案の定,宍戸錠,夏の終わりは何かに追い立てられています。
週末を使って,大学基準協会へ提出する書類の作成が終わりました。大学全体だと電話帳ぐらいの分量になるので大変な作業です。「自分はこんなところで何をしているんだろう」と思うときがありますが,自分が雑用と思っている部分に大学本来の仕事もあるわけで,大学人として生きていく以上,逃れられないデューティーだと思っています。
分子細菌学講義の採点も何とか終わりました。この講義は隔年で開かれるので修士1年と2年が混在することになります。出席数,レポート,試験などで総合的に成績を判断しますが,学生の皆さん,ご苦労様でした。また,講義時間のラスト10分間の私の脱線話につきあってくれてありがとう。最後の10分間は分子細菌学からは逸脱していますが,「研究者として生きていく上での心構え」というものを,研究者になりたい人たちに伝えたかったのです。また,自分の信念に従って生きてほしいということを伝えてきたつもりです。私自身も発展途上ですが,また人間として多いに未熟さを感じますが,そういった「もがき」も伝えたかったのです。
ということで大きな山場をこえ,水面下の大きな仕事,永松さんの論文を装填中です。もうすぐ発射段階です。大学で論文出すだけなら天国ですが,講義や雑用があるから,論文を作る有り難みを実感できるのかもしれません。こういったことを20代,30代でイマジネーションできた方が上に進んでいくのでしょうね。皆さん,あっという間に雑用地獄ですよ(笑)。
実験はできるうちにやっておきましょう。
昨日は総合格闘技のジムに行きました。前回,膝を伸ばされて大変でしたが,何とか復帰しました。まじで肉離れのようになって寝返りをするたびに痛みが走りました。一瞬,長期離脱かと思いましたが2−3日で痛みはおさまりました。本当にありがたいです。昨日は痛んでいない方の足に「膝十字固め」をかけてもらって,エスケープの方法を自分なりにおさらいしました。自分がやられた技は,相手にお願いして何度かかけてもらって自分なりのエスケープ方法を考えていかないと,上達しないっすね。ま,どんな相手もタイトにコントロールしていこうと思いました。昨日も高校生がフロントチョークかけてきたので,サイドに移動すれば楽勝だと思いましたが,意外とがんばり屋さんで,落ちそうになってタップしてしまいました。そういうときに限って皆が見ていたりしますから,要注意です。
「阿部さん,タップしましたよね? 新人相手に。。。」
まあでも確実に皆が強くなっていきます。
ということで忙しいなりにも,自分のバランスは保っていきたいですね。