2018-08-17

南アルプス(聖岳から北岳まで)をテント泊で縦走してみた

このブログでは山のことを取り上げていますが,なかの人は本当に山登りができるのか?という疑問も湧きますよね(笑)だって,山登った写真とか少ないですし,,,

というわけで,テントを背負って5泊6日で南アルプスを縦走してきました。


【何故,南アルプスなのか?】
それは,南アルプスの南部と北部エリアをつなぐことで,80キロ近いトレイルを旅することができるからです。もちろん北アルプスも長期縦走が可能ですが南北に伸びるような美しいトレースを描くことができません。また,仙丈,甲斐駒を追加することで,100キロ超のトレイルを形成することが可能です。この縦走路は百名山を目指す方にも魅力的なトレイルだと思います。そこで,夏休みを利用して聖岳から北岳まで歩いてきました。

【実際に体験してわかったこと】
トレイル的に一番苦労したのが,5日目の塩見岳の岩稜帯でした。大きな荷物を背負って,ここを上り詰めて,さらに熊ノ平に辿り着くまでが大変でした。塩見小屋から熊ノ平小屋までのトレイルは避難小屋もなく気合いで歩き続けました。下記に1日毎の山行記録(Fieldaccess2 のログとなります)を掲載します。ご参考になれば幸いです。

【畑薙ダムまでのアクセス】
毎日アルペン号にて畑薙ダムまでのチケットをwebで購入しました。僕が乗ったのは竹橋駅 23:00 発で,畑薙夏期臨時駐車場についたのが,5:50 頃です。

台風とともに,山に登るので貸切状態でした。。。
台風がくることがわかっていたので初日は聖平小屋を予約しました。井川観光協会(080-1560-6309,9時〜17時)で予約することができます。このとき,宿泊者用無料送迎バスを利用すると便利です。聖沢登山口まで送迎してくれます。また,椹島にあるロッジは東海フォレストの送迎バスを利用します。この2つがあるので行先によって決める必要があります。

井川観光協会の送迎バス。こちらも貸切状態でした。
【1日目:  山行 5時間37分,休憩 24分,合計 6時間1分】
聖沢登山口 07:50 > 09:05 聖沢吊橋 09:09 >10:03 造林小屋跡 10:14> 11:07 乗越 11:08>12:22 滝見台 12:30 >13:51聖平小屋(宿泊場所)

一日目は台風12号とともにハイクアップしました。雨が降っていましたが沢の水は濁ってなかったので,まあまあ落ち着いて登ることができました。初日のハイクアップが一番きついです。僕の他に3人のパーティーが登っていました(荒川小屋までお世話になりました)。全体を通して危険箇所はありません。ただし,聖沢吊橋の安定性はあまり良くないので一人ずつ渡ったほうが良いでしょう。小屋に近づくに連れて沢が近くなりますが,晴れていたら水浴びしたと思います。

聖沢登山口。ここからは3人のパーティーと一緒に山を登りました。

聖沢吊橋。沢の水は濁ってなかったので小屋まで大丈夫だと思いました。
お昼すぎに小屋に到着しました。すべての携帯が圏外です。台風情報を得ようとラジオをつけましたが,受信感度も良くありませんでした。小屋についたときに管理人さんからフルーツポンチを頂きました。登ってくる登山者もほとんどいないので,「好きなだけ食べて!」と言われました。疲れた身体に,とても美味しかったです。
小屋には僕を含めて10人ぐらいしかいなくて,広々と使うことができました。夕食にヤマメの甘露煮を頂いて,明日のお弁当も作ってもらいました(兎岳を下山中に頂いたのですが,とても美味しいおにぎりでした)。

聖平小屋の晩ごはん。ヤマメの甘露煮,美味しかったです。それと,お弁当のおにぎりも最高でした。

台風は夜の11時ごろが最大だったと記憶しています。小屋の躯体がミシミシ音を立てていました。まあでも,折れた枝が小屋にぶつかることもなく,安心して眠ることができました。

