2009-09-29

ZED



日曜日はZEDしました。家族でサーカスも、たまには良いものです。私の子供のころのサーカスは何処かうらぶれていて、ちょっと怖い感じがしました。そのまま連れて行かれそうな、あやうい雰囲気がありました。ZEDが純粋な日本的なサーカスの範疇から、外れていることは確かです。まさに、シルク・ドゥ・ソレイユ、光り輝く「太陽のサーカス」なのでしょう。命綱がない綱渡り、あれは、危険なので、子供は決してまねをしないで下さいね。ありえない技の連続で、人間の可能性は何処まで広がるのだろうか、と思いました。ということで、トップアスリートたちの動きを間近で楽しむことができました。

トップアスリートでもない私の目標は、自分のもっている肉体を大切に使うことでしょうか。

ストレスを如何に発散させるのか?

ここをクリアしていきたいですね。

2009-09-26

カテゴリーB

菌株送付用のパッケージ、ついにゲット。
送るで〜。

まってろよー、ギリシャ!
来年からは、郵便局も本格参入するらしい。
今も規定では送れるのですが、ちょっと心配。

日通さん、ありがとう!

追記:

あとは運送会社よりインボイスのひな形をもらって,英語で記入し,運送会社を通して税関に提出すればOKです。ちなみにギリシャまでの運送費用は数万円でした。

2009-09-24

ネパールにて

エベレストビールを飲む。
ネパールのビールもうまいです!


実は
近所のネパールのカレー屋さんです!
本当のヒマラヤ地方にも行ってみたいですね。

と言うことで、わさわさしつつ連休も終わりました。

2009-09-20

SkyBook

iPhoneアプリで、青空文庫から宮沢賢治の作品をダウンロード。
賢治の作品は良いなあ。

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追記:
しかし宮沢賢治は,何故,「賢治の作品は,,,」とか,ファーストネームで呼ばれてしまうのでしょうか? それはさておき,SkyBookというビューワーはなかなかすぐれものです。古い紙質をまねた背景も気に入っています。あと,ふとんにもぐっても液晶なので見れますし,秋の夜長には良いかもしれません。紙媒体の本だと,横にするとページがばさっと飛んだりしますが,電子媒体ですので,そんなこともありません。電子媒体は敬遠していたのですが,意外と気に入っています。

2009-09-18

阿部研ナビ,ついに完成!



理科ナビに対抗し,阿部研ナビ,ついに完成!

独自のアルゴリズムを採用し,

あなたの阿部研血中濃度を正確に判断いたします。

求む,仲間! 


*****

最初の設問は,寝食忘れて没頭できるか,ということです。
まあしかし,基本は,終わったら,だらだらラボにいないで,
次の日にきちんとくることですが。

理科ナビの結果!

ひとことアドバイス

 あなたの特徴のひとつとして、大勢よりもひとりで行動することを好む傾向があるようです。この傾向は、文献の調査や単独で行う実験・研究など、ひとりで物事を進める必要がある場面で力となるでしょう。
 一方、役割分担とチームワークが必要な場面で周囲とうまく協調できない危険性もありますので、注意が必要です。

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阿部コメント:
注意が必要と言われてもなあ。。。

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理科ナビは,東京理科大学が運営している学部・学科を診断するサイトです。
理科大は色々な分野があるのですね。

2009-09-16

珪化木&ボダムのグラス




先日,石関連のお店で,素敵な化石を発見。
それは珪化木。植物の化石で2億年ぐらい前のものです。2億年と言われてもピンとこないですね。「関ヶ原の戦い」のずっとずっと前の話です! この珪化木,植物のような肌触りで,しかし,石のようにずっしりしているので,文鎮に最適だと思いませんか。ということで,机の上で活躍しています。

最近のお気に入りはボダムのグラス。このグラスは中空の構造になっていて,冷たい飲み物を入れてもまわりに水滴がつかないのです。ということで,これは便利。ちなみに熱いお茶を入れても大丈夫です。

今までのコースター人生は,まったくの無駄でした。

ま,俺にとってはPCRマシンぐらいの快挙でしたね。

「柿の種」が入っていた缶を3つ用意し,それぞれ水を入れて恒温槽の上にセット。手でせっせと動かして,根性でPCRやってましたが,きちんとバンドが増えました。最大の欠点は眠くなることですね。

