2012-10-24

Gregory Alpaca 22

本日,Gregory Alpaca 22というキャリーバッグが届きました。現在,機内持ち込み可能なキャリーを愛用しているのですが,冬場の3泊ぐらいの出張になると,34Lの容量に全部をつめこむのが辛くなってきたのです。それに今使用しているキャリーはハンドル部分が1本バーでバッグ上部にブリーフケースを載せることができない! ということに購入してから気がついたのです。

そこで把手のバーが広い(中途半端な幅だと内部コンパートメントの容量が少なくなる),グレゴリーのバッグを購入することにしました。容量は53Lなので機内持ち込みはできないけれど,洋服とか,あれこれ取捨選択しなくてもいいような大きさです。

*****

グレゴリーのテクニカルパックは,僕が20代の頃,まだ高価なシロモノでした。そういった憧れもあって,今回の買い物になったのかもしれません。僕は山岳系のパックがとても好きです。そして自分が背負ってきたパックは,なかなか捨てることができません。

僕が前線基地と呼んでいる階段の天井にも,パックの一部が並んでいます。長野から引っ越してきて,山行から遠のいてしまったけれど,いつでもスタンバイ状態にあります。また機会があったら,長野の冬山を散策したいと思います。

把手がひろくて持ちやすいです。これでブリーフケースを取り付けることが可能。

結構,大きめのコロコロがついてます。音は静かなほうだと思います。

前線基地の階段にぶら下がっているパック。左からグレゴリー,キャメルバッグ,ロゥです。

冬の低山は誰もいなくて好きです。

低山用に購入したシューズ。1年で東京に戻ってくるとは(笑)



2012-10-22

TRX Suspension Training

先日,TRX Suspension Trainingの体験レッスンをしました。気に入ったので,早速,購入です。今まで自重系トレーニングはいくつか試したのですが,なかなか長続きがしませんでした。その理由として,効果が感じられない,効果を感じるまでに,かなりの追い込みが必要であるとか,です。レッスンを受けるまでは,こんなヒモ状のトレーニングギアで本当に追い込めるのか半信半疑でしたが,効果はテキメンでした。

ストラップに片足をかけて,バランスを取りながら上半身を沈める時に,足腰の筋肉がプルプル震えながら細かなバランスを取っているのが,わかります。腕立て伏せをするときも,プルプル震えながら上下運動がはじまります。直線的な固定された動きではなく,バランスを取りながら,トレーニングするのはこんなにも大変なのか?と思いましたね。だから,より実践に近い筋肉の強化に繋がると思っております。米軍にも採用されているようですし,場所を取らないのも大きなメリットです。


先月の終わりに51になって,フォーカスを絞ってきちんとやらないと,上にいけないと思いました。ブラジリアン柔術の青帯から紫帯の間には,果てしなく大きな河が流れています。僕はその川幅の3割を泳ぎ切ったところで,もがいているような感じです。まあだから,やりがいがあるのです。もし簡単に上にいけるのなら,たぶんすぐにやめていたことでしょう。

本日はシンガポールから日本に引っ越してきたジョンに,マウントからの素晴らしい技を伝授してもらいました。彼も僕と同じ青帯ですが,強さは数段上です。とても楽しいスパーリングを2回しました。

確実に言えるのは,昨年の僕よりも,今の僕のほうが強い,ということです。これだけでも前進する価値はあります。

この箱に一式が入っています。DVDもついています。左側の女性がしている運動,実はすごくきついです!

このストラップ(下に垂れ下がっているところ)に足をかけたり,丸いところを握ったりします。米軍仕様はグリップ部分が大きく握りにくいようになっています。

ハンモックのかなり馬鹿でかい固定具に,ジャストフィットしました。こういったものがなければ,木に固定するとか公園の鉄棒でやるとか,かなり自由度は高いです。


2012-10-20

第34回内藤コンファレンス:報告

北海道・石狩川のほとりで開催された内藤コンファレンスが,無事に終了しました。

概要: 今回のコンファレンスのテーマは「感染・炎症・免疫」です。国内外の著名な研究者を招聘し,3泊を共にして,じっくり話し合うのです。ゴードンカンファレンスのような感じですが,ホスピタリティーはこちらのほうが数段上だと思います(学生の寄宿舎に泊まるのも楽しいですが)。僕はオーラルプレゼンで,桑江君はポスターでの発表でした。ボルデテラ属細菌の鉄飢餓における病原性発揮をどう説明するのか? なかなかまとらなくて苦労しましたが,何とかつなげることができたと思います。そしていつも,英語でのプレゼン&ディスカッションは刺激になります。このような発表の機会を与えていただきました,笹川千尋先生に感謝致します。

