2011-03-14

東北地方太平洋沖地震 (3月14日更新)

東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた皆様に,心よりお見舞い申し上げます。また,犠牲になられた方々,ご遺族の皆様に対しましてお悔やみを申し上げます。

IUMS 2011のプログラム打ち合わせのため,東大医科研・笹川先生のラボを訪ねた矢先に,地震が起こりました。当初はいつもの地震かと思っていましたが,揺れがどんどん大きくなっていきました。これまでに経験しなかった大きさでした。ツイッターで震源を確認すると,私の実家がある東北地方でした。急遽,打ち合わせをキャンセルして,自分のラボに戻りました。ラボは無事でした。ラボから実家に電話しました。実家の固定電話は話し中でした(実際は電話が不通)。そこでPHSで弟に電話をしたところ,窓ガラスや瓦が壊れたとの連絡を受けました。また,裏山にあった小さな神社が倒壊し,庭が地盤沈下しました。

地震当日は,ラボでUSTから流れる被害状況を呆然と見ていました。JR, 私鉄も完全運休で帰れなくなったスタッフがラボで一夜を過ごしました。そして,正確な情報が入るにつれて,被害の甚大なことが明らかになってきました。

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今の私にできることは,節電をする,ここにいながら可能な支援プログラム・募金に参加する,自分の子供に今回あった地震のことを正しく伝えていく,などです。

個人的に何ができるのかのついてはCNET Japan にて,
傍観者ではなく“当事者としてできること” にまとめられていますので,是非とも閲覧をお願い致します。また,地震とともに原発トラブルが二次災害での大きな問題となっています。
これについては「クーリエ・ジャポンの現場から」(編集部ブログ)の「福島第一原発では何が起きたのか」 にわかりやすく解説されています。また,「東大原子力系卒業生および有志協力チームから原子力まとめ」も参考になります。このなかに,「早野教授のまとめ」という項目があります。今起きていることを正しく認識するための情報が書かれています。


これから復興への長いの道のりが始まりますが,個人としてできることはやっていこうと思います。