意外にもアンテナは知らんまに地デジ対応になっていたので,思いがけず,我が家にも地デジがきてしまった。地デジの詳細は今でも不明であるが,画像が乱れるときピクセルが落ちたみたいに,四角のモザイクパターンが現れる。「おおー,これがデジタルか」と本来の地デジの機能ではないところで納得してしまった。あとはですね,地デジで「誰でも」録画できるようになります。テレビ番組の情報が勝手に配送されてくるのでそれを選択するだけ。今まで録画は妻に頼んでいたけれど,これからは自分でできます!
地デジ,すごく,ありがとう。
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そんでもって『ロッキー・ザ・ファイナル』(原題はRocky Balboa)のDVDをレンタルして観た。この映画の前半部は派手な演出もなく,主人公ロッキーの会話のやりとりで進んでいく。その朴訥とした語りが非常に良かった。『ロッキー・ザ・ファイナル』を観ていると,『ロッキー』(1976年制作)を初めて見たときの感動が蘇ってきて,ロッキーの原点に再度触れた感じがした。当時,『ロッキー』を観た男どもは意味もなくその辺を走っていました。そして,私もその一人でした。
その他,昨年観た映画で良かったのは,007 カジノ・ロワイヤル。フィルムの発色を一昔前に落としたような手法とか,ロシアの総合格闘家っぽい007 (ダニエル・クレイグ)も,これは絶対ミスキャストだろと思わせておいて,ばしっとタキシード姿で現れるシーンなどは計算されていると思いました。007が使用しているラップトップがVAIOというのが納得いきませんが,映画会社MGMを買収したのがソニーですから,このときばかりと宣伝していますね。小物がVAIOという以外は非常に良かったです。
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かれこれ35-40年以上前になりますが,私が小学校の頃,流行っていた映画はゴジラでした。当時の映画館は,おにぎりと水筒持参でした。映画館の椅子のクッション材は藁でしたので,ごわごわした座り心地でした。映画の予告編に大人っぽい映画が入っていると,映画館のおじさんがきちんとそれを手で遮ってくれました。
隔世の感がありますが,今の最新手法もあと10年もすれば変わるでしょうね。それとサイエンスの手法も。ちょっとやそっとでは,色あせない仕事をしていきたいですね。