2013-02-02

浅川賞

北里柴三郎博士の生誕日である1月29日に,平成24年度第22回学会賞受賞者特別講演会が,北里大学白金キャンパスで開催されました。

日本細菌学会の最高権威の賞に,浅川賞があります。この賞を支援しているのは,実は北里大学なのです。平成23年度学校法人北里研究所・事業報告書のなかにも,「日本細菌学会浅川賞への支援」という項目で,明記されております。そして以下の記述が続きます。

日本細菌学会の「浅川賞」は,学祖である北里柴三郎博士が創設した賞であり,その意志を継承するため,記念事業の一環として,受賞者への副賞賞金(メダルを含む)の支援を実施することとした。

浅川賞は,旧北里研究所が支援していた賞なのですが,学校法人との統合にともない,学校法人北里研究所として,本賞の支援を継続的に行うことになったのです。

小林六造記念賞も本学が支援しておりますが,平成24年度の該当者はおりませんでした。小林六造記念賞も浅川賞に次ぐ細菌学会の賞ですから,該当者がいない年もあります。また,浅川賞についても,然りです。そうそう簡単には,でないのです。

平成24年度の浅川賞受賞者は,笹川千尋先生でした。笹川先生は,赤痢菌の研究で,非常に質の高い論文をコンスタントに出し続けておられます。先生の業績をこえる細菌学者が,今後でるのか,まったく見当がつきません。今後に続く研究者がパッと思いつかないのです。今回,先生の座長を務めさせて頂きまして,本当に光栄でありました。

懇親会席上では,桑江講師(笹川先生の薫陶を受けて研究者となり,僕のラボにきてくれました),薬学部の岡田先生とともに,笹川先生を囲んで楽しく歓談させて頂きました。僕が驚いたのは,笹川先生はジムで体を鍛えられ,今でも戦闘態勢にあることです。ベンチプレスで60キロあげられる細菌学者は,そうそういないと思います。

先生は帰り際に「今度,対戦しましょう」という言葉をのこされ,颯爽と会場を後にされました。

対戦前にきちんと論文を出しておかないと,
バッサリ切られるでしょう。。。

笹川先生の益々のご発展をお祈り致します。