【2日目:  山行 8時間19分,休憩 8分,合計 8時間27分】
聖平小屋 05:13 > 05:16 聖平小屋分岐 05:17 > 05:41 薊畑分岐 > 06:32 小聖岳 06:33 >07:54 聖岳 07:55 > 09:34 兎岳・避難小屋 09:36 > 09:50 兎岳 > 10:29 小兎岳 10:30 >11:42 中盛丸山 11:44 > 11:58 中盛丸山・大沢岳間分岐 > 13:40 百間洞山の家(宿泊)

聖平小屋を出発したときには,風も強く横殴りの雨のなかを聖岳に到着しました。視界ゼロなので登頂の余韻もなく兎岳へ。風が弱くなってきたのは11時頃です。中盛丸山に到着したのは11時40分頃で,結構,アップダウンが激しいです。もちろん,なだらかな稜線だとは思ってませんでしたが,最後に出てくる中盛丸山は気合いで登りました。

強風のなか,聖岳,兎岳を登り疲労困憊。。。ここで食べた聖平小屋のお弁当はとても美味しかったです。
二日目は「百間洞山の家」にテントを張ることにしました。案の定,テントサイトは貸し切りで,僕一人でした。沢に近いところにテントを張り,贅沢なひとときを楽しみました。それと,ランチに食べたカツカレーはとても美味しかったです。

百間洞の家の水源。南アルプス天然水です。
百間洞の家
百間洞の家でのランチ。カツカレー大盛り。とても美味しかったです。
百間洞のテントサイト。渓流沿いにあり,最高のロケーションでした。
今回から実戦配備になったMag-Onが僕にはまったく合わずに,ひどい腹痛に襲われました。マグネシウムは下剤にも使われておりますので,山に登る前に試すべきでした。Mag-Onは,人を選ぶと思います。たまたま体調が悪いのか,Mag-Onなのか見極めるまでに時間がかかって,3日目ぐらいまで絶不調のなか,登りました。

【3日目:  山行 6時間42分,休憩 14分,合計 6時間56分】
百間洞山の家 04:45 > 06:13 百間平 06:15 > 08:56 赤石岳避難小屋 > 09:20 赤石岳 09:22> 09:43 赤石岳・小赤石岳間分岐 > 10:00 小赤石岳 10:01>10:12 小赤石岳の肩 10:19 >11:06 大聖寺平 11:08 > 11:41荒川小屋(宿泊)

百間洞のテントサイトからゆっくりハイクアップすると,すばらしく綺麗な百間平が現れます。このへんで天候も回復しつつあり,赤石岳のほうから朝日が降り注ぎます。久々に開放感のある眺めを楽しみました。まあでも,赤石岳の登りもそれなりにあり,頂上についたときに長めの休憩を取りました。聖岳は相変わらず雲の中でした。

百間平。左手の聖岳は今日も雲で覆われていました。
赤石岳をバックに。徐々に晴れ間が見えてきました。
ガスガスの赤石岳。
小赤石岳を越えると大聖寺平が現れます。こういうところにテントを張りたいなと思いました(しかし,幕営禁止です)。稜線上に荒川三山に向かうルートが有るのかと思っておりましたが,トラバースして荒川小屋に向かいます。もちろん,赤石岳を登ったあとで,荒川三山には登る気がしませんが,,, 
荒川小屋のテン場もほぼ貸切状態で,僕と逆コースで縦走しているワタナベ君と一緒になりました。あまり,縦走している人がいなかったので,とても勇気づけられました。

