2014-05-15

マクロビと糖質制限

これまで僕は,玄米菜食主義を貫いてきた。言葉がしめすように,玄米を中心として,野菜と大豆などでタンパク質・ミネラルを補う食事である。そして,肉,魚,タマゴ,牛乳,乳製品は極力とらない,また,生野菜やフルーツも体を冷やすから,あまりとらないようにしていた。あと,白糖もおさえるようにしていた。

最初の1年は調子が良かった。おそらく菓子や甘いものを排除していたからだと思う。また,身体についている余分なものが,削ぎ落とされていったのだろう。

しかし,4年ぐらい続けたある日,胃腸の調子がおかしくなり,逆流性食道炎と診断された。脂っこいものは極力排除していたが,飲み会が続いて食生活が乱れたのかもと思った(飲み会はハレの日と制定し,気にせず好きなモノを食べていた)。しかし,マクロビを続けても治るどころか,悪化する一方であった。

「俺の身体は,どうなってしまったのだろう。。。」

いろいろと調べていくうちに,糖質制限をして逆流性食道炎が軽快したという記事をウエブサイトで発見した。正確には逆流性食道炎になった妻が,発見した(妻は僕よりも厳格にマクロビをおこなっていた)。

なるほど,玄米も最終的には糖に変換される。。。もしかして,玄米の摂り過ぎかと思い,夕食の玄米を抜いて動物性タンパク質と生野菜中心の食事にかえてみた。不思議なことに4日ぐらいで胃の調子がどんどん良くなっていったのである。

僕の場合,あきらかに玄米のとり過ぎによる糖質過多だったようである。ずっと玄米を信じてきたので,僕にとって,かなり大きな出来事であった。まあしかし,身体を壊してまで,これまでの食事を継続するつもりも,なかった。何しろ,2ヶ月にわたり僕の胃腸は最悪であった。

そこで,マクロビから一転して,炭水化物を制限した食事に切り替えたのである。メニューはこんな感じ。

朝: 生野菜,目玉焼き
昼: 職員食堂で食事(このときに炭水化物をとります)
夜: 生野菜,肉・魚中心の食事

なので,純粋に糖質を制限しているわけではなく,夜の糖質を制限していると言ったほうが正確かもしれない。夕食に糖質制限して,動物性タンパク質を摂るようになって気がついたことは以下の通り。

1 眠りの質が,最高に良くなった。
2 ツメや皮膚の状態がよくなった。
3 体温が高くなった。
4 変な空腹感が消えた。

もちろん,僕の経験であって,マクロビを否定するものではない。すくなくとも,僕のおこなってきたマクロビでは,長い時間をかけて,身体の調子を壊してしまったということである。

胃腸障害は,おそらく低タンパク質食事のために,胃の粘膜形成が追いつかなくなったと判断している。皮膚やツメのトラブルも,同じようなことに起因しているのだろう。しかし,眠りの質が良くなるのは意外であった。

過剰な炭水化物摂取で,インシュリンが働き,血糖値の乱高下が起きていたのだろうか? あくまで推察であるが,脳はグルコースしか使えないからエネルギーの乱高下で精神が消耗するのかもしれない。ともかくも,夜中の3時におきることは,なくなった。

マクロビと糖質制限。どちらも極端におこなうことは良くないのかもしれない。身体の状態に耳を傾け,自分にとって必要な栄養素を摂ることが重要なのかも。。。自分の身体でいろいろと試してみて,またご報告します。

長い文章につきあって頂きまして,ありがとうございました。

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