2014-03-30

年度末と学会

長女の卒業式も無事におわり,翌日は,大学院生の修了式と謝恩会。修了式と細菌学会が重なっており,しかも,午後の最初にあるワークショップでの口頭発表。なので,修了式は辞退した。

前回の細菌学会も忙しかったが,今回も余裕はなく,ギリギリでの発表であった。口演が終わったあと,羊土社のブースを偵察。「もっとよくわかる!感染症」も並んでおり,本誌編集を担当された吉田さんを発見。

午後3時頃,会場をあとにして,丸ビルで西村君に贈るネクタイを購入。彼も4月から社会人の仲間入り。紺色のものにしたが小さな花のドットで,あまり地味には見えないものを選んだ。久々の革靴は疲れる。もう地下鉄には乗りたくなかったので,タクシーをひろい,謝恩会の会場がある青山へむかった。皇居周辺を流してもらい,見知らぬランナーに自分の姿を少しだけ重ねあわせた。

謝恩会の会場は,青山に古くからあるホテルで,どことなく昭和で,ときが止まっていた。謝恩会がはじまり,今年も学生が卒業し,美味しいディナーをご馳走になり,ワインで酔いがまわった。はやかったけれど西村君にさよならの挨拶をして,ホテル前でタクシーをひろった。角をまがるときに,水槽のようなプラダのビルが見えて,根津美術館の坂を下るときに,僕の通っている柔術ジムが見えた。熱気で窓ガラスは曇っていたが,クローズドガードを割ろうとしている瞬間が,見えた。

翌日は学会ナカビであったが,この日は朝から教授会。人事関連の議題を先に回してもらい,ここだけ出席して,学会会場へとむかった。宮崎大学のH先生と昼食を楽しんだあと,北海道大学に在籍している学生さんと打ち合わせ。頂いたおせんべいが,美味しかった。それから,学会賞の受賞式に参加。今年は,同じ大学の三木先生が受賞された。おめでとう。

僕は,どちらかと言えば懇親会に出席するほうであるが,今回はそそくさと帰宅し,仕上げなければならない総説にとりかかった。学会最終日は,学内会議に出席しなければならず,ネクタイにすればよかったと思いながら,時間がすぎていった。

学会は遠くであるほうがいい。

そんなことを強く確信しながら,来週から新年度である。

連日の猛攻で,ややうなだれ気味の筆者と,羊土社の吉田さん。本書を購入して頂いた先生方に感謝! 改めて人との繋がりの大切さを感じました。


2014-03-21

幸あれ!

昨日,大学近所にあるプロの店ハナマサで,焼き肉を買いこんで,ささやかな歓送会をおこないました。

今回の主役は,修士の西村君と理学部卒研生の上田君です。

歓送会では,皆でよく笑いましたね。これからは,研究とはまた違った領域で働く二人ですが,つらいときでも笑顔で乗り切ってほしいと思います。

僕は,研究者として生きていくスタイルしか提示できなかったけれど,プロとして専門性を深く追求するプロセスは,どの職業にもあてはまると思っています。

どうか自分の追い求めるものに,少しでも近づくよう頑張ってください。

僕も自分の目指す高みに少しでも近づけるよう頑張ります。

自分の可能性を信じて,信じることを自らやめなければ,それはきっと近づいてくるはず。

幸あれ。

焼き肉で歓送会

野菜も重要。男だけだと,こうはならない。

いちおう集合写真

苦労の末にできあがった修論と西村君。頑張った最後に底抜けな笑顔で僕もうれしいです。

上田君,就職おめでとう! 卒論と就職活動,限界まで頑張ったね。

エクスペリアームスの呪文を特訓中の桑江准教授。彼なしにラボはまわりません。感謝!