手前の大聖寺平と右手後方にみえる荒川三山。
荒川小屋。テントサイトからは富士山が見えます。
【4日目:  山行 10時間9分,休憩 47分,合計 10時間56分】
荒川小屋 04:13 > 05:34 お花畑(荒川前岳南東斜面)05:37 > 06:25前岳 > 08:31高山裏避難小屋 08:43 > 09:51 板屋岳09:52 > 12:32 小河内岳 12:33 > 12:36 小河内岳避難小屋13:04 > 13:06 小河内岳 > 13:40 前小河内岳 13:41 > 14:22 烏帽子岳 14:23> 15:09三伏峠小屋(宿泊)

ようやく体調も復帰しつつあり,また,ここからはロングトレイルになります。通常ならばこのへんで荷物も軽くなってくるところですが,エネジー系に食指が動かず大量のジェルを抱えたままの山行となりました。また,日が昇る前に移動するので夜露でどっしり重くなったテントも一苦労でした。このへんはまったく計算外でした。。。

荒川小屋からみると荒川三山のルートは厳しそうですがルート的には危険なところもなく,前岳まで順調に登ることができました。

荒川小屋からはカール状の地形を経由して,荒川三山へ向かいます。
独立峰の富士山がくっきりと見えました。
荒川三山の前岳。百名山的には「悪沢岳」を登る必要があります。
時間に余裕があれば悪沢岳を目指すのですが,ここは本日の幕営地である三伏峠を目指しました。前岳からの下りはハンパなく約600 mを一気に下ります。登るのに難儀しそうです。。。カール状の登山道を下りきり,左にそれると樹木帯に入ります。しばらくいくと水場があります。高山裏に宿泊される方は,ここで水を確保したほうが良いでしょう。

こういう樹林帯を静かにハイクできるのも南アルプス南部の良いところだと思います。
高山裏避難小屋につくと小屋のオジサンが大音量でクラッシクを聞いておりました。小屋裏からは荒川三山が見えます。コーラを注文して休んでいると,オジサンから「小河内岳避難小屋の無料休息券」を頂きました。かたじけないです。。。

アルプスの少女ハイジ的な小屋が高山裏避難小屋です。そこにハイジっぽくないオジサンがいます。
高山裏避難小屋からは荒川三山が見えます。
高山裏避難小屋のオジサンから頂いた無料休息券。
しかし小河内岳は遠かったです。ようやく避難小屋に辿り着いて,あの券をやはりオジサンに提示しました。オジサンは台所でゴトゴトして,きちんとしたコーヒーを淹れてくれたのでした。番茶ぐらいにしか思っていなかったので,とても嬉しかったです。
小さなテーブルに腰掛けるとオジサンの顔が目の前にあります。何か尋問を受けているような雰囲気になりましたが,オジサンが一時期過ごした場所が僕と同郷であり,それからは話が弾みました。

360度のパノラマが楽しめる小河内岳避難小屋。
オジサンに淹れてもらったコーヒーが美味しかった小河内岳避難小屋。
小河内岳を越えれば,三伏峠小屋はもう少しです。小屋のテントサイトにテントを張り,久々にスマホで情報収集を行いました。まあしかし,ここの水場は遠かったです。

遠かった水場。。。
【5日目:  山行 9時間17分,休憩 1時間0分,合計 10時間17分】
三伏峠小屋 04:21 > 04:43 三伏山 04:44 > 05:48 本谷山 05:49 > 07:14 塩見小屋 07:36 > 09:04 塩見岳 09:10 > 09:30 塩見岳東峰 09:36 > 10:05 北俣岳分岐 10:09 > 11:32 北荒川岳キャンプ場跡地 11:33 > 11:41 北荒川岳 11:55 > 12:53 新蛇抜山 12:55 > 13:24 竜尾見晴 13:25 > 14:08 安倍荒倉岳 14:10 > 14:38 熊ノ平小屋(宿泊)

三伏峠小屋から樹林帯をしばらく歩きます。塩見小屋に到着すると,小屋のオジサンが暖かく迎えてくれました。次はここに泊まりたいと思いました。オジサンに高山植物の話をたくさん聞いていると,あっという間に時間が過ぎてしまいました。あと,ここで売っているクロワッサンはとても美味しかったです。