円卓の会: 内藤コンファレンスの名物?として円卓を囲んでのディスカッションがあります。これはポスターセッションが終わった9時から開始するのです。今日も激しく頑張りましたねみたいな感じで,はじまるのです。
今回は石井研(医薬基盤研究所:アジュバント開発プロジェクト)の先生方,青枝さん,城内さん,小檜山さんと,じっくり話す機会を得ることができました。僕のラボでは,百日咳ワクチンのプロジェクトが進行しています。アジュバントについてまとまった話を聞くことができて,本当にタイムリーでした。研究のほかに青枝さんとは研究者の資質について,じっくりと話をしました。城内さんと小檜山さんは,ジェダイマスターのもとで,日々切磋琢磨している若手研究者です。彼らは,”自分で掴みとった人生”をいきているなあーと,すがすがしい気分になりました。ノーベル賞獲得で日本は華やかになりましたが,これが若手研究者の育成にも,つながってほしいです。そのためにはじっくりと働ける場が必要です。そこまでのデザインを,国と企業がつくり上げる必要があります。

ジェダイマスターとの出会い: 石井健先生と親しくなったのは,2005年の第18回内藤コンファレンスでした。そのときからジェダイマスターはワクチンを指向されていたのですが,今のような大きな潮流ではありませんでした。アジュバント関連の研究がマイノリティーだった当初,石井先生は強烈な信念&執念をもって,「アジュバントの再定義と開発」を行なってきました。先生の羽ばたきが,大きなトルネードを創り出した,と言っても過言ではないでしょう。

円卓の会メンバー: あと円卓の会で親しくなったのは,清野研の倉島さん(剛柔流空手のイケメンファイターです),インドで長らくコレラの研究をされてきた感染研の妹尾さん(今はディフィシル菌の研究をされていて,雰囲気が聖にいさんのジーザスのほうに少し似ています),分生研の岡崎さん(英語での質問がするどかったです),岡山大学・病態機構の伊藤さん(病理&浸潤細胞のお話,ありがとうございました),関西医科大学の大谷先生(小安研時代からお世話になっております。ご結婚おめでとう!),東京都医学総合研究所の藤井さん(ウイルス感染プロジェクト),感染研の鈴木さん(感染病理部第二室)とも,知り合いになりました。あと,みむみむ先生こと三室仁美先生(医科研感染症国際研究センター)。
今回は病理の先生方とお会いする機会に恵まれまして,「病理もしっかりやれ」ということなのでしょうね。事実,ボルデテラ属細菌の感染過程で突き止めなければならないことは,たくさんあるのです。

邂逅: このコンファレンスでは,カナダの留学時代(1995 - 1999, UBC)に知り合ったJohn (実は吉森保先生とも親交があり,世界は狭いと感じます)と再会を果たし,永松環奈さん(元ポスドクでBopNでJEMを出した)の留学先のボスであるHultgren博士とも久々にお会いしました。永松さんは,あわじしま感染症・免疫フォーラムのBBQパーティーで,その時の招聘演者だったHultgren博士に「あなたのラボにいきたい」といって速攻で商談?が成立した猛者です。Hultgren博士と再会できたことに感謝です。また,ワクチンの大家Rino Rappuoli博士には,百日咳ワクチンのお話を伺うことができました。日本の百日咳ワクチンがどのように作製(予研,現 感染研の佐藤先生が大きく貢献しています)されたのか,そして海外に与えたインパクトの大きさなども伺うことができました。

雑感: 僕の方は免疫関連の話についてもアップデートしました。僕の免疫学における知識は,ほとんどシロウトのような状態です。そこで羊土社から出版されている「もっとよくわかる!免疫学」を持参しました。この本を見るのではなくノートとして利用するのです。本の余白にアップデート内容を書き込んでいきます。このやり方はノートがはじめからカテゴライズ(当たり前ですが)されているので,楽しく理解することができます。しかも自分なりの専門書にバージョンアップしていくのですよ。学生さんも如何ですか。

サプライズ: 最後にポスター賞の発表がありました。副賞として研究助成金が授与されます。10名の方に授与されるのですが,なんと,桑江講師のポスターがそのなかに選ばれました。おめでとうございます!

まとめ: 一番感じたのは日本の若手研究者もすごく頑張っているということです。しかも,素直でさわやかなイケメン率が高いのです。研究者イコール野暮ったいというのは完全に過去の話です。今回は,女性研究者の出席が若干低かったので,どんどん参加して英語で積極的にディスカッションして欲しいですね。
ということで,次は分子生物学会(福岡大会・阿形先生)のワークショップでお会い致しましょう。事務局にワークショップタイトルを送ったので,ここで公表します↓


Infection Biology: 
Towards comprehensive understanding of host-microbe interactions

12月12日午後のワークショップを確認してくださいね。こちらは北海道大学遺伝子病制御研究所のさわやかな高岡先生と一緒にオーガナイズ致します。

これからもどこかの学会会場で,お会い致しましょう!




