2014-06-23

糖質制限 = 安眠

糖質制限の経過観察です。

5月のブログでマクロビをやめて糖質制限に切り替えたことをお伝えしました。糖質制限には様々な本気度がありますが,僕の場合は,プチ糖質制限です。。。

朝: 目玉焼き2つとサラダ
昼: 職員食堂で定食。ごはん多め!
夜: 肉・魚・野菜など

このように純粋な糖質制限ではなく,お昼はガッツリと炭水化物を摂っています。そして,このような食事を1ヶ月,続けたことになります。

かなりの激変でしたので,最初の2週間ぐらいはつらかったです。階段の上りが辛かったです。当初は,体重もガクンと落ちました。

今は体重も元に戻って,体脂肪も10%を行ったり来たりしています。肉食になったからといって,どんと増えることもありません。

糖質制限をおこなって一番良いと感じたことは,とにかく安眠できることです。この効果は,やりはじめた当初から実感できたことですが,いまでも,ぐっすり眠ることができます。これとは対照的に,玄米中心の食事は糖質過多となりますから,脳に過剰な糖が供給されて,眠りにくくなるかも知れません。

夕食は糖質制限したほうが,眠りの質は確実に良くなると思います。

糖質制限に切り替えたばかりの頃は,ブラジリアン柔術のスパーリングがきつかったです。階段もだるいのですから,ジムで汗を流すのは,なおさらです。

いまは体調も復活して,以前と同じようにスパーリングをすることができます。身体的には,今のほうがいいんじゃないのと,仲間から言われました。

玄米と野菜・大豆中心でも,スタミナ的には問題ないです。ただし,あまりにストイックだと,僕のように体を壊すかもしれません。

夜中の3時頃,目が覚めてしまうのは,とても疲れます。こういったことが糖質制限をおこなうことで,改善されたのは意外でした。

人間の体は,食べているものに,とても敏感に反応するのですね。

食事については,これからも,リサーチしていたいと思います。


2014-06-21

もっとよくわかる!感染症 【アップデート】


上記参考書を上梓してから4ヶ月が経ちました。読者の方から,羊土社宛にお手紙を頂いて,やり遂げて良かったと思いました。

それと同時に『ここは違うんじゃないか?』という忌憚のないご意見も頂きました。

まったくその通りでございます。

こちらできちんと精読して世の中に出したつもりですが,小さなミスが散見されました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

正誤表につきましては,羊土社のHPでダウンロードすることが可能です。また,正誤表は常に最新版にアップしております。もちろん,増刷までこぎつければ,間違い・誤字脱字をすべて吸収した改訂版を出す予定でおります。

感染症法は,わが国の感染症の実情にあわせて,適宜,改正がおこなわれております(今のところ最新情報をいれております。2014年6月現在)。将来の改訂版では,感染症法の改正に則した内容にしたいと思います。

そういった意味では,この参考書のなかに,急遽,重症熱性血小板減少症候群 (SFTS, 四類感染症) を組み入れることができたのは,タイムリーであったと思います。

僕は細菌学者なのですが,細菌以外の感染症についても解説しておりますので,よろしくお願いいたします。

いちおう,目次はこんな感じです↓



また, 下記のオンラインで購入が可能です。

2014-06-10

iPad mini,研究者バージョンにカスタマイズ 2014年度版

「iPad mini,研究者バージョンにカスタマイズ」

以前,こういった記事をブログにアップしました。
しかし,2012年に書いた記事なので,2014年版をアップします。

さてさて,2014年度版の布陣は,以下のようになりました。

1 Dropbox (各種データの同期に必須です)
2 Papers 3 for iOS (論文閲覧アプリ。母艦の Papers 3 と同期が可能)
3 GoodReader (会議資料のPDFは,コチラで閲覧)
4 Evernote (言わずと知れたアプリです)

ここからは新規参入アプリ。

5 Noteshelf (テンプレートが豊富な手書きアプリ)
6 7notes (手書き文字をテキストに変換するすぐれものアプリ)
7 ATOK Pad (長文をキーボードを使って入力するときに利用)
8 Byword (Mac版 Byword と iCloud で連携)