黎明期の思い出は楽しいものです。 それでは〜

2009-09-15

邂逅

Gabriel Nuñez博士のラボで長らくポスドク生活をおくっている金倫基君がラボに遊びに来てくれました。

ブログは↓
http://yungi.exblog.jp/

金君は,私と同じ大学の後輩です。うちの大学の出身者で,研究者を生業として選んだのはそんなに多くはないので,しかも現役バリバリで頑張っているので嬉しいですね。ということで研究の話が終わった後に,日本食らしいものを彼に食べてもらいたくて,永松も連れだってバーガーマニアに行きました。最近はクラシック・パティメルトばっかりだったのですが,久々にメキシカンバーガーを食べて,やっぱうまかったです。金君はチーズバーガー,永松はアボガドチーズバーガーでした。

きちんと食べて,きちんと寝て,頑張って下さいね。

イチローじゃないけれど,規則正しく,健康状態をきちんと維持しながら,しかもいつもベストな精神状態で研究者を続けることは,意外と大変だなあと思うこの頃です。先日も,あわじの最後の頃には耳鳴りがひどくなってなってきて,ちょっと聞き取りにくくなってきました。あれだけ楽しかったのに,身体はバリバリ緊張していましたね。今はもとにもどりましたが,耳鳴りはストレスの予兆と受け取って,あまり深追いはしないようにしたいと思います。

ということで,深呼吸,あいまあいまに深呼吸,重要です。

2009-09-13

WEBサーバー交換

本日、前線基地より大学に向かいサーバーを交換しました。
明日から稼動します。
散歩を終えて、31でポッピングシャワーを食べています。

2009-09-12

The 9th Awaji International Forum on Infection and Immunity

The 9th Awaji International Forum on Infection and Immunityが昨日,終わった。
本日,久留島君といっしょに食堂に行くときに,彼が「今回の学会はすごく長く感じました」と言ってきた。俺は「長く感じたの? それは良かったなあ」と彼に返事をした。テレビ番組で島田紳助が,「ヒトはチャレンジし続けないと,月日が流れるのがすごく速く感じるようになる」ようなことを言っていた。脳科学でも,脳の処理能力をあげるために,パターン化された事象は過去の情報を呼び出して,見たような世界を脳内で創り出していることが明らかになっている。ようするに「あなたが見ている世界と,私が見ている世界は,全く違う」のである。パターン化された日常は,過去のパターンのつなぎ合わせで構築可能であるから,リアリティーが欠落しているのでしょうね。逆に自分にとって初めての体験は,記憶にないから,脳がフル活動して,情報処理を行うので,長く感じてしまうのでしょう。

随分脱線したが,彼にとって初めての国際学会で,しかも,細菌,ウイルス,寄生虫の濃い内容のプレゼンが一日中続いたなかで,時間を長く感じられたのは,新しいことを一生懸命理解しようとした証拠であるかもしれない。また,嘉糠研の新澤君や自分と同じ年齢の若い奴らとのディスカッションも大いに参考になったのではないかと思う。

私はと言えば,自然免疫の領域が少しずつ解りかけてきた感覚があった。感染免疫の世界に足を踏み込んだのは,つい2−3年前の出来事。何しろそれ以前は,感染免疫のほうにはタッチしたくないと思っていたぐらいであった。しかし,百日咳の感染を理解するのには,IL-10を介した感染戦略を理解する必要があった。免疫という私にとっては哲学に等しい学問を一つ一つ,自分なりに解体していくことによって,自分が納得できる感染免疫をやれば良いのではないかと思い,自然免疫の世界に足を踏み入れる決断をした。サイトカインも宿主側因子であり,Rhoやアクチンと同じように,捉えればいいと。。。ここまで運んでくれた桑江君,永松さんに感謝しつつ,マニュアルモードで大気圏に突入しつつあります。

まあ,私にとっては長いような短いようなAIFII 2009でありました。

今回の学会で感動したのは,私をさんざん苦しめたスパゲッティー・バグの機能が明らかになったことです。

Segmented Filamentous Bacteria Prevent Colonization of Enteropathogenic Escherichia coli O103 in Rabbits

