うつらうつらしていたところに総説依頼が飛び込んできました。
総説・論文を執筆するときに一番面倒くさいのは,リファレンス作成だと思います。
なのでリファレンス作成に必要な環境を考えてみました。
結論として,Papers 3 と Word の連携はとてもいいということに気が付きました。僕は Pages というアップルが出しているソフトが好きなのですが,最新バージョンでは Citation 機能はサポートされておりません。旧 Pages でのリファレンスフォーマットは問題なく動作します。なので Pages を使用している方は,もう少しの辛抱です。。。
2014-01-21
Byword がすきです
ロジクールのキーボードは,Bluetooth 接続がすごく簡単なので,テキストエディターである Byword iPad 版での作業もはかどりそうです。このエディターはMacの世界では有名です。UIが美しく執筆作業に集中できるような工夫が随所に盛り込まれています。Mac版に比べると,iPad/iPhoneで動作する Byword アプリは少々見劣りしますが,シンプルなUIに惹かれるものがあります。さらに,iCloudを介し Mac と iPad 環境で自由に文書編集が可能なことも,大きなメリットです。iPadで大量の文書を編集することはありませんが,このようにデバイスの垣根を越えて閲覧・編集が可能なので重宝しています。
もちろん,iPadの「メモ」もクラウドに対応していますが,文字の大きさが変えられない欠点があります。このあたりは色々な選択肢が出てきたので,各自の環境に合わせてアプリを選ぶことが可能です。
Mac と iPad/iPhone をとりまく世界は,ますます親和性が高くなりそうです。やがて,OS Xは,iOSに吸収される日が来るかもしれませんね。
もちろん,iPadの「メモ」もクラウドに対応していますが,文字の大きさが変えられない欠点があります。このあたりは色々な選択肢が出てきたので,各自の環境に合わせてアプリを選ぶことが可能です。
Mac と iPad/iPhone をとりまく世界は,ますます親和性が高くなりそうです。やがて,OS Xは,iOSに吸収される日が来るかもしれませんね。
2014-01-18
LOGICOOL ワイヤレス ソーラーキーボード k760
購入したばかりの MAC mini は絶好調ですが,今度は純正ワイヤレスキーボードが故障。。。電池交換が億劫!と思っていましたので,LOGICOOL のワイヤレスソーラーキーボード k760を購入しました(写真)。
パッと見たところではそんなに変わらないのですが,購入したものはUS キーボード配列でした(写真参照)。僕はブラインドタッチがバリバリではないので,「あー,変わったな」ぐらいにしか感じませんでした。
キータッチのストロークはロジクールのほうが良いかもしれません。また,キーが湾曲しているので,指をのせた時の感触も気に入りました。
機能的な特長として,Bluetoothの割り当てボタンが3個ついていることです(写真参照)。これにMac mini, iPhone, iPad mini を割り当てました。このボタンを押すことで,MacやiPhoneに切り替えながら利用することが可能です。また,本家にはついていない電源ボタンも重宝します。移動時にはスイッチをオフにしたいです。
さてここからは,USキーボードの使用感に話を戻します。これまでは,JIS配列で打っていたので,スペース左右に鎮座している「英数」「かな」キーは便利だなと少しだけ後悔しました。
しかーし,こんなときに,KeyRemap4MacBookというアプリがあるのです。キーボード配列を任意のキーにリマップするという便利なソフトです。これでスペースキー左右にある「⌘」キーを,「英数」と「かな」にそれぞれリマップしました。
