2015-05-09

FieldAccess2 の使用環境を aLOKSAK で完璧なものにする

山行には,iPhoneアプリである FieldAccess2 を愛用しています。

FieldAccess2 の画面。山行で利用する紙ベースの25000分の1地形図(国土地理院発行)をデジタル化したもので,日本地図センターが販売しています。紙ベース地図をもっていくことは必須ですが,稜線で風に吹かれた場合にはこっちのほうが便利です。
高校1年のとき,冬の安達太良山で遭難しかけたことがあります。広い稜線でホワイトアウトになりました。なんとか助かりましたが,心臓が締め付けられる恐怖感を味わいました。

iPhoneをもっているのなら,FieldAccess2 の利用をオススメします(ガーミンがあれば最高ですが)。

iPhone が圏外になっていてもGPSは絶えず動作しています。FieldAccess2 にあらかじめ地図をダウンロードしておくことで,圏外でも GPS と連動したマップ表示が可能となります。

人間はパニックになると,ついつい自分の都合の良い方向に歩いてしまいます。ホワイトアウトになっても自分の位置さえきちんと把握していればパニックになることはありません。山行を重ねていればホワイトアウトには確実に遭遇します。

何も見えないので,地図とコンパスだけで切り抜けるのは難しいです。また,吹雪のなかでは地図を広げることもできません。GPSがあれば遭難する割合は確実に減ります。

まあしかし,前回の磐梯山では雨にやられ, iPhone 画面に雨粒が落ちてきて,サッと見てサッとしまうというような貧弱な環境でした。そこで防水ケースを探していたのですが,山のお店で aLOKSAK という防水ケースを発見しました。正確に言うと防水完全対応のジップロックみたいな製品です。なのでポケットに入れてもかさばらないし,また,タッチパネル操作が可能なので雨風を完全にシャットアウトした状態で FieldAccess2 にアクセスすることが可能です。

体調が悪いときに登って雨に降られ激しくやられました。僕以外に誰も登っていませんでした

今回の山行は天候に恵まれていたので悪天候でのテストはできませんでしたが,タッチパネルの認識も大丈夫でした。

ジップロックに近いつくりです。まあでも,ポケットにも入れやすいです

とにかくも,山においては,身体も機器類もドライに保つことが大切ですね。