2014-05-27

ScrivenerとMicrosoft Wordの融合

現在,ほとんどの文書を,Scrivenerというエディターで書いています。

のめり込んでいるエディターですが,欠点が一つだけあります。

それは,Microsoft Wordとの連携です。。。やはりというか。。。

たとえば,イラストレーターで作成したファイルは,Scrivenerに取り込んでもイラストレーターで開いて編集することが可能です。

なので,図1,図2,図3とならべて,論文に近いかたちで作業を進めています。図を編集したいときにはイラストレーターが立ち上がります。

ところが,MS Wordで作成したファイルをScrivenerに取り込むと,MS Wordファイルは勝手にリッチテキストみたいなものに変換され,オリジナルのMS Wordフォーマットで開くことができないのです。もちろん,もとのフォーマットでエクスポートすることもできません。。。

編集者さんとやりとりするときのデファクトスタンダードはMS Wordですから,これには困っていました。

しかし,あるとき気がついたのです。MS WordをアップルのPagesで展開し,Pagesのフォーマットで保存するのです。このフォーマットでScrivenerに取り込めば編集したいときにPagesで展開できるのです。最新のPages(古いバージョンでは確認しておりません)では,MS Wordの吹き出しのコメントにも対応しており,編集者さんに送るときだけ,MS Wordのフォーマットでエクスポートすれば良いのです。

PagesのインターフェースはシンプルでMS Wordよりは作業に集中できます。もっとも,エディターに慣れ親しんでしまうと,ワープロのちょっとしたタイムラグがすごく気になります。。。

ぎりぎりまでScrivenerで仕事をして,最終段階でMS Wordに変換,それを出版社に送り,返ってきたコメントをPages上で確認しながら,編集をするのが良いみたいです。

ということで,Scrivenerについては定期的に取り上げたいと思います。



Scrivenerのインターフェース。長文の執筆にオススメです。

2014-05-25

OLYMPUS XZ-10とEye-Fi Mobiのコラボ

先日,軽度のカメラ熱にうなされました。過去のカメラ熱に関してはコチラコチラです。

スナップ写真を気軽に撮りたい。。。

なので,厳密にはカメラ熱ではないのです。カメラ熱というのは,なにかもう少しメカ的な要素が含めれています。凝縮された機械に宿る造形美だとか,そこにはテクノロジー的な僕なりのスタンダードがあるのです。

こういった基準から言えば,XZ-10は「1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー」という時点で,かなりアウトな機種になるのです。APS-CサイズのNEXをもっているのに,何をいまさら!という話になるのです。

しかし,今回は気軽に写真が撮りたかったのです。

そのためのベストなカメラは何か?

そこで,センサー云々よりも,ひたすらコンパクトなカメラを追求しました。サイズ的にはiPhoneと同じぐらい。これより大きくなると,あまり持ち歩かない感じがするのです。それに,iPhoneで撮った写真が一番多い気がします。。。

こういった観点でカメラをみてみると,今まで歯牙にもかけなかった機種が,たまらくよく思えたりします。

最終選考に残ったのが,FUJIFILM XQ1とオリンパスのXZ-10でした。メカ的なパフォーマンスでは,ローパスレスなXQ1に軍配があがります。また,全体的なレスポンスもXQ1のほうが良いかもしれません。

しかし,サンプル画像をみて,僕はオリンパスのほうが好きだということが,わかりました。フィルム時代においても,フジのフィルムは使いませんでした。アグファウルトラとか,ド派手な発色のフィルムが好きでした。

閑話休題。発売当初は3万5000円のXZ-10を16,848円で購入。1年前のモデルですが高級機種のカテゴリですので,作りはしっかりしています。表面加工もいい感じです。購入の決め手は,何と言っても大口径レンズの採用です。 

35 mm換算で,26 -130 mmに相当する光学5倍ズームで,開放F値はF1.8です。テレ端(一番望遠側)にしてもF2.7という驚異的な明るさはハンパないです。ちなみにXQ1は,35mm換算で,25 mm -100 mmに相当するズームレンズを搭載していますが,テレ端でF4.9と暗いです。明るさではXZ-10に軍配があがります。このレンズと30秒の長時間露光で,夜景の撮影も最強です。車のテールランプをどんどん流しましょう(笑)

XZ-10はCMOSサイズを犠牲にして,上位機種に近いグレードの大口径レンズをコンパクトに実装することに成功した名機だと思います。まあしかし,大型のセンサーを詰め込んだソニーのRX100がヒット商品となったように,今の流れ的にはXZ-10の評価は低いのかもしれません。。。

*****

今回,Eye-Fi Mobiというカードを,このカメラに入れてみました。このカードを入れることで,手元にあるiPhoneに画像を転送することができるのです。設定も簡単で,wifiなどの知識がなくてもあっという間に転送が完了します。画像はラージサイズのノーマル圧縮(jpeg)という設定で,3メガバイトぐらい。軽快に転送されます。