さらにもうひとつ。JIS配列に慣れ親しむと,リターンキーの上にあるバックスラッシュキーを,ついついリターンキーとして押してしまいます。JIS配列のリターンキーは,キーの2段分を専有しており,ついついここをパコーンと叩いてしまうのです。僕はあまりバックスラッシュキーを使わないので,前述のソフトで,ここもリターンキーに割り当てました。これでJIS配列と同じような使い勝手を再現しています。
以前は「USキーボード配列」に美学を感じていましたが,そしてそれにこだわっていた部分がありましたが,いつの間にか JIS 配列を使用していました。こういったこだわりがないと,だんだんオッサンになっていくのでしょうね。これを機に,ちょっとだけ US キーボード派になろうと思います。
パッと見たところではそんなに変わらないのですが,購入したものはUS キーボード配列でした(写真参照)。僕はブラインドタッチがバリバリではないので,「あー,変わったな」ぐらいにしか感じませんでした。
キータッチのストロークはロジクールのほうが良いかもしれません。また,キーが湾曲しているので,指をのせた時の感触も気に入りました。
機能的な特長として,Bluetoothの割り当てボタンが3個ついていることです(写真参照)。これにMac mini, iPhone, iPad mini を割り当てました。このボタンを押すことで,MacやiPhoneに切り替えながら利用することが可能です。また,本家にはついていない電源ボタンも重宝します。移動時にはスイッチをオフにしたいです。
さてここからは,USキーボードの使用感に話を戻します。これまでは,JIS配列で打っていたので,スペース左右に鎮座している「英数」「かな」キーは便利だなと少しだけ後悔しました。
しかーし,こんなときに,KeyRemap4MacBookというアプリがあるのです。キーボード配列を任意のキーにリマップするという便利なソフトです。これでスペースキー左右にある「⌘」キーを,「英数」と「かな」にそれぞれリマップしました。
さらにもうひとつ。JIS配列に慣れ親しむと,リターンキーの上にあるバックスラッシュキーを,ついついリターンキーとして押してしまいます。JIS配列のリターンキーは,キーの2段分を専有しており,ついついここをパコーンと叩いてしまうのです。僕はあまりバックスラッシュキーを使わないので,前述のソフトで,ここもリターンキーに割り当てました。これでJIS配列と同じような使い勝手を再現しています。
以前は「USキーボード配列」に美学を感じていましたが,そしてそれにこだわっていた部分がありましたが,いつの間にか JIS 配列を使用していました。こういったこだわりがないと,だんだんオッサンになっていくのでしょうね。これを機に,ちょっとだけ US キーボード派になろうと思います。
アップル純正(上)とロジクール(下)の比較。上にあるパネルがソーラーパネルです。 |
リターンキーの上にあるバックスラッシュキーもリターンキーに割り当てました。「Delete」キーの上にある電源スイッチは,何気に便利です。 |
Bluetoothキーの1,2,3に,Mac,iPad,iPhoneを,それぞれ割り当てました。キー割当は自分で設定可能です。 |
2014-01-17
西村隆太郎の「見る前に翔べ」 留学日記4
修士2年でシンガポールに短期留学している西村君のレポートです。
明日,帰国します。
あっという間の3ヶ月でしたね。ご苦労様でした。
これから修論の提出とかありますが,頑張っていきましょう。
【以下原文】
=======================
シンガポールは正月のお休みがないので、2日から仕事開始です。
新年のカウントダウンはシンガポールのベイフロントにて、毎年恒例のニューイヤーの打ち上げ花火があり、こちらでできた友人と一緒に見に行きました。
カウントダウンの盛り上がりは、さすが海外と言った感じでみんな『Happy New Yearー!!』と叫んでいました!
