2014-06-10

iPad mini,研究者バージョンにカスタマイズ 2014年度版

「iPad mini,研究者バージョンにカスタマイズ」

以前,こういった記事をブログにアップしました。
しかし,2012年に書いた記事なので,2014年版をアップします。

さてさて,2014年度版の布陣は,以下のようになりました。

1 Dropbox (各種データの同期に必須です)
2 Papers 3 for iOS (論文閲覧アプリ。母艦の Papers 3 と同期が可能)
3 GoodReader (会議資料のPDFは,コチラで閲覧)
4 Evernote (言わずと知れたアプリです)

ここからは新規参入アプリ。

5 Noteshelf (テンプレートが豊富な手書きアプリ)
6 7notes (手書き文字をテキストに変換するすぐれものアプリ)
7 ATOK Pad (長文をキーボードを使って入力するときに利用)
8 Byword (Mac版 Byword と iCloud で連携)

【感想】
 あまり変化は,ありませんね。すみません。まあでも Papers 3 for iOSが劇的に進化しました。Papers 3 Mac版を使用しているのですが,Dropboxを介して,すべての論文PDFが同期するのは気持ちが良いです。また,Papers 3 Mac版はリファレンス作成が強力になっているので,論文PDFをあつかう環境としては,この組み合わせが最強だと思います。リファレンスソフトは他のアプリを使っていたのですが,アップデート費用が高額なので,こちらに乗り換えました。

 また,新たに加わったアプリとして,Noteshelf があげられます。表紙デザインやノートの罫線などを豊富なテンプレートから選んで,自分にあったノートにカスタマイズすることができます。この手書きアプリは他のアプリとの連携機能もしっかりしていて,Noteshelfで仕上げた手書き文書は,Evernote や Dropbox へ送ることが可能です。さらに,学会会場での走り書きを,メールで送ることも可能であり,単体での機動性に優れている点もオススメ。

 一方,議事録などのテキストメインの資料を作成する場合には,手書き文字をテキストに変換できる 7notes が便利です。さらに,手書き文書を,あとから変換することも可能。会議中はとにかく書き込んで,時間ができたときに変換するといった使い方もできそうです。僕はかなりの悪筆ですが,7notesの文字認識力はすばらしいの一言に尽きます。

 あとは,キーボードの変換効率をあげる目的で,ATOK Padを利用しています。ただし,ATOK Pad内でメモを書いて,そのメモを,他へコピペする感じです。僕のお気に入りのソフトであるBywordにエクスポートできるので,まあまあ良いと思います。キーボードが利用できる環境では,このアプリを利用しています。このへんの使い分けは,混沌としています。。。

 しかしですね,Noteshelf,7notes,ATOK Padの3つで,軽く2000円超えていますから,コスパ的にはよくありません。iOS8では,もう少し日本語環境がアップしてほしいですね。

 こういったところでしょうか。。。あいかわらず,PDFやテキストメインのアプリが多いです。

 ということで,研究者バージョンの2014年度版でした。

追記:なお,iPad や iPhone アプリの研究者バージョンについては,拙著「ライフハックで雑用上等」でその詳細を解説しています。ご近所の本屋さんか羊土社さんのオンラインで購入が可能です。よろしくお願いします。