2011-05-22

草食系アスリートを目指して


1年ほど前から玄米食,野菜,味噌,海草類などを中心とした食事に変えました。その一方で肉,魚,卵,油,牛乳,砂糖はなるべく摂らないようにしました。一般的にマクロビと呼ばれる食事のスタイルです。まあしかし,皆で飲みにでかけるときには「ハレの日」ととらえ,出されたものを有り難く頂いております。

僕的に悩んできたことがありました。40後半になって,ブラジリアン柔術で67キロ級のパワーを維持していくことが困難になってきたのです。そこで1階級落とすことに決めました。僕の場合,通常70-71キロぐらいで試合前に67キロに減量するのですが,61キロまで落としてプルーマ級を主戦場にすることにしました。そこで食事を変えて体質改善です。

最初の1ヶ月は,とにかく肉が食べたいという気持ちでいっぱいでした。パワーもでなくて,ジムにいってもフルボッコの世界です。1ヶ月を超えたところで肉食の願望は少なくなり,なんとか行けるんじゃないかという手応えをつかみかけました。そんなときに,ニーオンザベリーを無理矢理はじき返そうとして,肋骨を折ってしまいました。「肉を食べていないからこんなことになるのか」と,後ろ向きな気持ちになりかけました。しかし体重は順調に下がっていったので,ともかく続けることにしました。骨が折れていたので,胸を固定して走るぐらいしかできませんでした。iPhoneにはGPS機能がついているのでランニング用のアプリを入れました。走った距離,タイムなどがリアルタイムに表示されるので,しばらくはランナーしての生活を送りました。走るのが楽しくてランナーという趣味も良いかなと思いました。

しかし,僕の還るところは柔術でした。

骨折して結果的に走り込みをしたので(笑),食事療法を開始して半年もしないうちに,体重が61キロまで下がりました。こんな食事ではどこまでも下がってしまうのでは?という恐怖に襲われましたが,結局,60.5キロで下げ止まりました。ここから徐々に体重がアップしてきて,現在は62-63キロぐらいに落ちついています。これならプルーマ級にすぐに落とせるはずです。胸囲や腕周りは前よりも細くなりましたが,以前より動けるようになりました。これまでスパーリング中によく足をつったのですが,これがほとんどなくなりました。おそらく乳酸の蓄積量が以前と比べると減ったのかもしれません。筋肉も減りましたからエネルギー効率もアップしたはずです。

僕は白金にある大学から青山方面に向かい神宮球場周辺を走って,青山陸橋の下をくぐって西麻布に抜けるランニングコースが気に入っています。その陸橋から近いところに現在,出稽古を行っているTFAがあります。紫帯までの道のりは長いですが,少しでも近づきたいと思います。