日本とシンガポールを比較
シンガポールに来てもうすぐ3ヶ月が経ちますが、
日本と比べて不便に感じたことや、逆によいと感じたこともありました。
・服装
一つはシンガポールの大体の会社の服装は、熱帯地方の国であることからカジュアルな服装で働くひとが多いようです。
もちろんYシャツを着ていく会社が多いですが、スーツまで着用する会社はなかなかないようです。
・サービス
サービスは日本のほうが格段に高いサービスを受けていることを改めて実感しました。
タクシーやレストラン、携帯会社、ホーカセンターなどのお店で(日本と比べると)結構適当にあしらわれたりすることがしばしばあります。
・交通面
交通面ですが、シンガポールは電車やバスの交通網がとても発達しているので、電車もあまり待つことなく移動することができます。交通費も日本と比べると格段にやすく、距離が長くても短くてもあまり値段が変わりません。たとえば28駅通過したとしても$1.96 (162円ぐらい)です。
始めの一ヶ月はまったく分からないことだらけで、金欠になったり、電車の乗り方やバスなど、これはどこに行くんだろうと不安にに思いながら乗っていました。(今でもバスは使いなれませんが。)
もうすぐで3ヶ月が経とうとしていますが、残りを充実して過ごせるようにしたいと思います。
2014-01-13
Mac mini Server (Late 2012) vs Mac Pro (Late 2013) :Geekbenchでの比較
新年は,ラボのWebサーバーのメンテナンスからはじまりました。Web運用にハイスペックは必要ないので,いままで僕が使用してきたMac mini (Mid 2011)をサーバーにして,自分用に,Mac mini Server (Late 2012)を購入しました。Serverというと特別なマシンのような感じがしますが,サーバー設定に必要なソフトウエア(2000円弱で別途購入可能)がついてくるのとハードディスクが2台格納できる点が,通常のMac mini と異なります。なので,通常使いも,もちろん可能です。
さて,以下が購入したスペックです。
・2.6GHzクアッドコアIntel Core i7
・ 16GB 1,600MHz DDR3 SDRAM - 2x8GB
・ 2 x 256GBソリッドステートドライブ
小さなマシンにフルスペックを詰め込みました。もはやハードディスクは,SSD以外は使う気になれませんね。またメモリも,これまでの8GBから16GBにアップグレードしました。1年半前のマシンと比較すると,明らかに動作がキビキビしています。
そこで,どれぐらいキビキビしているのか,Geekbench 3.0 で計測してみました。今回購入したMac miniのシングルコアスコアは「2928」,マルチコアスコアは「11435」でした。
ちなみにアップルの最速マシンは,ゴミ箱と揶揄された Mac Pro (Late 2013) です。Webで調べてみると,3.5GHzで動作する6コアモデル (RAM16GB)では,Geekbench のベンチマークテスト結果において,シングルコアスコア「3277」,マルチコアスコア「18556」という数字をたたき出しております。
最上位機種は miniのフルチューンマシンと比べて,マルチスコアにおいて1.6倍はやいということになります。もっと引き離されるかと思ったのですが,Mac mini Serverも十分健闘しています。
マシンも速くなったので,僕の処理能力も速くなるでしょう。
たぶん。。。
さて,以下が購入したスペックです。
・2.6GHzクアッドコアIntel Core i7
・ 16GB 1,600MHz DDR3 SDRAM - 2x8GB
・ 2 x 256GBソリッドステートドライブ
小さなマシンにフルスペックを詰め込みました。もはやハードディスクは,SSD以外は使う気になれませんね。またメモリも,これまでの8GBから16GBにアップグレードしました。1年半前のマシンと比較すると,明らかに動作がキビキビしています。
そこで,どれぐらいキビキビしているのか,Geekbench 3.0 で計測してみました。今回購入したMac miniのシングルコアスコアは「2928」,マルチコアスコアは「11435」でした。
ちなみにアップルの最速マシンは,ゴミ箱と揶揄された Mac Pro (Late 2013) です。Webで調べてみると,3.5GHzで動作する6コアモデル (RAM16GB)では,Geekbench のベンチマークテスト結果において,シングルコアスコア「3277」,マルチコアスコア「18556」という数字をたたき出しております。
