2015-08-24

2015 バックパッキングの装備について

少し長めの夏季休暇をとり尾瀬にでかけました。今回のキーワードはライトウエイトの山歩きです。今回,装備の再考をおこない,新たに購入するモノが多かったので,財布の中身もライトウエイトになりました。。。

また,コンパクトに荷物をはこぶためにコンプレッションドライサックを多用しました。こまごましたものはHOBOROLL (写真1:右上の青いサック)というサックでオーガナイズしたことで,荷物の整理が楽しくなりました。日本には上陸していないので,RAKUNEWのお世話になりました。

尾瀬トレッキングは2泊3日のテント泊でしたが,この食事量(二人分)は多かったです(笑)フリーズドライ製品はとても軽いので「これじゃ腹の足しにならないだろう」と思って,持ちすぎました。。。

ということで,今回のトレッキングを装備から整理してみました。

【装備全体の概要】装備のリストについてはエバーノートにまとめてみました。こちらをどうぞ。

写真1
【寝る】テント泊にあたり,NEMO TANI を購入しました。このテントについては,こちらで解説しています。初めて使用しましたがとても快適で,テント内の結露もありませんでした。写真は見晴キャンプ場で撮ったものです。テント数はまばらでしたがガイロープは反射式の素材にして正解でした。特に,入口付近のロープは足を引っ掛けやすいので,自分のためにも良かったです。モンベル恵比寿店で反射式のガイロープを購入しました(なお,NEMO TANI にも必要最低限のガイロープが付属しています)。

写真1 NEMO TANI

【食べる】僕が使用したストーブは,SOTO ウインドマスターです。20年以上にわたりガソリンストーブを使用しており,ガスストーブは心もとないと思っていました。このウインドマスターはそういった不安を払拭するのに十分な火力をもっており,横風に強いのも特長です。風防とかなしに安定した火力を生み出します。
2泊3日をフリーズドライ製品で過ごしましたが,ボンベ1個で十分でした。なのでこれからは,より軽量なガスストーブを利用しようと思います。

一方,クッカーは,DUG(ダグ) POT-L DG-0208 という製品を使用しています。このクッカーには,ガスボンベとウインドマスターがきちんと収納できます。自動添加のストーブですが,百円ガスライターも予備に持参しています。あと,オレンジ色のカラトリー(エコソウライフ)は,自然に還る素材でできており,なんとなく質感が良かったので購入しました。

写真2 ウインドマスターとカラトリー
どうでも良いことなのですが,赤ワインもペットボトルに入って売られているので,有り難いですね(写真3)。トレッキングにはメンテナンスが楽なクピルカのククサを愛用しています。話は変わりますが,弥四郎小屋でキンキンに冷えた生ビールが飲めて感動しました。

写真4 弥四郎小屋の生ビールとククサ
通常のナルゲンボトルですが,OTF用キャップに変えました。キャップをいちいち回さなくても良いので,◎です。

写真5 
OTF用キャップをつけたナルゲンボトル
今までガーバーのナイフを使用していたのですが,そんなに大げさなものは必要ないと思い,スイスアーミーナイフに変えました。親指を引っ掛けやすいように丸い穴がついています(写真6)。マルイチベーグルをランチに食べました。

写真6 スイスアーミーナイフとベーグル
【寝袋】寝袋はコンパクトなポリゴンネスト4x3(写真7)というファイントラックの製品を使用しました。重さは430 gで収納時の大きさも13 x 26 cm と,非常にコンパクトです。 素材的にカシャカシャした感触なのですが,すぐに慣れました。それよりも,水に濡れてもある程度の保温力は保てる,乾きやすい,などの点を考慮しました。ダウンも魅力的でしたが,日本の気候を考えて雨に強いモノを選びました。これまで,このポリゴンネストの2倍ぐらいの大きさで重さも1キロ以上のものを使用していましたが,この大きさに慣れてしまうと,あとには戻れないですね。もう少し寒くなったらシュラフカバーをつけて,防寒対策をしたいと思います。

写真7 ファイントラックのポリゴンネスト4x3
【寝袋,マット,テント】この3点セットで重さは約2.5キロ。これまで使用していたテントは,3.4キロでした。時代とともに装備はどんどん軽くなっていきますね。

写真8 ポリゴンネスト モンベルのマット NEMO TANI 

【移動する】僕はバルトロ75というグレゴリーの製品を利用しています。現行モデル(2015)より一つ前のパックです。バルトロはヒップベルトが素晴らしいです。
バスの移動とかでベルト部分の収納に苦労しますが,この製品の問題ではありません。。。山行でのゴミは全て持ち帰りなので,ゴミとともに移動することになります。プラチナドンキのプラスチック袋は,丈夫で重宝しました(笑)

写真9 バルトロ75にプラチナドンキ
【まとめ】今回,食料重視でいきましたが,フリーズドライ製品は思ったより美味しかったです。僕のオススメは,シチューとカレーです。また,ペパロンチーノもいけてました。一方,いまひとつなのはチャーハン系でした。水で戻しますから「炒めもの」の再現はどうしても難しいですね。
あと意外に馬鹿にならないのは,反射素材のガイロープです。テントサイトは真っ暗ですから,自分のテントの位置を知るためにも重宝しました。

ここでは紹介してませんが,太陽光で充電するLEDランタン,カモノハシマークの折りたたみ式ボトルも重宝しました。あと,GPSアプリは必須ですね。

今回はゴーリキ系の山行でしたが,重量をギリギリに切り詰めたトレラン的な山行も興味があります。装備を変えることで,趣向がまったく違ったトレッキングになりますので,これも楽しみの一つだと思います。ご参考になればさいわいです。