2014-06-09

「つきあい」と「つながる」

若者の居酒屋離れが,加速しているらしい...

僕が20代の頃は,とりあえずビールで乾杯でした。

にがいので当然,不味かったです. 本当は,コーラが飲みたかった...まあしかし,ビールの苦みはいつの頃からか美味しく感じるようになり,夏のあつい日にはビールがとても恋しくなります.

裏を返せば,ビールは,社会的慣例に極めて保護されてきた飲み物だと思うのですよ。いままでは。。。

40代のスタッフには社会的慣例として,とりあえずビールでいきますか? と言えるけれども,ラボの飲み会では,それぞれが好きなもので乾杯となります。

それでいいと思います.あわない付き合いは,やらなくていいと思います。

 ただし「人とのつながり」は,大切だと思います。

「つきあい」と「つながり」,似ている感じもありますが,実は違います。つきあいではなく信頼関係の上で,つながりは構築されるものです。

 研究の世界でも,実験ができる,よい論文が書けるだけでは,十分ではありません。キャリアを積み上げるためには,人との繋がりが重要です。また,付き合いは簡単に切れますが,人との繋がりは,簡単に切ったり繋いだりできません。

そういったものでは,ないからです。

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あるとき,その人の生き様を,垣間見る。

この人なら,繋がっていても大丈夫だと,直感する。

そこから繋がりが生じるものだと思います。今の世界では,そういった繋がりも稀薄になっているような感じがします。

「人とのつながり」は研究をおこなっていく上でも,とても重要だと思うのですが,こう言ったことは,学校教育では教えることができない部分だったりします.

そして教えることのできない領域で,「人の資質」は決まってしまうことも,教育の限界だと思っています.

アカデミックなキャリアをたくさん積んでも,限界があります。そこから広がりを得るためには,人との繋がりが必要だったりします.

とりとめもないので,このへんで...