最上位機種は miniのフルチューンマシンと比べて,マルチスコアにおいて1.6倍はやいということになります。もっと引き離されるかと思ったのですが,Mac mini Serverも十分健闘しています。
マシンも速くなったので,僕の処理能力も速くなるでしょう。
たぶん。。。
2014-01-09
西村隆太郎の「見る前に翔べ」 留学日記3
修士2年の西村君の留学期間も残り僅かとなってきました。
彼の海外での生活ぶりを紹介したいと思います。
【以下原文記載】
===============================
シンガポールで9つ驚くこと
シンガポールに来てみて感じたことを書いてみました。
1.バイリンガル、トリリンガルの方が普通にいること。
シンガポールの友達と話していると、英語で話していたのに途中で中国語になったり、また英語に戻ったりすることがよくあり、2ヶ国語を話せる方がシンガポールの中には数多くいます。特に若い人のほとんどの方は2ヶ国語を話しています。
またトリリンガルの人も多くおり、中にはマレー語やインド語、広東語、北京語、シングリッシュ(シンガポール独特の英語)など話せる人が多くいます。
なので、頭が確実にクラッシュします。
中国語と英語話せる人が会話の中に2人以上いると話の途中で、いきなり中国語に切り替わったり、英語になったりと英語と中国語が一緒に話されていたりします。
2.建物や像がアートチック
ゴミ箱一つにしても、アートチックだったり、建物から植物がニョキニョキと生えているたてものがあったりと不思議です。
3.建物が高い。
地震がないためかもしれませんが、アパートにしても企業のビルにしても上を見上げるくらいあります。
(特にラッフルプレイスという場所は超高層ビルの集合地です。)
4. 関係がフラット
英語だからでしょうか、敬語や尊敬語、謙譲語など使い分けたりする必要がないせいや、研究所内の研究室が普通の会社のオフィスのような空間作りなためか、研究所内のPhDやPI、オフィサー(事務の人)などの方々の関係がフラットな気がします。(あくまで個人的な意見です。)
他の研究室の方同士でオフィスや実験室で話している風景や、ティータイムでクッキーやコーヒーを一緒に飲んでいたりなどしている光景が見られます。
5.研究室が個室ではない
実験室やオフィスが共同であり、開けた空間になっているのでいろいろな方に出会えます。
6.寒い!
室内は冷房が効いているので、外は暑いですが、中は寒いぐらいに冷房が効いています。
6.思ったより緑が多い
シンガポールの広さは東京の山手線ぐらいの広さですが、公園や緑が東京より多いです。
東京は小さいビルが建物がせめぎあって建っていますが、シンガポールはわりと建物と建物の間にスペースがあり、またナチュラルパーク的な大きな公園がいくつがあります。
降水量が多く熱帯地方のためか木もジャングルのような太い木が街中で多く見ることができます。
7.カラスがいないかわりに・・・
シンガポールではカラスは、おそらく飛んでないようです。
かわりに、こんなトリがカラスの代わりに街中の至る所で多く見られます。
見た目はかわいいです。
ほかにはハトや雀もみられます。
8. 食べ物が安い(ホーカセンター)
一食200円〜300円でラクサなどのシンガポール料理を食べられます。しかし、シンガポールの食べ物はほとんど辛いです。
9. Milloという飲料が絶大な人気
ネスレの会社が販売しているMillo(ミロ)という飲料が絶大な人気でスーパーなどで売られています。味はココアです。
あと(当たり前ですが)一年中あったかいので、冬でも太陽の下でビーチにいけます!
ほかにもまだまだお伝えしたいことがありますが、この辺りにて失礼します。
木が生えてる建物
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2014-01-05
たのしさのなかに
あけましておめでとうございます。
さて,正月は,柔術ジムのCarpe Diemで汗を流していました。師走の風邪が長引いて,柔術から少し遠ざかっていたので,しんどかったです。
僕がブラジリアン柔術を習いはじめたのは,2004年の3月です。今年の3月でちょうど10年をむかえることになります。飽きっぽい性格の僕が,ここまでのめり込めたのは,研究と柔術ぐらいでしょうか。。。
10年もやっていると,さぞかし強いと思われてしまいますが,帯のランクでいうと下から数えて2番め。なので素質は,ないです。
しかし僕は,柔術という格闘技を通して,多くのことを学びました。
はじめに学んだのは「恐怖との対峙」でした。
「今日はジムにいこう!」と考えただけで,その緊張感で下痢になるのです。とんでもないチキン野郎でした。総合格闘技のジムで,メタボ対策を考えたのが間違いだった!と,後悔しました。