【感想】
 あまり変化は,ありませんね。すみません。まあでも Papers 3 for iOSが劇的に進化しました。Papers 3 Mac版を使用しているのですが,Dropboxを介して,すべての論文PDFが同期するのは気持ちが良いです。また,Papers 3 Mac版はリファレンス作成が強力になっているので,論文PDFをあつかう環境としては,この組み合わせが最強だと思います。リファレンスソフトは他のアプリを使っていたのですが,アップデート費用が高額なので,こちらに乗り換えました。

 また,新たに加わったアプリとして,Noteshelf があげられます。表紙デザインやノートの罫線などを豊富なテンプレートから選んで,自分にあったノートにカスタマイズすることができます。この手書きアプリは他のアプリとの連携機能もしっかりしていて,Noteshelfで仕上げた手書き文書は,Evernote や Dropbox へ送ることが可能です。さらに,学会会場での走り書きを,メールで送ることも可能であり,単体での機動性に優れている点もオススメ。

 一方,議事録などのテキストメインの資料を作成する場合には,手書き文字をテキストに変換できる 7notes が便利です。さらに,手書き文書を,あとから変換することも可能。会議中はとにかく書き込んで,時間ができたときに変換するといった使い方もできそうです。僕はかなりの悪筆ですが,7notesの文字認識力はすばらしいの一言に尽きます。

 あとは,キーボードの変換効率をあげる目的で,ATOK Padを利用しています。ただし,ATOK Pad内でメモを書いて,そのメモを,他へコピペする感じです。僕のお気に入りのソフトであるBywordにエクスポートできるので,まあまあ良いと思います。キーボードが利用できる環境では,このアプリを利用しています。このへんの使い分けは,混沌としています。。。

 しかしですね,Noteshelf,7notes,ATOK Padの3つで,軽く2000円超えていますから,コスパ的にはよくありません。iOS8では,もう少し日本語環境がアップしてほしいですね。

 こういったところでしょうか。。。あいかわらず,PDFやテキストメインのアプリが多いです。

 ということで,研究者バージョンの2014年度版でした。

追記:なお,iPad や iPhone アプリの研究者バージョンについては,拙著「ライフハックで雑用上等」でその詳細を解説しています。ご近所の本屋さんか羊土社さんのオンラインで購入が可能です。よろしくお願いします。




2014-06-09

「つきあい」と「つながる」

若者の居酒屋離れが,加速しているらしい...

僕が20代の頃は,とりあえずビールで乾杯でした。

にがいので当然,不味かったです. 本当は,コーラが飲みたかった...まあしかし,ビールの苦みはいつの頃からか美味しく感じるようになり,夏のあつい日にはビールがとても恋しくなります.

裏を返せば,ビールは,社会的慣例に極めて保護されてきた飲み物だと思うのですよ。いままでは。。。

40代のスタッフには社会的慣例として,とりあえずビールでいきますか? と言えるけれども,ラボの飲み会では,それぞれが好きなもので乾杯となります。

それでいいと思います.あわない付き合いは,やらなくていいと思います。

 ただし「人とのつながり」は,大切だと思います。

「つきあい」と「つながり」,似ている感じもありますが,実は違います。つきあいではなく信頼関係の上で,つながりは構築されるものです。

 研究の世界でも,実験ができる,よい論文が書けるだけでは,十分ではありません。キャリアを積み上げるためには,人との繋がりが重要です。また,付き合いは簡単に切れますが,人との繋がりは,簡単に切ったり繋いだりできません。

そういったものでは,ないからです。

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あるとき,その人の生き様を,垣間見る。

この人なら,繋がっていても大丈夫だと,直感する。

そこから繋がりが生じるものだと思います。今の世界では,そういった繋がりも稀薄になっているような感じがします。

「人とのつながり」は研究をおこなっていく上でも,とても重要だと思うのですが,こう言ったことは,学校教育では教えることができない部分だったりします.

そして教えることのできない領域で,「人の資質」は決まってしまうことも,教育の限界だと思っています.

アカデミックなキャリアをたくさん積んでも,限界があります。そこから広がりを得るためには,人との繋がりが必要だったりします.

とりとめもないので,このへんで...