2011-04-02

新たな学期

さて,新学期です。ラボには慶応大学医学部小安研から,千葉さんが研究員として新たに加わりました。いまひとつ戦力的に弱かった部分「感染における宿主応答」のあたりを,千葉さんに突き進んでほしいと思います。当ラボには小安研から永井武先生が客員研究員として在籍されており,永井先生のご紹介で千葉さんとのご縁が生まれました。ありがとうございます。

ラボのメンバーとして私のほかに,参謀長である桑江講師,百日咳ワクチンプロジェクトを担当する安井さん,小安研からの千葉さん,グラントを管理するIさんの5人がコアとなって研究・教育を進めていきます。これにラボの特攻隊長であるD3の久留島君がスタッフと同じようにラボを支えてくれています。感謝! 卒研生として証券アナリストの肩書きをもつ十倉さんがエフェクター解析を行なっております。そして,客員研究員の慶應大学医学部小安研の永井先生,同大学医学部名誉教授のF先生が在籍しております。こうやってみるとラボの規模もちょっとだけ大きくなった感じがします。

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3月初めに桑江講師とこれからの新しいシステムについて,案を練りました。例えば私が留学から帰国して行ったことは,ライゲーションを極力排除し,Gatewayクローニングシステムに切り替えたことです。しかしこのシステムも10年が経過したので,今でもこのシステムが効率的なのかも含めて,突っ込んだ話し合いを行いました。新システムの確立にはとまどうこともありますが,皆の協力があってよい方向に進むのではないかと思います。お願い致します。

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本日,ラボを早々と切り上げて,お花見にでかけました。例年なら町内会で「お花見」が主催されるのですが,震災の影響で自粛となりました。我が家では子どもが楽しみにしていたので,マットをもってお花見にでかけました。昼間の花見ならマットをひいて外の空気を吸うだけでも,子供たちには楽しいイベントになるはずです。焼きそば,ウインナー,麦茶,せんべい,クッキーなどをひろげ,娘の小学校の友達も呼んで桜の下で楽しみました。大人には自粛の意味がわかります。しかし子供たちには,ある程度の楽しみも残しておくべきでしょう。何せ今の子供達が,これから何年もいや何十年もこの国の復興に貢献するのですから。。。自粛とは「自分から進んで自分の言動を慎むこと」とあります。全体主義になってしまうのはちょっと怖いなと思います。今が本当に,日本人としての主体性が試される時期にきているのだと思います。
今回の震災は我が国のサイエンスにも大打撃を与えるでしょう。復興のために来年度の科研費が大変なことになるかもしれませんが,予算削減だけではなく弾力的な予算執行のシステム作りが必要かと思います。特に最近の大型グラントの配分は「酷い」(註1) 感じがします。1時間書きましたので,それではまた。

註1)このようなことを書くと大型グラントをとっている全ての研究者からトマホーク巡航ミサイルによる飽和攻撃を受けそうなので,ちょっとだけコメント。私が言いたかったのは,大型グラントの境界線が徐々に不明瞭になっていること。例えば若手個人研究推進事業「PRESTO」は,いつのまにか(旧)がついてしまい,CRESTとの区別が何処へ行ったのやら。もちろん採択者を非難しているのではなく,JSTが枠組みを再考すべきでしょう。


赤痢発見の志賀先生が植えた枝垂れ桜です。