しかし,この恐怖感とは裏腹に,僕の体質はどんどん良くなっていきました。最初の3ヶ月で約5キロ痩せて(下痢が結果的によかったのかも),半年後の健康診断で,全ての値が正常値に戻っていました。弱いなりにも,身体のつくりが確実に変わりました。
そして,2011年5月からトライフォース青山 (現Carpe Diem)で,2ヶ月間の出稽古を決意しました。まったく見知らぬジムにいくことで,僕の「恐怖との対峙」は続くことになります。結局,総合格闘技のジムから,Carpe Diemに移りました。柔術を専門的に極めようと思ったのです。
最近になって,この恐怖感を,ようやく飼いならすことができるようになりました。約10年も,かかったことになります。
昨年,ジムの名称が Carpe Diem に変わりました。僕のまわりの世界でもいろいろなことが起きて,この言葉を自然と意識するようになりました。
多くの苦しみは,過去に起きたこと,未来に起こるかもしれない心配事から派生します。過去でもなく未来でもなく,この瞬間を生きることが,Carpe Diem (ラテン語)です。
*****
最近,強く思うようになったのは,柔術や研究ができる時間は「有限」である,ということです。40代の頃には考えなかったことですが,今は確実に感じます。
これまでの10年は,恐怖との対峙でした。しかしそれでは,有限であるこの世界に生きることに,あまりにもったいない。次の10年は,スパーリングのなかに「たのしくありたい」を意識しようと決意しました。
もちろん,最終的にめざすのは,強くありたい自分ですが,そこに執着すると,相手に勝ちたいという気持ちが強くなり,結局は「慢心と恐怖との対峙」になると思うのです。
2014年は,たのしさのなかに広がりと可能性を見出していきたいと思います。
小学生みたいな意気込みとなりましたが,今年もよろしくお願い致します。
さて,正月は,柔術ジムのCarpe Diemで汗を流していました。師走の風邪が長引いて,柔術から少し遠ざかっていたので,しんどかったです。
僕がブラジリアン柔術を習いはじめたのは,2004年の3月です。今年の3月でちょうど10年をむかえることになります。飽きっぽい性格の僕が,ここまでのめり込めたのは,研究と柔術ぐらいでしょうか。。。
10年もやっていると,さぞかし強いと思われてしまいますが,帯のランクでいうと下から数えて2番め。なので素質は,ないです。
しかし僕は,柔術という格闘技を通して,多くのことを学びました。
はじめに学んだのは「恐怖との対峙」でした。
「今日はジムにいこう!」と考えただけで,その緊張感で下痢になるのです。とんでもないチキン野郎でした。総合格闘技のジムで,メタボ対策を考えたのが間違いだった!と,後悔しました。
しかし,この恐怖感とは裏腹に,僕の体質はどんどん良くなっていきました。最初の3ヶ月で約5キロ痩せて(下痢が結果的によかったのかも),半年後の健康診断で,全ての値が正常値に戻っていました。弱いなりにも,身体のつくりが確実に変わりました。
そして,2011年5月からトライフォース青山 (現Carpe Diem)で,2ヶ月間の出稽古を決意しました。まったく見知らぬジムにいくことで,僕の「恐怖との対峙」は続くことになります。結局,総合格闘技のジムから,Carpe Diemに移りました。柔術を専門的に極めようと思ったのです。
最近になって,この恐怖感を,ようやく飼いならすことができるようになりました。約10年も,かかったことになります。
昨年,ジムの名称が Carpe Diem に変わりました。僕のまわりの世界でもいろいろなことが起きて,この言葉を自然と意識するようになりました。
多くの苦しみは,過去に起きたこと,未来に起こるかもしれない心配事から派生します。過去でもなく未来でもなく,この瞬間を生きることが,Carpe Diem (ラテン語)です。
*****
最近,強く思うようになったのは,柔術や研究ができる時間は「有限」である,ということです。40代の頃には考えなかったことですが,今は確実に感じます。
これまでの10年は,恐怖との対峙でした。しかしそれでは,有限であるこの世界に生きることに,あまりにもったいない。次の10年は,スパーリングのなかに「たのしくありたい」を意識しようと決意しました。
もちろん,最終的にめざすのは,強くありたい自分ですが,そこに執着すると,相手に勝ちたいという気持ちが強くなり,結局は「慢心と恐怖との対峙」になると思うのです。
2014年は,たのしさのなかに広がりと可能性を見出していきたいと思います。
小学生みたいな意気込みとなりましたが,今年もよろしくお願い致します。
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