2012-12-31

あんなこと、こんなこと、

皆さん,今年も一年間,お世話になりました。

ここ1年の間に3度も引越しをしたので,時系列的にとても混乱しています。
そこで,どんなところで何をしていたのか,エイゾウで紹介します。

近所にあったスキー場。シニア料金で格安だった。
戸隠神社で初詣
自宅から自転車で,登山口までサイクリング。そこからアタック。尾根が細く怖かった。
久留島君(現 群馬大学医学部)の論文アクセプト。
上田城の桜
チビの乗馬姿
長野の初夏
カフェ 山笑
車山で登山
愛犬といっしょ
何度も登った独鈷山
引越しのあとの夏休み。沖縄,台風直撃。
荒れていた真栄田岬
アウトドアから再び柔術へ
畑がないのでベランダに作った
韓日微生物シンポジウム。
内藤コンファレンスでの一コマ
分子生物学会&屋台
トライフォース青山での帯の授与式
来年もよろしくお願い致します。


2012-12-18

7notes + Su-Pen の凄さ

これからは手書きの時代て"す。
先日、分子生物で隣の青年がすらすらとスタイラスペンで、メモを取っていました。それだけなら驚かないのですが、書いている先から、小気味良く文字変換されていくのです。これが7notesとの出会いでした。

早速、購入したのですが指先では限界がありました。そこで、Su-Penというスタイラスペンを購入しました。↓

書き味もなめらかで、とても気に入っています。これなら何を書いたのか、あとでわかります。字がへタな人間の究極兵器ですね!

因みに、!とか〒とか◎とか☆とか≒のような記号も、するすると変換してくれます。平仮名でだらだら書いた文章も、漢字に変換してくれます。この文章も7notes上で書いておりますが、比較的まとまった文字数でもストレスを感じません。便利な世の中になりました。


それでは、おやすみなさい。

追記: 7notesの変換エンジンを、Note Anytime にアドオンでいれる方が、コスト的には安くなります。








2012-12-13

第35回分子生物学会年会

会期を1日残して,東京に戻って来ました。

今回の分子生物学会は,プログラムが格段と見やすくなりました。今回は思い切って,紙媒体の要旨は持参せずに,あえてiPad miniでトライしました。ただしメモは,紙媒体のほうが良いのかなーと思いました。しかし,となりで聞いていた青年は,スタイラスペンで綺麗にメモをとっていたので,僕も頑張ればできるのかもしれません。。。

今回はワークショップを担当致しましたが,それ以外は,感染とかに関係なく自分がオモシロイと思った領域に首を突っ込んで,楽しみました。

恐怖の匂いとか,シロアリのなかにいる原生生物のなかにいるマトリョーシカ的な細菌とか,メタボローム解析とか,面白かったです。異能な研究者が,何を思って自分の領域を創成していったのか,,, そういったストーリーを分析することも楽しいです。特に,どうしてこの人は,この生き物を使って解析をはじめたのか?ということに興味があります。分生は,すぐに実験に使えそうなダイレクトな情報を手に入れるよりも,自分の領域に足りない何か?をあぶりだすために,参加しています。

特定の学会に慣れ親しんでしまうと,研究・思考方法も,徐々に画一化されてしまう感じがします。分生の異能者たちに何か触発されるものはないか? という思いで,会場をうろついておりました。

いやしかし,分生に参加している学生さんも,ネクタイ姿が増えましたね。就職を意識してかもしれませんが,学会会場はもう少しカラフルでもいいかなと思いました。

腑に落ちないと思っていることを,一つ↓

学会の開催時期に関しては,細菌学会理事会でも話題となったことがあります。ラボにいる学生さんのほとんどは,修士で卒業します。年度末ぎりぎりにある細菌学会で参加・発表するのは,ちょっと無理,というケースが圧倒的に多いのです。そういったことを考えると,12月に開催される分生が学生さんで賑わうのは理解できます。もちろん学生会員数の増加が,会員増にダイレクトにむすびつかないのも知っています。