塩見小屋。高山植物のことを物凄く知っているオジサンでした。
南アルプス縦走のなかで一番神経を使ったのは,塩見岳の岩場です。重い荷物を背負って,岩場を登るのは大変でした。また,先行者の落石にも注意する必要があります。ほどなくして,頂上に到達しました。ここで,頂上にいたパーティーにブドウとパイナップルを頂きました。ありがとうございました。

塩見小屋で買ったクロワッサンがパンパンに膨らんでます。流石に3000m超えの百名山です。
塩見岳から熊ノ平までは,とても美しい稜線が広がります。また,塩見小屋から熊ノ平までは,テントサイトや避難小屋もなく,すれ違うハイカーも数人ぐらいでした。塩見岳を下ったところで,アメリカ人ハイカーとすれ違いました。別れ際に,「熊ノ平の晩御飯はとても美味しかった」と僕に伝えてきました。

蝙蝠岳に向かう稜線。こっちもいい感じです。
熊ノ平に向かう稜線。最初はテンション上がりましたが後半はバテバテに,,,
クマ! 熊ノ平の道標。
実は,三伏峠から熊ノ平までのトレッキングが個人的には一番キツかったです。おそらく塩見岳を越えるのに神経を使ったせいもあると思います。小屋泊まりなら何でも無い距離でもテント泊だとズシンときます。まあでも,そういうところも経験しておきたかったので,勉強になりました。

特に,最後の4キロはGPSを何度もみてしまいました(笑)だましだまし歩きながら,熊ノ平にいたる急坂にたどり着いたときには本当にほっとしました。

もうココまで来たのだから,晩ごはんまで苦行をすることはないと思っておりました。レトルトの晩ごはんも食傷気味でした。小屋に入ると受付の女性の方に明るく対応して頂きました。小屋の物干し場で,テントを乾かしたり,ドウドウ流れる水場で洗濯したり,夕食までの時間を楽しみました。

熊ノ平小屋からのぞむ農鳥岳。
熊ノ平小屋。食事がとても美味しかったです。
晩ご飯は,アメリカ人ハイカーの予言通り?にとても美味しかったです。それにここの山小屋は日帰りでくるのが大変なので,山小屋らしい雰囲気があります。携帯は圏外です。もう一度,訪れたい山小屋でした。

熊ノ平小屋の晩ごはん。また,晩ごはんを食べに行きたいです。
【6日目:  山行 9時間2分,休憩 56分,合計 9時間58分】
熊ノ平小屋 05:14 > 06:00 三国平 06:03 > 07:00 三峰岳 07:01 > 07:50 間ノ岳 08:06 >08:49 中白根山 > 09:14 北岳山荘 09:23 > 09:56 トラバースルート分岐 09:59 > 10:20 吊尾根分岐 > 10:41 北岳 10:51 > 11:06 両俣分岐 > 11:15 北岳肩ノ小屋 > 11:44 小太郎尾根分岐 11:49 > 11:52 草すべり分岐 11:55 > 12:49 大樺沢二俣 12:50 > 14:49 白根御池分岐 14:51 > 15:09 広河原山荘 15:12 > 15:12 広河原テント場(ゴール)

小屋の美味しい朝御飯でエネルギーを最高まで充電して3000 m までギリギリ到達できなかった三峰岳 (2999 m) を目指します。

朝一番の登りはいつも辛いです(笑)まあでも,絶景が広がりテンションが徐々にあがります。
僕を合わせて3000 m になった三峰岳(2999 m)。
最深部の聖岳から6日をかけて,ここまで到達することができました。三峰岳の頂上も独り占めでした。これまでにすれ違った登山者は,6日間で20〜30人ぐらいです。「一体全体,この南アルプスには登山者がいるのか?」と思うぐらい閑散としております。しかし,それは三峰岳までのルートで,間ノ岳と北岳は登山者で溢れんばかりでした。特に海外のツアー登山者が200人ぐらいいたと思います。皆,富士山をバックに嬉々として写真を撮っておりました。日本の登山ルートも人気が出てきているのですね。