小檜山さん,僕,岡崎さん,城内さん

上記の3人プラス右側が妹尾さん。



2012-10-12

晩秋の行事

今週は珍しく,ジムにも通わず,大人しくラボの居室に篭っています。

科研費申請の季節が,今年もやってきました。

ラボについてコーヒーを淹れてから,48分のタイマーを起動して,仕事をします。ベルがなって12分のタイマーを起動して,ベランダに出てストレッチをしたり,フェイスブックを眺めたり,リフレッシュします。また48分のタイマーを。。。

11時までに3ターンの集中する時間を作って,最優先事項を午前中に終わらせます。職員食堂は11時から開くので,速攻で食べに行きます。すこし遅れると,長い列に並ぶことになります。

午後も午前中ぐらい集中できると良いのですが,集中できるのは精々2ターンですね。それ以降は,FMラジオを低く鳴らしながら,メールの返信を出したり,イラレで作画したり,なるべくリラックスしつつ,雑用をこなすようにしています。最近はぐわーっとやるのではなく,淡々と仕事に向かい,ターン制で終わらせるようにしています。

*****

来週は,北海道にて第34回内藤カンファレンスが開催されます。今回のテーマは「感染・炎症・免疫」です。僕と桑江講師が発表します。科研費申請の合間に,こちらの英語でのプレゼンも整える必要があります。

ちょっと忙しいなあと思った時に,こちらの度量を試すかのように,12月に福岡で開催される分子生物学会のワークショップ企画案の締め切りがふってきました。イケメンの高岡晃教先生(北海道大学・遺伝子病制御研究所)と企画しています。分生に出席される先生方は,楽しみにして下さいね。

12月には感染症関連の本の締め切りも迫っています。年の暮れは,やはり忙しいですね。


2012-10-07

のびていく。。。

先日の韓国出張で,バスでの移動が予定されておりました。飛行機からおりてバスに3時間揺られるのは,つらいなーと思いました。

ということで,ジャージのようにのびるパンツを購入しました。僕が購入したのはGEKKOというブランドです。全く知りませんでしたが履き心地が良かったので,先日,伊勢丹メンズ館に,もう一本買いに出かけました。

メンズ館だけあって,メンズたちで溢れています。グッド・ルッキング・ガイもいましたが,腹の凹み具合は僕のほうが完全に勝っていましたね。店員さんに質問すると,すぐさま色々なものをセレクトしてくれます。「若い時は,店員さんが苦手だったなあー」と思いつつ,フィッティングルームにてストレッチなどをしていました。まあしかし,メンズ館で至福の時間を過ごすには,それなりのコストが必要でありますので,もう少しコスパが高いパンツを探す必要がありました。

その結果,エドウィンでのびるジーンズもチノパンも出していることがわかりました。僕は以前,ジーンズは◯クロで行こう!と宣言しましたが,エドウィンのMade in JPNも捨てがたいですね。ジーンズの織り方にもひと工夫あったりして,買ってきた商品タグをじっくりと読んでしまいました。

これらパンツ4本を基軸として,これからのウインターシーズンに突入したいとおもいます。ストレッチだからといって油断はしませんが,

何かに負けた感じがします。

僕の中で,一つの時代が,カチッと終わりを告げました。
のびない世界には,戻らないと思います。


左から,8010 GEKKO,GEKKOの色違い,ジーンズ,チノパン

2012-10-06

科研費シーズン

皆さん,ご無沙汰しております。

科研費の季節ですね。百戦錬磨の皆さんは,どのような戦略で申請書を書いていくのでしょうか? 僕の場合は科研費も総説も,ほぼ同じようなスタイルで,作業を進めていきます。

1 まず初めにマインドマップ作成ソフト MindNode Proを用いて,科研費の記入項目を入れておきます。そこにキーワードを入れて,マインドマップで全体像を練り込みます。この段階でかなりの時間を費やします。ここで全体の流れがきまりますので,じっくりといきます。

2 次にScrivenerを起動し,各項目ごとのおおよその文字数を指定しておきます。MindNode Proで作成した各項目をコピーし,これを骨子として,書きはじめます。

3 イラレで実験結果・研究のフローチャートなどをまとめて,ワードに貼り付けて,文字数の調節をしていきます。

4 あとは余分な文章を削除し,審査委員の目線にたって,推敲していきます。読んでいて要約しやすい文章は,後に残ります。図表を効果的に使って,文章を画像に変換するテクニックも重要です。

ということで,イラレをたちあげて,ブラッシュアップの作業に移ります。それでは良い週末を!