The Journal of Infectious Diseases 2000;181:1027–1033

留学当時,私はウサギに感染する rabbit EPEC (REPEC)を用いてIII型分泌装置に依存した下痢発症機構の解明を行っていたが,あるウサギはスーパーサイヤ人なみに,このREPEC感染に対して抵抗性を示した。そこでスーパーサイヤ人化したウサギを徹底的に調べてみると,腸管上皮に気持ちの悪い菌がうじゃうじゃいたのである。この菌はSegmented Filamentous Bacteria (SFB)というらしいが,私は単純にスパゲッティー・バグと呼んでいた。この菌が現れると私の実験は,全ておしまい。この菌のために何度,実験を失敗したことか。。。しかもこいつは培養不能で,予めこいつを排除して実験を組むのが非常にやっかいであった。

この菌がいると感染が成立しないというのは,私にとっては受け入れがたく,しかし,REPECのスーパーサイヤ人化とSFBの出現は一致していた。面白い内容であったが,我々は現象論で終わっていた。ファーストオーサーは非常に興味を示したが,私はこれ以上,深追いをしたくはなかった。それで彼女はそのままSFBの研究を続け,私のほうはエフェクター特異的シャペロンの研究に没頭するようになった。

ところが,今回の学会でSFBとTh17の関連が報告され,「私は目から鱗がとれる」ような思いをした。細菌学のアプローチでは解決ができなかった謎が,免疫学的なアプローチで解決されたのである。SFBがいるとTh17を介した感染防御が活性化されることが解ってきたのである。SFBのどのような分子が宿主免疫系の活性化に関わるのか,解決されるべき点が残っているが,SFBは将来,プロバイオティクスの大きな市場を形成することは間違いない。EPEC感染において,SFBが感染防御に関わることを10年ぐらい前に明らかにしていたが,そこには概念はなかった。今は,はっきりとした答えに向かいつつある。

自分にとって,SFBは悪夢であったが,人類に貢献するかもしれないです!

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あ,あと俣野哲朗先生のところの武内さんに,腕相撲で負けました。武内さんはトビー・マグワイアに似ている甘いマスクの好青年です(映画スパイダーマンの主人公)。ブラジリアン柔術でならしてきた俺が負けるわけはないと思いましたが,あっけなく負けました。菊谷先生のところの安居さんも,自転車でならしている堀口さんも,轟沈しました。。。ということで,40代の研究者には課題が残されたAIFIIでありますが,これからも進化していきたいと思います。

2009-09-08

AIFII 2009

初日のプログラムが終わりました。
さあ今年はどんなあわじになるのでしょうか?
それでは。

2009-09-06

原理的に可能,しかし,現実的に可能とは限らない

研究を行う上で様々な選択肢の中から,原理的に可能であって,かつ,最高のパフォーマンスを発揮できるようなデザインを考えていきますよね。しかし,原理的に可能であることも,現実的に可能であるとは限らない。

原理と現実が乖離していると,我々は失敗という現象を体験することになります。しかし,そういったところから,原理的(理想,ビジョン)と現実のはざまにあるギャップをよく考えることになります。その溝,深淵なるブラックボックスに何があるのか,よく突き詰めて考えることで,現実がより高い次元に歩み寄っていくことになります。

日々の失敗も,実験と同じレベルで考えていく,しかも楽しみながら考えていく訓練を常に行って欲しいのです。一流の人間も失敗の数は凡人と同じ。しかし,失敗の最初のインパクトで,多角的に捉える視点をもっていると思うし,失敗に対する優先事項のランク付けがしっかりしているから,失敗と呼べない時点でうまく回避しているのでしょう。一番怖いのが,失敗を何度も繰り返しているのに気がつかない,思考停止の状態です。

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昨日も,プリンターエラーで,高画質プリンター用紙がたくさんゴミ箱に捨てられていましたが,プリンター本体以外に目を向けることができたのなら,リカバリーもはやかったはず。巨大なサイズのプレゼンファイルを,プリンターのもっている最高画質の限界で打ち出そうとしたら,どれぐらいプリンターとマシンに負荷がかかるのか想像してみることです。プリンターにも物理的なメモリーがあって,そのバッファーサイズを超えたらコンピューターと同じようにフリーズします。 

Ghost in the machine が囁いている言葉を,聞き取りましょう。

研究で忙しいから,他には目が行き届かないかもしれない。

しかし,あらゆる日常の所作も,最終的には研究者としての資質に繋がっていくのです。研究者として飯を食っていくことは至難の業ですから,常に研究の視点で日常を見据える訓練は,重要だと思います。

ラボで行う研究も重要ですかが,

「メシ食って,クソして,寝る」

なかで,研究の所作を学んでいくほうが絶対的に重要だと思うのです。

2009-09-02

Snow Leopard 不具合!