間ノ岳付近にいた外国人ハイカーのパーティー
間ノ岳からのぞむ富士山。

日本で二番目に高い北岳。さすがに,ここは登山客で溢れています。
北岳を目指す高校の山岳部。頂上はもう少し。
この日も晴れており,ややバテ気味に大樺沢を下山しました。途中に,八本歯のコルの下流にある雪渓が溶けて,それが伏流水になってコンコンと湧き出るポイントがあります。そこで,登山靴を脱いでドボンと飛び込みました。こういうときにパタゴニアのバギーズだと,泳いでよし,登ってよしなので,ありがたいです。しかし,広河原出発のバス時間があるので,そんなに遊んではいられません。

遠くに八本歯のコルが見えます。
大樺沢。雪渓の雪融け水が伏流水となって再び現れるところで水浴び。水陸両用のパタゴニアのバギーズはこういうときに便利です。
広河原までの下りは地味にこたえました。油断したのか,3回ぐらいスリップして尻もちをつきました。広河原までつくと,大きな吊橋が見えました。それを渡って,右手にバスの料金を払う場所があります。

ここを渡りきって右手にバス停があります。知らない土地から登り,知らない土地に下りるのが,縦走の醍醐味ですね。
夏の間はマイカー規制があります。
そこでチケットを手に入れて,バスに乗り込みました。ほぼほぼ満員でバスは出発しました。まあでも,このまま爽やかな匂いのまま電車に乗りたくはないので,ビジネスホテルに宿泊して,甲府駅近くにある居酒屋「七賢」さんに入りました。どの食材もおいしくて,また日本酒七賢を楽しめるお店です。山から降りてきたので,野菜がとても美味しいですと伝えると,大きな野菜サラダをサービスしてもらったり,人の優しさがじんわり伝わってきて,一泊してよかったと思いました。

居酒屋「七賢」さんで頂いたアスパラガスが最高に美味しかったです。人の優しさを感じた居酒屋でした。

翌日は,「道がまっすぐ」によって,Tシャツを買ったり,山と観光を堪能した1週間となりました。
「道がまっすぐ」
道がまっすぐでは,Tシャツを2枚購入しました。小山田さん,ありがとうござました。

【まとめ】
6日間のテント泊縦走を経験して痛感したのは,「人はジェルだけでは生きていけない」ということです。また,新しいエナジー系ジェルを山に持っていくのは必ず試してからのほうが良いでしょう。結局,山小屋でのコーラとかパンでエネルギーの補給をしました。小河内岳避難小屋のオジサンにも,「荷物担いでこないで,金もってこい」と言われました。山の目的は苦行ではないしオジサンの意見は正しいです。

あと,夜露に濡れたテントはすごく重い!ということです(笑)時間的に余裕があれば乾かしてから出発したかったのですが,今回はロングディスタンスなので,そうもいきませんでした。この点,シングルウオールのゴアテックステントはアドバンテージがあると思います。ただし,日中は灼熱地獄ですが,,,

今回使用したテントはNEMO タニ2P です。居住性も良く気に入っているのですが,次回はもう少しミニマルな山行を楽しみたいと思います。

【今回の縦走でお世話になった山です】
北岳 (3193.2m) 百名山
間ノ岳 (3189.5m) 
塩見岳 (3046.86m) 百名山
赤石岳 (3120.53m) 百名山
荒川三山前岳 (3068m) 
聖岳 (3013m) 百名山
小河内岳 (2801.56m)
兎岳 (2818m)
前小河内岳 (2784m)
烏帽子岳 (2726m)
北荒川岳 (2697.58m)
中盛丸山 (2807m)