僕は,アップルのフォトストリームで画像を同期しています。撮った画像は,iPhoneに転送 > フォトストリーム > 母艦であるMac miniにダウンロード,というロードマップを描いていたのですが,カメラロールとフォトストリームの同期に時間がかかります。。。

ウエブ上でたくさん議論されておりますが,同期のタイミングを自分で制御することはできませんでした。僕の場合,あきらめかけた頃に,いつの間にか同期していました。

注記)その後は順調に動いており,すぐにフォトストリームの同期がはじまるようになりました。

すぐにMacで画像編集をしたいというのであれば,カメラとMacを有線でつないだほうが現実的かも。。。しかし,撮った画像をEye-Fi Mobiで携帯に転送することで,メールで送ったりFacebookにアップできるので,購入して正解でした。

結論から言えば,OLYMPUS XZ-10は,気軽にスナップを撮りたい方にオススメです。

あとは,撮るだけです! 


iPhoneを並べて撮りたかったのですが,iPhoneで撮っているので,,,シーレーンの腕時計。
Mobiを入れてみました

マクロは1 cmぐらい寄れます

ミツバチを撮ろうとしましたが,少しブレています。トイフォト風に加工しています

近所のお店(オリジナル画像)

片手で思いついたときにシャッターがきれます(オリジナル画像)




2014-05-15

マクロビと糖質制限

これまで僕は,玄米菜食主義を貫いてきた。言葉がしめすように,玄米を中心として,野菜と大豆などでタンパク質・ミネラルを補う食事である。そして,肉,魚,タマゴ,牛乳,乳製品は極力とらない,また,生野菜やフルーツも体を冷やすから,あまりとらないようにしていた。あと,白糖もおさえるようにしていた。

最初の1年は調子が良かった。おそらく菓子や甘いものを排除していたからだと思う。また,身体についている余分なものが,削ぎ落とされていったのだろう。

しかし,4年ぐらい続けたある日,胃腸の調子がおかしくなり,逆流性食道炎と診断された。脂っこいものは極力排除していたが,飲み会が続いて食生活が乱れたのかもと思った(飲み会はハレの日と制定し,気にせず好きなモノを食べていた)。しかし,マクロビを続けても治るどころか,悪化する一方であった。

「俺の身体は,どうなってしまったのだろう。。。」

いろいろと調べていくうちに,糖質制限をして逆流性食道炎が軽快したという記事をウエブサイトで発見した。正確には逆流性食道炎になった妻が,発見した(妻は僕よりも厳格にマクロビをおこなっていた)。

なるほど,玄米も最終的には糖に変換される。。。もしかして,玄米の摂り過ぎかと思い,夕食の玄米を抜いて動物性タンパク質と生野菜中心の食事にかえてみた。不思議なことに4日ぐらいで胃の調子がどんどん良くなっていったのである。

僕の場合,あきらかに玄米のとり過ぎによる糖質過多だったようである。ずっと玄米を信じてきたので,僕にとって,かなり大きな出来事であった。まあしかし,身体を壊してまで,これまでの食事を継続するつもりも,なかった。何しろ,2ヶ月にわたり僕の胃腸は最悪であった。

そこで,マクロビから一転して,炭水化物を制限した食事に切り替えたのである。メニューはこんな感じ。

朝: 生野菜,目玉焼き
昼: 職員食堂で食事(このときに炭水化物をとります)
夜: 生野菜,肉・魚中心の食事

なので,純粋に糖質を制限しているわけではなく,夜の糖質を制限していると言ったほうが正確かもしれない。夕食に糖質制限して,動物性タンパク質を摂るようになって気がついたことは以下の通り。

1 眠りの質が,最高に良くなった。
2 ツメや皮膚の状態がよくなった。
3 体温が高くなった。
4 変な空腹感が消えた。

もちろん,僕の経験であって,マクロビを否定するものではない。すくなくとも,僕のおこなってきたマクロビでは,長い時間をかけて,身体の調子を壊してしまったということである。

胃腸障害は,おそらく低タンパク質食事のために,胃の粘膜形成が追いつかなくなったと判断している。皮膚やツメのトラブルも,同じようなことに起因しているのだろう。しかし,眠りの質が良くなるのは意外であった。

過剰な炭水化物摂取で,インシュリンが働き,血糖値の乱高下が起きていたのだろうか? あくまで推察であるが,脳はグルコースしか使えないからエネルギーの乱高下で精神が消耗するのかもしれない。ともかくも,夜中の3時におきることは,なくなった。

マクロビと糖質制限。どちらも極端におこなうことは良くないのかもしれない。身体の状態に耳を傾け,自分にとって必要な栄養素を摂ることが重要なのかも。。。自分の身体でいろいろと試してみて,またご報告します。

長い文章につきあって頂きまして,ありがとうございました。

この記事のアップデートはコチラになります。あと,コチラにもあります。