2012-03-14

たぶん,とりとめもない

先週,金曜日の夜に,待望の雪がふりました。
愛犬のとらが心細くこちらを眺めております↓。
雪が棒のようにカメラにおさまりました。




翌日は上田の山々が,再び雪化粧でした↓。
僕がすんでいるところは,素敵な山々に囲まれています。
今回,目指したのは太郎山。
初めからガスが濃くて,いま一つの天気でした。




太郎山から虚空蔵山にむかう山塊は,稜線がはっきりしており,
ガスがでても迷うことはないと思いますが,
念のためマップをiPhoneに入れておきました。
GPSがついてますから,そこそこ使える精度でルート確認が可能です↓。
目的地の虚空蔵山まで直線で1.3 km離れたところを歩いていることになります。
万が一,ガスっても稜線に戻ることができます。




目の前に虚空蔵山が迫って来ました。
実際のピークはガスで閉ざされておりました↓。
夏場はロープがぶら下がっているのですが,冬場は雪で埋もれているので,
安定した木々を探しながら,這いつくばるようにして山頂を目指しました。




途中,木々のなかに埋もれながら風をやり過ごします↓。
この季節,太郎山から虚空蔵山まで縦走する方は,あまりいないので,
一人だけの風景を思い切り満喫しました。
雪のなかにうもれて,空にのびている木々を眺めたり,
時々,おとずれるヒヨドリを眺めたりしました。




足元には,僕の住んでいる街が広がります。




ときおり,何かの契約を,突然破棄されたかのように,
風が吠えまくり,山から僕を追いだそうとします。
太陽が翳り,風の音で鳥たちのさえずりが聞こえなくなっただけで,
心臓の鼓動が速くなります。
体が不協和音に反応し,来るべき何かに備えます。




何時間か,かけて,反対側に辿り着きました。
無事に下山できたことに,感謝です。