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青帯になってまたゼロからの出発。強くなるためにはこれからも負けていくでしょう。3年前の自分も,そして今の自分も,黒帯の人には勝てません。戦ったら負けですが,負けの本質が変わってきています。白帯が大学院生だとすると,青帯はドクターコースの学生さんぐらいでしょうか。白帯の時代に如何に負けて自分の弱点をたくさん知るのか? そういった時期が大学院生だと思います。実験を失敗しなければ良い論文になるのか?というとそうでもありません。自分に課しているハードルが低ければ,それだけ実験の失敗率も減るかもしれません。また,多くの場合,失敗のなかに気づきがあるものです。
目先の結果のとらわれずに,考えた上で,失敗してほしいと思います。うちの学生さんも進歩しています。その証拠にネガティブデータでも奇麗にわかるデータになってきています。はじめは,誰でも納得のいくネガティブデータも満足に出せないものです。
「負けは負け」,でもその負けは,たくさんの実践を通して深化しています。自信をなくす前に,上を向いて歩いていきましょう。
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話は変わりますが,所属ジムが移転することになり,2月1日まで新ジムが稼働しません。ということで,先日,ジムの仲間と出稽古に出かけました。出稽古先のジムには激強の紫帯の方がいて,今のところ,取りつく島もありません。あやうく落とされそうになりました。帰りはラーメン屋で「負け」の分析をして,家に帰って柔術のDVD で似たような展開を探して対応策を考えたりと趣味も行き着くところ,なんでだかプレッシャー感じるようになりました。まあでも頂点を極めることが簡単なら,誰もエベレストには行かない。そんな感じでしょうか。