しかし,修士の学生さんが,自分の行なってきた研究内容を,所属学会で発表できないのは,会員数うんぬんの話よりも深刻だと思うのです。それを回避すべく,若手コロッセウム,関東支部総会などを有効利用しておりますが,メインは年度末の総会です。やはり親心としては,メインでの発表です。

それでは〜。

2012-12-09

50代からの分子生物学会年会

来週から分子生物学会の年会がはじまります。今回はワークショップを企画しての参戦です。

さて,年会の運営方法が大きく変わったようです。プログラムを見ると,会場には十分にwifiが張り巡らされていて,iPadやPCなどで「マイスケジュール」(聞きたいセッションを保存)を確認することが可能です。また,マップ機能で,ポスターセッションでも迷子にならずに目的地までいけそうです。スケジュールに入れたポスターは,マップ上に赤いドットで表示されますので,これも超便利です。要旨もオンラインで閲覧できるので,ほんとうにiPadだけで乗り切れるかもしれません。

あと「いいね」システム。

下の図ではちょっと見にくいのですが,誰が自分たちの発表に「いいね」をしたのか,わかるようになっています。この「いいね」システムには異論をとなえる方もいるでしょうが,学会が新たなシステムを構築していく意気込みを感じました。

ということで大会当日は,ipad miniを片手に会場を駆け巡りたいと思います。

そこでDropboxに各種資料を入れておいて,必要な場合には,GoodReaderにて閲覧できるようにしてみました。↓

あとは会員のキャパシティにあったwifiを構築できているか?ですが,分生には各種異能集団がおりますので,大丈夫でしょう。。。念の為に,スピードがそんなにでないLTEの無線ルーターを持参します。

Scrivenerで原稿書きを行なっているので,11インチのMacBook airも持参します。重量はiPad miniとあわせて2キロぐらいでしょうか。昔に比べると,随分,軽量になったと思います。さらにiPad miniのバッテリーは意外ともつので,重宝しています。しかし,これ以上の重さは勘弁なので,MacBook air 11インチを使い続けることになりそうです。

それでは,少しだけ未来の分生に,参加してみます。






Dropboxに入れておいたほとんどのファイルは,GoodReaderで閲覧可能です。
自分の発表の「いいね」状況

自分のお気に入りのセッションを保存できます。


Infection Biology: 微生物ー宿主間相互作用の包括的な理解を目指して

12月11−14日の会期で第35回日本分子生物学会年会が福岡にて開催されます。北大の高岡 晃教 先生とタッグを組んで「Infection Biology」というワークショップを開きます。興味のある方は是非ともご参加下さい。以下,要旨となります。


Infection Biology」は,微生物ー宿主間における相互作用を分子レベルで理解することで,感染症に対する革新的な戦略を確立することを目的とした学問体系である。また,「Infection Biology」という言葉のなかには,感染,炎症,免疫といった領域のアグレッシブな再統合をうながす願いがこめられている。病原微生物は宿主のシグナル伝達機構,膜輸送系,複製系などをハイジャックすることで,感染現象を維持している。一方,体内に侵入してきた病原体に対して,生体防御の最前線である自然免疫系が働き,パターン認識受容体が病原体の特定の分子パターンを認識することで,様々な宿主応答が誘導される。
本セッションでは,感染現象を包括的に理解することを目的としており,1) 細菌による炎症反応の撹乱,2) ウイルスの膜輸送・複製,3) 核酸認識受容体の同定と機能,4) 新たに発見されたナチュラルヘルパー細胞の制御,における最近の進展について討論する。