Snow Leopard インストール完了!
とりあえず、ほとんど全てのソフトが立ち上がった。

ただし、ある一つの重要なソフトを除いては。。。

それはOSXに付属しているMailというソフトウエア。。。。
インストール後、早速、仕事に戻ろうとこのソフトを起動しようとしたが何度クリックしても、クラッシュしてしまう。タイムマシンで全データのバックアップはしてあるので、最悪の事態は避けることが可能であるが、メールが立ち上がらないだけでも、最悪の部類に入る。ということで、深呼吸してから、

Mail Snow Leopard 不具合 

で検索をかける。すると、一つの答えが浮かび上がってきた。
多くのサイトで下記の対処法を紹介している。

~/Library/Mail/Envelope Index

このEnvelope Indexというファイルをゴミ箱に移動しMailを再起動する。するとメールの再構築が始まる。ようするに新たなMailではインデックス作成の方法が違うらしい。私の場合、1998年1月20日のメールが一番古いメールで、27万9694通の送受信内容が保存されている。これが吹っ飛んだらかなりやばい。再構築に30分近くかかったが、なんとか復帰した。

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ということでメールの不具合を乗り越えて、皆さんも是非、インストールして下さい!
あ、上記の操作は自己責任にてお願いします! これはインデックスの強制的な構築に使われる技ですので、メールがトラブった場合には、この技が使えます。

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肝心の使用感は、ファインダーが軽くなりました! ブラウザーのサファリも速くなりました。逆に、ソフトの起動時間は前とそんなに変わらないと思います。もっとも、システム付属のソフトは速いです。PDFビューワーのプレビューはきびきび動き、文書の選択精度が向上しています(以前は、シングルカラムを選択してもダブルカラムを選択してしまう)。
プリンターはHP 5400dtn は大丈夫なようです。

ということで、何とか回復しました!
あぶなかった。。。

あとは俺に続いてくれ!

追記: 私の場合、MobileMeの同期がおかしくなりましたので、コンピュータ同期の再ログインが必要かも。
また、Buzan’s iMindMap Ver.3はSnow Leopardには対応していない。新たなバージョンアップで対応予定だそうです。さあ、Snow Leopardのバージョンアップで、小さなソフトウエア会社がお金をもうけるチャンスですね。

さて、どうなりますか 。。。

特攻隊長の阿部が最初にインストールします!

2009-09-01

日本男子柔道も惨敗。。。

日本男子柔道、世界大会初の金無し。

すごいですね、監督・強化委員のコメントが。。。
色々な記事を寄せ集めるとこんな感じです↓

1 世界選手権に出て、金を取る意識がない選手は、どんどん替えていく。
2 心の強い選手を選考したい。
3 今後は若手を使う。
4 何人の選手が力を出し切ったのか。

選手もたまったものではないですよね。言い方を変えれば、

1 金を取る意識がない監督・強化委員は、どんどん替えていく。
2 心の強い監督・強化委員を選考したい。
3 今後は若手監督・強化委員を使う。
4 何人の監督・強化委員が力を出し切ったのか。

と理解することも可能でしょう。

俺が言いたいのは、監督・強化委員は自分の責任と言いながらも、このようなコメントをパブリックに発言してしまう責任のなさだと思います。おそらく監督・強化委員は元一流のアスリートだったから、周りも意見を言いにくいのでしょう。でもですね、一流の選手だったから、一流のコーチングができるとは限らない。むしろ一流であるがゆえに、コーチングに不向きである場合も多いのでは。

本当に金メダルを獲りたいのなら、金メダルの実績があるヨーロッパの監督・強化委員をどんどん招聘して、本当にマジで獲りに行けばいい。改革が必要だという割には、本当は、異国の血を日本柔道には入れたくはない、という甘えがそこにあるような気がしてならないのです。とっくに「死に体」なのに、まだまだやれると思っている連盟の人たちの精神構造も替えていかなければならないのではと、思います。

このままでは選手の強化どころか、選手離れが始まると思うこの頃。レスリングのような技を閉め出していく流れのなかで、日本柔道が勝てないのはどうなんでしょうか。今後は、日本女子柔道に頑張って欲しいですね。

いや、本当は男子にも勝って欲しい。でも現在の指導体制で、選手一人一人が自分たちの力を100%出し切れるか不安です。