの結婚式のwitness(証人)をしたのが私である。カナダで結婚する場合は証人が必要であるが,大役に抜擢されちょっとだけ嬉しかった。Nさんが日本を訪れ,カナダへ帰国する時にたまたま私と遭遇したのである。この偶然に驚くと同時に,久々の再開に話が弾んだ。地球は広いのに,このようなことがおきるとは。しかし前日,妻と私は「そういえばカナダにいるNちゃん,どうしているかな」と話をしたばかりであった。我々の言霊がとんでいったのか。いや絶対そうだ。

ためしに,明日から私の給料は上がると,つぶやいてみた。

******

カナダのバンクーバーにつくと時間が逆行し27日のお昼の12時。日本でセットした各種アラーム(12時-19時)をiPhoneで再度きくことになった。iPhoneといえば海外にそのままもっていって,データローミングをオンにしておくと,かなり熱い思いをするらしい。チキンな私は「機内モードをON」にしたままカナダライフを楽しむことにした。この設定でも,無線LANはオンにできるので,無線LANが設置されているカフェやホテルで,メールの送受信が可能である。

空港でNちゃん一家と別れたあと,私には一大事業があった。それは10年前に日本に持ち帰った小銭を有効利用しようという作業。空港のグローサリーショップで,しかもヒマそうなお店を見つけて,ミネラルウォーターを一本買って,ついでに小銭を全部紙幣に換えてもらう。しかし,変えても20ドルにも行かなかったかな。「あなた,随分古いコインばかりもっているのね」とおばさんに言われ,10年前にカナダを離れ,また戻ってきたといった。

******

20ドルではこころもとないので,レートの悪い空港では最低限のお金だけを換金し,バスでダウンタウンに向かった。ホテルならなんとかなるさと思っていたが,全然ならなくて,結局,知り合いのSさんにパンパシフィック・バンクーバーをかなりリーズナブルな値段で予約して頂いた。つい最近,天皇・皇后両陛下もご宿泊されたホテルであり,部屋が広い!と思った。あすから海峡越えがあるので,ここでゆっくりして時差ボケを治さなければ。。。 続く!