     The main objective of “Infection Biology” is to understand host-microbe interactions at the molecular level in order to develop new innovative strategies for fighting infectious diseases. Specifically with this term “Infection Biology", the session aims at aggressive re-integration of three distinct categories including “infection”, “inflammation”, and “immunity”. Pathogens maintain their infection process by hijacking the host systems of signal transduction, membrane transport, and replication. In contrast, innate immune responses are activated as the first line of defense system against invading pathogens by the recognition of pathogen-associated molecular patterns (PAMPs) via pattern recognition receptors (PRRs). In this session, we focus on comprehensive understanding of infection phenomena and will particularly discuss recent progress of the following topics: 1) bacterial perturbation of host inflammatory responses, 2) viral membrane transport and replication, 3) the identification and characteristic of nucleic-acid sensors, 4) the regulatory function of newly discovered natural helper cells.



2W10III 12月12日 15:45 - 18:00


北里大・生命研・細菌感染

1東大・医科研・感染症国際研究センター・細菌学 2東大・医科研・感染免疫部門
3東大・医科研・細菌感染生物学 4(財)日本生物化学研究所

1北大・IGM・分子生体防御 2北大院・理・化学 3北大・IGM・感染癌
4北大・理・化学 5北大・人獣・感染免疫 6東大・医・微生物

1東大・医科研・ウイルス感染 2ERATO河岡プロジェクト 3東大・医科研・疾患プロテオミクス

1京大・ウイルス研・ウイルス病態 2京大・生命科学研究科 3JST, さきがけ
4九大・理学研究院・生物科学部門 5実中研

阪大微研分子ウイルス

東大・医科研・自然免疫

2W10III-8
1東大大学院・医学系・病因病理学・免疫 2東大・生産技術研究所・分子免疫
3東大・先端研・分子生物医学分野 4東大・先端研・システム生物医学ラボラトリー

1慶應大・医・微生物学・免疫学 2理研・RCAI・免疫細胞システム
3理研・RCAI・シグナルネットワーク 4さきがけ JST 5東京理大・生命研 
6東京医科歯科大・分子情報伝達学 7東大・医・免疫学

2012-12-07

EMOBILE LTE GL04

今まで使用していたGL01をGL04に交換しました。
iPhoneで、大学居室で測定しました。

下が新機種の04です。

空を飛んでいる電波は、同じなのに、
速度はすごく上がりました。
なら、最初からこういう速度を叩き出して欲しかったですね。

無償交換してくれたニフティーに感謝です。








修士選抜試験 II期

本日,修士選抜試験のII期が無事に終わりました。

我々の大学院は学部をもたないので,他学部あるいは他大学からの学生さんによって成り立っております。インターネット,その他もろもろの情報で,僕のラボを選んでくれて本当に感謝しています。


僕の研究室には,2名の学生さんが志望してくれました。卒業研究をこなしながら,外部の大学院を受験するのは大変だったと思います。本日,自分の力を十分に出しきったことでしょう。ご苦労様でした。

僕がこれまで,一番緊張したテストは,清掃員の資格を得るための試験でした。

留学当時,カナダのUBCに在籍していましたが,共同研究のために,ボルチモア大学で2ヶ月過ごすことになりました。そのとき手違いで,大学へ入るためのIDカード取得には,2週間かかると言われたのです。しかし,清掃のボランティアでならIDはすぐに取れるということでした。

そこで「ボランティアとは?」みたいなビデオを見せられ,筆記試験を受けました。英語が速くて,ビデオ内容を追いかけるのは大変でした。それでもなんとかパスして,めでたくボランティアになれたのです。ボルチモア大学のボランティアは,規則として赤いブレザーを着なければなりません。しばらく共同研究先の連中に笑われました。

午前中はボランティアとして(まあ,最後のほうはサボったけど),共同研究先のフロア掃除したポスドクは,あまりいないと思います。

あの時は,赤いブレザーで掃除をするのは,とても嫌でした。しかし,カナダにもどってから,JEMという雑誌に研究結果を出せたのは,ボルチモアで学んだ事が,役に立ったのです。

もう一度留学しろと言われたら,絶対,嫌ですね (笑)