2014-05-25

OLYMPUS XZ-10とEye-Fi Mobiのコラボ

先日,軽度のカメラ熱にうなされました。過去のカメラ熱に関してはコチラコチラです。

スナップ写真を気軽に撮りたい。。。

なので,厳密にはカメラ熱ではないのです。カメラ熱というのは,なにかもう少しメカ的な要素が含めれています。凝縮された機械に宿る造形美だとか,そこにはテクノロジー的な僕なりのスタンダードがあるのです。

こういった基準から言えば,XZ-10は「1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー」という時点で,かなりアウトな機種になるのです。APS-CサイズのNEXをもっているのに,何をいまさら!という話になるのです。

しかし,今回は気軽に写真が撮りたかったのです。

そのためのベストなカメラは何か?

そこで,センサー云々よりも,ひたすらコンパクトなカメラを追求しました。サイズ的にはiPhoneと同じぐらい。これより大きくなると,あまり持ち歩かない感じがするのです。それに,iPhoneで撮った写真が一番多い気がします。。。

こういった観点でカメラをみてみると,今まで歯牙にもかけなかった機種が,たまらくよく思えたりします。

最終選考に残ったのが,FUJIFILM XQ1とオリンパスのXZ-10でした。メカ的なパフォーマンスでは,ローパスレスなXQ1に軍配があがります。また,全体的なレスポンスもXQ1のほうが良いかもしれません。

しかし,サンプル画像をみて,僕はオリンパスのほうが好きだということが,わかりました。フィルム時代においても,フジのフィルムは使いませんでした。アグファウルトラとか,ド派手な発色のフィルムが好きでした。

閑話休題。発売当初は3万5000円のXZ-10を16,848円で購入。1年前のモデルですが高級機種のカテゴリですので,作りはしっかりしています。表面加工もいい感じです。購入の決め手は,何と言っても大口径レンズの採用です。 

35 mm換算で,26 -130 mmに相当する光学5倍ズームで,開放F値はF1.8です。テレ端(一番望遠側)にしてもF2.7という驚異的な明るさはハンパないです。ちなみにXQ1は,35mm換算で,25 mm -100 mmに相当するズームレンズを搭載していますが,テレ端でF4.9と暗いです。明るさではXZ-10に軍配があがります。このレンズと30秒の長時間露光で,夜景の撮影も最強です。車のテールランプをどんどん流しましょう(笑)

XZ-10はCMOSサイズを犠牲にして,上位機種に近いグレードの大口径レンズをコンパクトに実装することに成功した名機だと思います。まあしかし,大型のセンサーを詰め込んだソニーのRX100がヒット商品となったように,今の流れ的にはXZ-10の評価は低いのかもしれません。。。

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今回,Eye-Fi Mobiというカードを,このカメラに入れてみました。このカードを入れることで,手元にあるiPhoneに画像を転送することができるのです。設定も簡単で,wifiなどの知識がなくてもあっという間に転送が完了します。画像はラージサイズのノーマル圧縮(jpeg)という設定で,3メガバイトぐらい。軽快に転送されます。

僕は,アップルのフォトストリームで画像を同期しています。撮った画像は,iPhoneに転送 > フォトストリーム > 母艦であるMac miniにダウンロード,というロードマップを描いていたのですが,カメラロールとフォトストリームの同期に時間がかかります。。。

ウエブ上でたくさん議論されておりますが,同期のタイミングを自分で制御することはできませんでした。僕の場合,あきらめかけた頃に,いつの間にか同期していました。

注記)その後は順調に動いており,すぐにフォトストリームの同期がはじまるようになりました。

すぐにMacで画像編集をしたいというのであれば,カメラとMacを有線でつないだほうが現実的かも。。。しかし,撮った画像をEye-Fi Mobiで携帯に転送することで,メールで送ったりFacebookにアップできるので,購入して正解でした。

結論から言えば,OLYMPUS XZ-10は,気軽にスナップを撮りたい方にオススメです。

あとは,撮るだけです! 


iPhoneを並べて撮りたかったのですが,iPhoneで撮っているので,,,シーレーンの腕時計。
Mobiを入れてみました

マクロは1 cmぐらい寄れます

ミツバチを撮ろうとしましたが,少しブレています。トイフォト風に加工しています

近所のお店(オリジナル画像)

片手で思いついたときにシャッターがきれます(オリジナル画像)