ひとつのことに,自分の二十四時間と,持っているだけのエネルギーを捧げ尽くしてしまう。
肉体にある燃料のありたっけを,枯れ果てるまで燃やしてしまう。
木村は,それができた。
異様な能力であったといっていい。
木村政彦が天才であるというのは,まさにそのことにおいてである。
それを,木村は日常とした。
中略
強くなる ー これを生き方として選んだ瞬間から,それはあたりまえのことになったのである。
東天の獅子 夢枕獏
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大学院,入学おめでとう。
二年間,君たちが何に自分のエネルギーを捧げるかで大きく変わります。
がんばってくださいね。
失敗を恐れない。
変なプライドはもたない。
素で何でもやってみる。
730日後の君たちの進化に期待しています。
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ジムでよく負けるパターンとして,サイドポジション取られ,
そこからキムラロック(腕がらみ)に移行され,腕をひねられて
あるいは,そこから腕十字に移行されタップ。
木村政彦がブラジリアン柔術・創始者,エリオ・グレイシーを破ったのが,
腕がらみで,これ以後,キムラロックと呼ばれるようになりました。
キムラロックはそこからの連絡技が豊富で,
大学院生の皆さんには,是非ともマスターしてもらいたいですね。